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料理の本は定期的に新しくした方がよいと思う
私は料理するのが好きです。
故に本で研究するのも好きで、たくさんの料理本を持っています。
しかし最近気づいたことは、20年以上前に買った料理本で作ると、今の自分が食べたい味付けではないと言うこと。
なんというか、「濃い」のです。塩気や甘みが。
こうそれぞれが舌にガツンと来る感じで。だいたいどれで作っても同じです。
今欲している味とは、一瞬であるが、ほんのりじんわり口の中に広がって、
「おいしい~♩」
と思わず言ってしまうような味付けです。
(わかりにくくてすみません)
毎日食べるには、洋食よりは和食がいい、となります。
もうね、本当に素材がよいか、素材の持ち味をうまく引き出すことができれば、味付けは本当に塩、しょうゆだけでいいんですわ。
だしなんか素材によって使わなくてもいいくらい。
おそらく、自分の持っている20年以上まえの料理本たちは、「料理に味付けをするための味付け」なのでは?と思いました。
そういう意味で、最近本当にすばらしいと思ったのが、
テレビでも最近お見掛けする、野崎洋光さんの料理本です。
南麻布の料亭「分とく山」の料理長です。
上の画像の「和食のきほん 完全レシピ」(世界文化社:2016年)で作りますと、本当に毎日お家で料亭のようなごはんが食べられます。本当に感動ものです!!
材料も高級なものや特別なものはなく、スーパーで買えるもので作れるよう配慮して下さっています。
工程の写真も多く理論もしっかりしていて、帯にあるように本当に「一生もの」の本だと思いました。
私のように超くいしんぼうの自炊大好きっ子にお薦めの本です。
注意点ですが、「簡単レシピ」のような料理本ではないので、きちんと下ごしらえの工程を踏む必要があります。
野崎さんはあくまでも家庭で食べる料理を教えて下さっているので、工程は難しくはありません。ですが、決して時短のものではありません。私のように、おいしく食べるには多少時間かけてもOK、の方にお薦めの本です。
最近は色んな料理本が分かりやすく面白く作ってあって、パスタもインドカレーも本さえあれば、必ずお家で作れます。
もちろんカレーなどはお店で食べるのも楽しいんですが、おうちで多めに作って、職場のランチ用に持って行って、インドカレー屋さんの香りを充満させて同僚をざわざわさせる、ということもやっています。楽しいです。