#40 巨大子宮筋腫.腹腔鏡手術後6&7日目。 とにかくお腹が痛い。 退院後、家で安静時重宝した物。欲しかった物。
■退院したらお腹の痛みが少し強くなった
病院では他の人の目があるので、患者と言えども
私はそれなりに気を遣っていたのでしょう。
病室から出るときは、病人なりに身なりに気をつけたり
(爆発した髪の毛を整えたり、乱れたパジャマを直す)
気を張っていたと思います。
家に帰ったら、気の張りが減ってだらけました。
その影響か分かりませんが、
お腹の痛みが少し強くなりました。
自分の感覚痛みの数値。
10を最大として手術後4日目の痛みが3.6。
退院し手術後6&7日目は5に。
治る過程ではこういうこともあるかと、
あまり気にしていませんでした。
(私の場合。この痛みが後に続く、ちょっとやっかいなことにつながるのです)
■退院して良かったこと。
心おきなく『おならができる』
病室で、
『あ、おならしたい』と思っても、他の患者さんがいるので
なんとなく我慢してしまい、
放屁のタイミングがずれることが。
でも自宅なら出したいときに出せる。
この開放感は最高でした。
健康なときならいざ知らず、
腸の巡りを良くしなくてはいけないこの時期には
この開放感は大事。
そんなことを考えると、
個室の病室っていうのは良いのかもしれないと思いました。
■病室の【電動ベッド】と【ベッド脇の柵】は素晴らしい
腹腔鏡手術後数日、お腹全体がとにかく痛かったです。
ベッドで・・・
座るとき
横になるとき
寝返りを打つとき
起き上がるとき
立ち上がって歩くとき
とにかくお腹が痛かったです。
そんな時に役に立ったのが、【電動ベッド】と【ベッド脇の柵】
電動ベッドでよく使用したのは、【上半身を起こす】です。
これを使えば寝ながらにして起こしてくれます。
ある程度まで起き上がれば【ベッド脇の柵】をつかんで体勢を整え、
座ったり立ち上がることができます。
痛いけれど、なんとかこれで体勢を変えられる。
家で過ごすようになってしみじみ知りました。
病室にある【電動ベッド】と【ベッド脇の柵】は
本当に助けになっていたと。
■退院後【電動ベッド】と【ベッド脇の柵】に変わる物を用意しておいた方が良いと思った
自宅には【電動ベッド】と【ベッド脇の柵】がないので、自力で体勢を変えなければなりません。
かなりしんどかったです。
ちょっと動くだけでお腹が痛い。
この痛みを感じるかと思うと、動くのもためらいます。
身体の向きを超スローモーションで変えたり、
腕で踏ん張ったりして、ようやく体勢が変えられました。
脂汗かきました。
それでも、ズキーンっと襲ってくる痛み。
つらかった。
このつらさを予想できたなら、予め何かしら用意しておいたのに~と
涙ぐむほど痛かった~。
特に私は布団なので、ベッドよりもしんどかったかもしれません。
(ベッドなら脚を下ろせば立ちやすいけれど、
布団は床から身体を持ち上げるので、お腹に負荷がすごく掛かる)
ふと思いました。
あれ使ってみよう。
それはこれ。
牛乳パックで作った椅子。
高さ19cm×幅30cm
(「牛乳パック 椅子」で検索すると出てきます)
普段はPC作業をするとき机の下に置いて、
脚を乗せています。
脚がむくみにくいし、ラクだから。
これを布団の横に置きました。
布団の上で立ったり座るときに腕を置き、腕のチカラで身体を支えるのです。
自力だけよりもこの台を使った方が断然ラク。
お腹への負担が減り、痛みも半減しました。
牛乳パック椅子でなくても、
ご自宅に安定した台があればそれが良いと思います。
でも本当に欲しかったのは、
【腕で引っ張れるもの】です。
この方がもっと痛みがなかったと予想します。
↑↑↑↑
イメージ
こういう綱が欲しかった
一般的な家には引っ張れる綱はないかと思います。
安定したテーブルの脚とか、椅子とかでも、
腕で引っ張って身体を支えられれば良いと思います。
■風呂場の専用椅子はすごく役立った
腹腔鏡手術後は、
ヘソを清潔にするためシャワーを毎日浴びるように言われます。
シャワーはとても気持ちが良い。
痛みを耐えて凝り固まった身体をほぐしたい。
湯船には入れない分、シャワーを長く浴びたい。
髪の毛も洗いたい。
でも、ずっと立ったままはしんどい。
だから座りたい。
しかし、一般的な風呂椅子では厳しい。
座ったり立ち上がったりはお腹が痛い。
そこでこれの登場。
右:折りたたみ シャワーチェア
左:一般的な風呂椅子
母が股関節の手術をしたので既に家にありました。
これを使ってみました。
・・・・最高でした。
一般的な風呂椅子では、
お腹に負担が掛かる。
立ち上がり&座るときにお腹痛い。
一方、折りたたみ シャワーチェアは、
立つとき座るときがラク。
お腹の痛みを感じずゆっくりシャワーを浴びられる。
相当役に立っています。
と、いうわけで、
退院した後になるべく痛みとストレスを感じずに過ごせるために
参考になれば幸いです。