マックにて
有楽町の舞台の合間。
われわれそうてぃんず6人は次の舞台までの1時間を有効に過ごそうとまず隣のビルのPRONTOに行った。
だが、さすが金曜日。満席で入れなかった。
うろうろ歩いたが仕方なくアルコールを諦め、すぐ座れそうな地下のマック(関西はマクド?)に決めた。
その間15分くらい?
1人女の子が荷物を見ていてくれたので、他のメンバーとレジに向かう。
まず、私の前に並んでいた男の子が気づいた。
私に向かって何も言わずにあっちを見ろと指を指している。
商品の受け取り口。
パッと見ると、さっき舞台に出ていた西野さんの衣装とよく似ている青いシャツを着た人が商品を待っていた。
あ〜西野さんのファッションが好きなファンの人なんだね〜それをわざわざ教えてくれたの?
と、思いながらしばらくの時間その人を見ていた。
ん?ん??え??? ほ、本人!?
しかもそのご本人の後ろにそうてぃんずが3人並んでいる。
気づいてない笑
私はレジの列を小走りに離れ、女の子の肩をたたき、無言で前を見ろと指をさす。
そして、小走りに列に戻る。
(ちなみに私の後ろには誰も並んでなかったから横入りじゃないよ)
私の前の男の子はもう順番が来て注文を始めてしまっていたし、私はいつもの通り恥ずかしいので見て見ぬふり。
勇気ある女の子は西野さんの背中を「つんつく」して、振り向かせ、握手をしてもらっていた。
私にもこっちに来いと手招きされたけど行かなかった。
だってね、恥ずかしいもん。
軽く挨拶をして西野さんは戻っていった。
心残りは離れた場所で荷物を見てくれていた女の子を呼べなかったこと。
またご縁があればあんな遭遇もできるはず。
その子にもそんな時が訪れますように。
オタクおばさんは、みんなの興奮して喜んでる姿を見てニヤニヤしてた。
次の舞台は見れないという男の子が帰り際、
「うちのそうとをよろしくお願いします」と言い残して帰っていった。
その言葉がずっとホッコリして面白くて心に残り、忘れられない。
PRONTO、満席でありがとう。
ーーー
ちなみにそうてぃんずとは、西野さんの朝ラジオを聴いているファンのこと。一度でも聴いたらもうそうてぃんずの仲間入り。水色のツボを買わされるハメに…(冗談)