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Photo by
kawasato225
やればきっと誰かに届く/エッセイ
今週日曜日に開催するお祭り。
地元のお店3店舗で開かれる小規模なものだ。
私はその主催者メンバーである。
これまでのイベントでも
ポスター作成を担当していたので、
今回も任された。
ポスターを作り始めると
楽しくて止まらない。
フォントを変えたり
背景をぼかしてみたり
画像を付け足して
色を変えてみる。
だけど作り終わると不安になる。
こんなもので人が集まるのだろうか。
プロの作ったポスターと比較して
やっぱり素人感満載で嫌になる。
でも締め切りが迫っているので
これが今のベスト、と妥協して提出する。
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数日後、ポスターが届いた。
完成形を見て悲しくなる。
想像以上にイケテナイ
頑張ったのに意味ないかも。
でも刷ってしまったのでこれを配るしかなく。
仲の良いお店にいくつか貼ってもらった。
こんなんじゃ人集まらないな
次はもっと頑張らなきゃ
などと思っていたら
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今日のお昼に連絡が来る。
「タウンニュースに載せてもらえるって」
オーナーいわく
タウンニュースの方が他のお店のポスターを見て
電話をかけてくれたとのこと。
あぁよかった。
きちんとポスターを見てくれた人がいるんだ。
プロみたいに上手くはいかないけど
やればきっと誰かに届く
そう信じて。