ツボナージュとは?3

前回から、かなり間が空いてしまいました。
申し訳ありません。
ではさっそく、背骨の凝りについて書かせていただきます。

普通、背中の凝りをほぐす時には、
背骨の両側にある脊柱起立筋という筋肉を圧していきます。
これは、とても気持ち良くて、良く効く治療です。

しかし生活様式が大きく変化した現代では、
もう一つ、とても大切な治療ポイントがあります。
背骨の真上です!

普通、背骨の真上には筋肉がないことになっています。
ところが大きく身体を動かすことが少なくなり、たいていことはポチッとパソコンなどのボタンをタッチすれば良くなった現代では、脊柱起立筋を中心とする背骨周りの筋肉が凝り固まって背骨の真ん中まで登ってきています。

そこでツボナージュの出番です。
腕や指の力を使わないツボナージュは、骨そのものをギュウギュウ圧すことなく、しっかり圧を背骨の真上から背骨の裏側へ、そして内蔵にまで通すことができます。
これで背骨の上に登っていた筋肉は正しい位置に戻り、内臓の血行も良くなり、柔らかくほぐれて働きが良くなります。
ほとんどの内臓も血管も平滑筋という筋肉でできているのでほぐれるのです。

次は下半身の治療についてです。
前回の記事にも書きましたが、現代人の治療ポイントは身体の表から裏に変化しています。

これは足も同じです。
もちろん表にある足の三里など大切なツボもたくさんありますが、
ツボナージュならでの治療点は太腿の内側を中心とする裏にあります。
お年を召した方にO脚が多いのは足の内側の筋肉が衰えているからです。
あまり歩かず全身を使って仕事や家事をしなくなった現代人は、日常生活で裏の筋肉を使う機会が激減しています。
その結果、太腿内側に大腿骨より太く冷えた硬い凝りができてしまっています。

皆さん、ご存知のように太腿の内側はとっても柔らかくてデリケートです。
しかし! ツボナージュならば、例えこの太い凝りが奥深くに潜んでいても、しっかり圧を通して溶かすことができます。
この凝りがなくなると、将来のO脚リスクがなくなるだけではありません。
実は、この凝りはお腹の内臓を貫いて腰まで届いているので、腸から膀胱、女性は婦人科系臓器、男性は前立腺までほぐれて調子が良くなります。
もちろん腰の凝りもほぐれます。
 
3回に分けて書かせていただきましたが、
ツボナージュの大きな特徴は3つです。

1、  腕や指の力は使わず全身を使った身体の奥まで届く力で治療する。だから、どんなデリケートなところもしっかり触って治療できる。
2、  身体の裏側を中心に治療する。
これによって現代人独特の凝りをほぐすことができる。
3、  上記の2つの方法で治療することによって内臓までほぐすことができる。
 
また近々記事を更新いたします。
よろしくお願い致します。



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