本当にあった「避暑地」
今まで聞いたことはあっても行ったことはなかった「避暑地」。
夏は暑いから涼しいところに行って暑さから逃れるなんて、そんなことわざわざしに行く?そんなの外国の話でしょ。
そう思っていた。
長野県某所、標高1300m。
とある別荘地にセカンドハウスを探しに行ったとき、どの家にも室外機が見当たらない。
暖炉の煙突はよく見かけるのに。
まさかエアコン無しで夏が過ごせるわけがないと思っていた。
今住んでる家では朝から晩までエアコンつけっぱなし。
電気代を節約しようと扇風機だけで耐えようとすれば命にかかわる。
リビング、おばあちゃんの部屋、3人の子どものそれぞれの部屋、寝室。
みんな家にいれば6台フル稼働。
みんなでリビングで仲良く過ごせたら一番いいけど、現実的にはそうもいかない。
セカンドハウスを探しに行ったのは秋からで夏は初めて。
冬の雪道の状態ばかり気にしていたから、夏のことはぜんぜん頭になかった。
この夏行ってみて本当に驚いた。
「避暑地」って本当にあったんだ。
エアコンいらない。
室外機が見当たらない謎が解けた。
窓を開ければ涼しい風が入ってくる。
なんなら朝は肌寒い。8月なのに。
ここが同じ日本?
夏の間はこっちで暮らしたいとさえ思えた。
現実問題まだ無理なんだけど。
実はもう一つ本当にあるとは思っていなかったものがある。
それが「天の川」。
七夕のときに聞く昔話に出てくる架空のものだと思っていた。
たしか初めて見たのは30代半ば。
新潟の山の上の星がよく見えるところに旦那の親戚が連れて行ってくれた。
夜空の満天の星空に白っぽい帯のようなものが見えた。
あー本当にあるんだ。天の川。
それ以来、キャンプなどで星空が見えるたびに天の川を探している。まだあのとき新潟で見たほどのはっきりとしたものには出会えていない。
今回は天気が悪く星空観察ができなかった。
いずれ星空がきれいに見えることで有名な阿智村なども行ってみたい。