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障害年金「反対派」の精神科医の思想が偏りすぎていた話
僕が学会で知り合った精神科医A(障害年金反対派)から聞いた話
医者はどの診療科であっても、学会というものが定期的に開催されていることを知っている人が多いのではないかと思う。今回は、精神科医が集う学会で知り合った精神科医Aが学会後の飲み会で堂々と語っていた話だ。医者といえど、ネジが飛んで無くなっている人がいることを知って欲しくて、特定されないギリギリのところで書いてみることにした。(本当はそのクリニック名を書き込みたい☺️Googleの口コミ対策しているのか、一般的に低評価が多い精神科クリニックにしては、なかなかの高評価を記録しているんですよ。皆さん口コミを信用しすぎないでね)
「〇〇の人には障害年金を書かない」と主張する精神科医A
大学生B君は有名国立大学を休学していた。B君は同棲している彼女と一緒に精神科医Aが一人でやっているクリニックを半年ほど受診していた。過去に別の精神科に通院していたらしく、障害年金の要件を満たしていたため診断書の作成を精神科医Aに依頼した。
診断書の作成を断った精神科医Aが主張する理由に一同ドン引き
精神科医A「大学に入れている時点で、年金は出せない。基本的に俺は大学に入れてるやつには書かないようにしてる」
他の精神科医一同「。。。。」
なんと、診断書を断った理由がそれだけだった。もっともまともな理由が来るのかと思っていたので拍子抜けしてしまった。
場がしらけ、話は終わった
この発言までは他の精神科医も耳を傾け、相槌を打っていたのだが、精神科医Aのヤバすぎる一言で、耳に入る音声は店内に鳴り響くオーケストラ曲だけになったのを覚えている。
精神科医Aから続きの話を聞いてみて
自分もまだペーペーだったというのもあるが、当時は他の精神科医から障害年金の話を聞けるのは、ある意味貴重な経験だと思っていた。そこで、個人的に精神科医Aから続きの話を聞いてみることにした。別の話も織り交ぜながら、聞きたいことを質問をしていった。そこで、大学生B君の大学名、彼女と同棲していること、処方していた薬や量を聞いた。大学生だということ以外に診断書を断った理由として大学生B君が「グレーゾーン」という主張をしていたが、処方している薬の量は処方できる最大限だった。
診断書の拒否の本当の理由は精神科医Aしか知ることはできないが、、、
転院してきた患者さんからよくされる質問がある。
患者「高学歴や給料の良い企業に勤めている人は発達障害とは診断されないのでしょうか。」
僕「特にそういう診断基準はありません。」
精神科医Aの「大学に入れている時点で、年金は出せない。基本的に俺は大学在学中のやつには書かないようにしてる」の発言の意味を理解した。自分より高学歴の人に年金を出したくないだけなんだと。これはあくまで僕がそう考えただけであり、本当は精神科医Aがどう考えているかはわからない。
ここで皆さんに知ってもらいたいのは、医者も一人の人間だということ。
当たり前のことなんだが、医者を崇拝する傾向がある日本では、そのことを忘れてしまって、絶対的な存在だと思い込んでいる方が多いように思える。
もし、精神科医Aのような医者に当たってしまったら、臆することなく病院を変えることを勧める。
人間つらい時期が来ることがある。
そんな時に、もう一度頑張ってみようと思えるような障害年金というセーフティネットがあるんだからどんどん利用して、自分の思い描く未来に果敢に挑戦していってほしいと思っている。
後藤怜太