コロナ禍出産におすすめのアロマ
もうすぐ親友が初めての出産を迎えます。
遠方にいて、コロナ禍でもちろん会いに行くことはできないし、初めての出産なのに病院へは1人で行かなければならず、家族の立ち会い出産や面会をも人数と時間を制限されていると聞きました。
初産の妊婦さんはただでさえ不安なのに、このような状況下におかれ、更に不安が募ってしまうのではないかと心配ですよね。
家族や友人は遠くからエールを送る事しかできず。。
何とか少しでも安心して赤ちゃんを迎える方法はないのか、アロマセラピストの視点で考えました。
コロナ禍で出産を間近に控えた方や、そのご家族に向けて、香りでエールを送りたいと思います。
出産とアロマについて。
私自身、3人目の出産の際にはアロマで産みました、
なんてお客様や生徒さんによくお話をするので、
「アロマで産むってどういう事?」という質問をよく受けます。
もちろん出産には様々な形があります。
予期せぬ事も沢山あります。
ここでは、妊娠期ではなく、陣痛が始まってからの自然分娩での出産時に限った使用法をお伝えしたいと思います。
アロマセラピーには
まず、
①肌に塗る使い方
②空間を香らせる→精油の拡散
この2つの使い方があります。
マッサージオイル、というのは植物オイルに精油をブレンドしたものです。
肌に直接塗ることができて、スキンケア、保湿、炎症を抑える、などの効果があります。
精油本体は直接肌に塗ることができないので、自身でオイルに混ぜたり、スプレーを作成したり、ディフューザーに垂らしたりして使用します。
まず、精油を嗅ぐ方法としておすすめなのは、
⚫︎ルームスプレーなどを作っておいて、陣痛室や分娩室に香らせる方法
⚫︎ハンカチなどに精油を垂らして嗅ぐ方法
⚫︎ディフューザーに垂らして香らせる方法
があります。
出産時(陣痛がきてから)におすすめの精油は、子宮の収縮を促し、赤ちゃんの娩出を助けてくれる代表的な精油
ジャスミンやクラリセージ
こちらに好きな香りを数種類ブレンドして使用します。おすすめは気分をリフレッシュしてくれる柑橘系かな。
ジャスミンやクラリセージには子宮を収縮させ、出産を促す作用があるので、妊娠期には禁忌の精油です。
だからこそ、陣痛が始まったら大活躍なのです!
初産の場合、子宮の収縮にも子宮口の開きにも個人差があり、時間がかかる事が多いので、気持ちばかりが焦ったり、1人で不安に押しつぶされそうになるかもしれません。
そんな時、精油の香りはあなたに
「大丈夫だよ」
と語りかけてくれ、
ジャスミンやクラリセージの役割であるエストロゲン様作用により
子宮の収縮も助けてくれます。
もちろん、この2つの香りにも好き嫌いがあるので、嫌いなら無理に使用するのは厳禁ですが
その時は、自分のとことん好きな香りで心と身体をリラックスさせましょう。
さらに一歩踏み込んで、タッチングによるリラックス作用を得るために
植物オイルにブレンドしたマッサージオイルを腰やお腹に塗るというのがおすすめです。
本来ならば、付き添いしてくれる方にやってもらうのが1番ですが、
何がなんでも1人で!という状況ならば、
陣痛の波が去った時に
自分でお腹や腰に塗り込みましょう。
私の出産した産院では、これら全てを叶えてもらい、分娩室はジャスミンの香りに包まれて
無事、三男坊を迎える事ができました。
分娩の際、助産師さん達がすごく喜んでくれたのが印象的でした。
産後はクラリセージやラベンダーで部屋を香らせ、
マッサージオイルは産後のお腹の引き締めの為にお腹に塗り込み使いました。
産後は興奮して眠れない事も多いのですが、ぐっすり睡眠もとる事ができたので、産後の回復の早さに驚かれましたよ!
出産にアロマの香りを取り入れて
少しでも安心して大切な家族を迎えられますように。
そして何より、これから始まる育児に少しでも笑顔でいられるよう質の良い睡眠をとれますように。
ママの心身の健康を心からお祈りしています。