行政書士試験当日まで続けること
鮮やかな記憶を手にするために!
行政書士試験本番で最高のパフォーマンスを発揮するためには、
問題文に対し的確にキーワードを射抜き、その瞬間に判断しながら事案を読み進める力が必要となります。
上記の源となるのが鮮やかな記憶です。
しかし、記憶はすぐに色褪せます。
この受験生共通の問題である忘却する知識を、維持管理し、瞬発的な想起が可能とするため、本試験日当日まで続ける対策があります。
上記の計画では、記憶をしていっても、維持管理することができません。
なぜなら、記憶のアクセスの回数が1回だけで、忘却に対する対策が欠けているからです。
りす塾の計画は、忘れることを防止(忘れ止め)を最優先し、記憶の精度を徐々に上げていく方法を取っています。
基礎的論点を確実にしてから応用論点の記憶を高める方が、記憶のインプットがしやすくなるロジックによるものです。
民法・行政法を日替わりで、1時間で総確認
受験生の平日の学習可能時間は2時間~3時間程度でしょう。
その可処分時間で、「記憶」、「問題演習」、「素読」、「論点確認」、「マイナー科目の対応」etcをおこなわなければなりません。
その中で上記のような「鮮やかな記憶」に割ける時間は必然的に限られていきます。
そこで算出された時間が1時間となります。
りす塾の記憶教材「りすカード」は、民法:#1~356、行政法:#1~254あります。
これを各科目1時間で見ていきます。
覚えるというよりは、確認をする(めくる)というイメージが近いでしょう。
日替わりで行政法・民法をめくっていきます。
はじめは、「項目タイトル」「趣旨・定義」「要件・効果」から
この膨大な記憶教材を確認する。となると無理、できるわけないと思われるかもしれません。
しかし、それは方法を知らないからです。
はじめは、以下内容のチェックから始めると良いでしょう。
「項目タイトル」:
問題で使う項目です。これを確認しなくては膨大の知識の何を確認しているか見失いますので毎回必ずチェックします。
「定義・趣旨」:
制度の内容が記載されています。どのような場面でこの知識を使うか?が記載されています。問題の事案にあてはめをおこなうための重要な記載です。
「要件・効果」:
上記のあてはめをおこなう場合のチェックすべき事項が記載されています。問題文を読むうえで、どの制度が問われているか判別する際のキーワードとなる事項、配慮しなければならない事項が記載されています。
上記の確認は、基礎的な問題に対してテーマ選定、あてはめ、判断をする上で重要となります。
また、上記で判断、解答できる問題はAランクとなります。
この部分を1時間で確認していきます。
これを最初の1週間ほど、(民法4回、行政法3回で7日)で確認(めくる)できるようにします。
より知識を鮮やかにするために「表の枠」をみる
上記ができるようになったら、知識の幅を広げていきます。
この際は、「表の枠」を見ていきます。
「表の枠」は問題の問いとなる部分です。その答えが「表の内容」です。
この、問いと答えの紐づけができていなければ「表の内容」をいくら覚えても使うことができません。
試験で使える知識にするために「表の枠」を必ずチェックしてから内容の確認をしていきます。
表のレイアウトを記憶していることが「鮮やかな記憶」の第一歩
上記をおこなうことで、徐々に内容が充実していきます。
なかなか完成するものではありませんが、表のレイアウトから徐々に内容が鮮やかになっていきます。表のレイアウトを記憶していることは、鮮やかな記憶の発展途上ということです。
ご自身の記憶の精度を確認する際の目安となります。
わからないカードは、別の学習時間に確認・補完
1時間の知識確認をしている際に、不明のカードを発見する場合があり、つい立ち止まってしまうことがあります。
これは厳禁です。
この学習は知識の確認、忘れ止めが目的です。不明カードの内容をゆっくり見ていては、到底1時間で見ることができませんし、目的外の学習をしていることになります。
わからないカードには、付箋などを貼って、別の学習時間に確認・補完してください。これをおこなえば次回の知識確認でスッと見ることができるようになります。
1時間のデッドラインを守ることで集中力を維持
記憶の確認は、必ず1時間で終わらせてください。
あと少しで、最後までいくから延長しよう。はナシです。
次回の、確認はまた最初から始めます。
これにより集中力を維持してカードのチェックができるようになります。
できない場合は、「どうすれば時間内に入るか」どのようなチェックの方法をすべきかを本気で考えてください。
この学習の真の目的は!
本学習の真の目的は、本試験当日にあります。
本試験当日の試験前の学習で、民法1時間、行政法1時間でチェックしてから試験会場に入れば、本試験に鮮やかな記憶を維持した状態でのぞむことができます。
また、本試験中問題に対し瞬発力をもって対応することができます。
冒頭で述べた、解くべき問題は確実性をもって解き、解かなくてよい問題は瞬時に判断し飛ばすことができます。
行政書士試験本番で最高のパフォーマンスを発揮することができるのです。