ちょっとしたDX
現場ではちょっとしたことが、悩みの種だったりします。
例えば工事現場に誰がいっているか分からないとかですね。。
もちろんLINEで連絡はとりあっているのですが、そこそこ人数が多いと管理がなかなか難しいと。グループウェアのようなソフトが入っていればいいのですが、入れていないところも多いので、現場でも入力しやすいアプリを用意してみました。
ついでにトラックなどの車両予定も管理したい、ということだったので、カレンダー把握もできるように。
ノーコードツールAppsheet
業務アプリを作成するのに使ったのはGoogle のAppsheet。プログラムの知識なしでアプリケーションの作成ができるノーコード開発ツールです。
マップ連動やら現在位置やら検索をテーブルタイプだけで表現できてしまい、しかも10ユーザ以下無料で使えるGoogle Appsheetはもはや神。
Kintoneでも同様のことはできるかと思いますが、如何せんお試しで使えるのはとっても大きいんですよねぇ~。
機能は3つです。
1.カレンダー機能
2.予定入力(最適化ルート検索)
3.スタッフの現在位置登録・把握
といっても、カレンダーと予定入力のスプレッドシートテーブルは同じ"予定表"のシートを使ってます。こんな感じ
これをViewsタイプからデータソースを"予定表"にして、View Typeを"カレンダー"にしたら
こんなカレンダー表示なりました。
さて本題の社員の現在位置把握機能です。
テーブルはこんな感じ
Appsheetはこんな感じ。ポイントは場所のテーブルタイプが"LatLong"。これは、位置情報(緯度と経度)を表すデータ型です。このデータ型を使用すると、ユーザーが地図上で特定の場所を選択したり、GPS座標を入力することができます。
スマホ入力画面はこんな感じ
スマホからは、現在位置を表示してくれるので登録も楽ちん
位置情報データクリア自動化
現在位置は毎日クリアするようGASを作って(ChatGPTが!)みました。
function clearLocationData() {
// スプレッドシートのIDとシート名を置き換える
var sprexadsheetId = 'xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx';
var sheetName = '現在位置';
// スプレッドシートを取得
var spreadsheet = SpreadsheetApp.openById(spreadsheetId);
var sheet = spreadsheet.getSheetByName(sheetName);
// 2行目から最終行までをクリア
var lastRow = sheet.getLastRow();
if (lastRow > 1) { // 2行目以降が存在する場合のみクリア
sheet.deleteRows(2, lastRow - 1);
} else {
Logger.log('2行目以降のデータがありません。');
}
}
トリガーはこんな感じでセットして、23時~23:59に自動で位置情報データをクリアします。
という感じのアプリでした。動きはこんな感じ。
よく思うのですが、中小企業は人手も資金も余裕がないので、
同じ業界で同じような小さな課題をまとめて、受注して
一度地方に赴いて、デジタルやAIを活用し業務を改善していくの需要とかないかなぁと。
特定地域づくり事業協同組合が、器としては近い気もしますが
関係人口の創出にも繋がるのではないかと思っております。