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読書メモ34「シグルイ」


牛股権左衛門

これはどこかで見たことはあるでしょう。
それの原典はシグルイ。

冒頭の画像の時点では人の形を保っている牛股センセイだが
この後はもう、人ではないものになっていく。
というか、登場人物が全部やべー。

人間の断面を見慣れこそしないが
教科書で見たり、写し書きさせられたりもしたので
まあそうね、って感想くらいしか持たないものの
だいぶグロいので、泣いちゃう人もいるかも・・・。

私は曖昧先生が一番好きで、曖昧な状態っていう表現が
ああもう一生使っていきたい!
と思ったのであった。
日ごろ会社で曖昧な人たちに困っているからでしょう。
あいまい!あいまい!

シグルイって、死に物狂いってことかな。
藤木も伊良子も侍になりたかったのが新選組っぽい。
天下の大将軍になりたい信(キングダム)も同じと言えば同じか。
立身出世したいのだろうが、
そういう世界終わって長い現代社会に生きる私と、
産褥で「男の子を生んでね」と平民の小作農の分際で言ってくる奴らに苦しめられがちな女性としての私は、
御家大事ぃ!って、「はぁ何なんそれ?」になっちゃう。
なのでラストの三重の気持ちは
「わかるよ!三重!」
となった。けど、それは私の勝手な解釈なので、ほんとは分かんない。

どうでもいい関係性の人がどういう意見を持っていても
「人を傷つけない限りは」どうでもいいんだけど
身近な人間には少し圧が強いらしいので
いつも心に牛股師範をおこうかなと思う。
圧を掛けているつもりは毛頭ないのだが
多分私のオーラが強すぎるのだと思う。(スピ系じゃないけど)
オーラが見えるって言ってた友人のご主人に
「怒りの白熱が見えたことがある」
って言われたことあるし笑

死んじゃった恋人に
「りんちゃんの言葉にはチカラがあるから届いちゃうんだよ」
って言われたことがある。
あまり言葉を離さないようにするしかないのだろうか。


おしまい

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林田りんだ
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