ワクチン接種後の痛み緩和ーアロマでできること
先日ようやく1回目のワクチン接種を終えました。
接種後すぐから、接種部位と腕全体の痺れを感じ、その後腫れと痛みが強くなりました。
処方された鎮痛剤を飲むほどではない状態だったので、セラピストとして精油を使ったアロマケアでできることを実践し、まとめてみました。
精油の香りは、痛みによる不安や緊張といった精神もリラックスさせます。
それに加えて、炎症や筋肉痛といった痛みを緩和したり、毒素を排出しやすくする精油も多く存在しています。
精油でできる、接種部位の痛みケア
今回は、手に入りやすい数種類の精油を使って私も実践したアロマケア方法をご紹介します。
初級編 : ①接種部位の冷湿布ー接種後すぐから可能
<方法>
1. ボウルなどに冷たく冷やした水と氷を入れる
2. 1にペパーミント精油(ハッカ油でも可)3滴+ラベンダー精油3滴を入れる
3. 小さめのハンドタオルを2に浸して、水分を絞る
4. 接種部位に当てます
5. 再度浸して絞って当てるを繰り返す
※保冷剤などを使いたくなりますが、急激に冷やしすぎてしまうと、皮膚はそこに血液を送ろうと加温作用が起きてしまします。皮膚を20度くらいの適度な温度に冷やしてあげることが大切です。
お子さんの場合は特に、家に帰ったらすぐにやってあげてください。
これだけで私はとても楽になったので、ぜひお試しください
初級編 : ②ハーブティーを飲むー接種後すぐから可能
接種後は、デトックスを促すハーブティーやお水を積極的にとりましょう。ハーブは、利尿作用のあるレモングラスやジンジャー、ローズヒップなどが特におすすめ。 冷やしてもホットでも大丈夫ですが、芳香によるリラックス作用を得たい場合は、ホットがおすすめです。
ご自宅になるもので大丈夫なので、ぜひカフェインやお酒ではなく、ハーブティーをたくさん飲み、体内に漂う毒素を排出しましょう
中級編: アロマで足湯
接種後は、接種部位が熱をもったり、腫れていたりするので、長く湯船に浸かるのは逆効果。
だけどシャワーだけではなかなか溜まった毒素を排出しづらいので、毒素の溜まりやすい足の血液の循環を促すグレープフルーツ・ジュニパー・ゼラニウム、ブラックペッパーなどの精油を使用して行います
<方法>
1.洗面器などにお湯を張る
2.天然塩大さじ二杯くらいに精油を5滴入れてよく混ぜる
3.お湯に入れてかき混ぜる
※精油を直接お湯に入れると、お水に溶け切らず、表面に浮かんでしまったりします。それが皮膚にあたって刺激になってしまうことがあるので、必ずお塩やバスミルク、バスオイル等で乳化を促しましょう。
上級編: 接種部位のクレイパック
こちらはアロマ上級者向けですが、チャレンジしてみたい方や、より効果を得たい方にはおすすめです。ラベンダー精油の鎮痛作用、炎症を抑え、傷跡を修復しやすく作用も有名ですが、そこにクレイの効能をプラスして行います。
<方法>
1.カオリンやガスール、モンモリオナイトなどのクレイを使用します
2.歯磨き粉くらいの硬さになるまでお水を加えて練ります
3.そこにラベンダー精油を2滴入れてさらに混ぜる
4.完成したクレイペーストを接種部位の周辺に大きめに塗る
5.10分から15分置いてクレイが固まり始めたら洗い流します
クレイの効能
クレイには色々な作用がありますが、特徴として一番大切なことは毒素を排出することと、瘢痕形成作用です。
独特の分子構造が、老廃物や毒素を吸着する優れた性質を持っています。
接種部位の炎症は、異物の侵入から身体を守るために起こります。
炎症によって、血液や不純物が停滞しやすくなると痛みを伴うのですが、クレイは炎症と共に起こる痛みも抑えられます。
ちなみに私はクレイのこういった作用を知っていたのでクレイパックを一番に試してみたところ、皮膚表面の冷却作用、鎮静作用ももたらしてくれて、痛みが楽になりました。その後の経過はすこぶる順調です。
冷却、鎮静、瘢痕形成作用を利用して、ひどい日焼けしてしまった箇所にもこの方法で痛みが楽になったり、なかなか治らない傷跡も少しずつ緩和した経験があります。
あくまで個人的な見解ですが、クレイに興味を持っている方が最近増えているので、ご紹介しました。
アロマケアは、日本ではまだリラクゼーションを目的としたもので
治療ではありません。
発熱や、我慢できないほどの痛みが続く、夜眠れない、などの場合は
決して無理をせず、処方された鎮痛剤を服用し、少しでも早く痛みが収まるようにしてくださいね。