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懐かしいカンテラ

 友人宅で懐かしい照明機、カンテラを見せてもらいました。
現在では知らない人が多いのではないでしょうか。

下の部分に水を入れ、燃料となる
カーバイト石(炭化カルシウム)の粉状を混ぜると、独特な匂いのガスが発生し、それを燃料とした照明器具です。

今でも燃料となる炭化カルシウムは入手出来ます。
私達が子供時代には、夜釣りの必需品でした。
学校帰りの道の側にあった、釣り場となっていた場所には、カーバイトのカスがあちこち棄ててあったのを思い出しました。

カーバイトと水が反応するガスは、今の時代に生活から消えてしまった「匂い」です。
「におい」と表現せず、古典的に「にほい」と言えば、人と共に生きた思い出を感じてきます。

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