
『リターンライダーのツーリングnote』(4/24)宮城:女川街道「道の駅おながわ」
今日は神割崎オートキャンプ場連泊日なので思う存分、隼ツーリングを楽しもうと思います。まずは女川街道を抜けて「道の駅おながわ」へ。
女川町でも震災直後に炊き出しをしたので思い入れのあるところです。どのように復興が進んでいるのか、この目で確かめにいきました。

震災直後の様子
震災当時、石巻の炊き出しでは数千という単位の焼肉丼を提供できたのですが、女川町では広報車等での告知も行ったものの100人にも満たない方にしか温かい焼肉丼を提供することが出来ませんでした。
石巻のように住宅が密集しているエリアが少なく、海沿いの家が多いといったことが影響したのか、ひと気がなく町自体がなくなってしまったのではないかという印象を受けました。
ずいぶんたってから時折流れる関西のニュースで、復興がようやく進んできたといったことが取り上げられると嬉しく思っていました。
R389 女川街道 隼ツーリング

4月後半のR389(女川街道)は桜が満開で非常に美しい景色でした。時折覗く海岸線とのコントラストも最高で、天気にも恵まれて気持ちよく走ることが出来ました。

ただ隼を道路わきに停めて撮った写真でもわかる通り、所々、堤防と底上げされた住宅地の溝のようなところに道路があるので、せっかくの景色が海側も山側も見えづらくなっていました。
何だかせつない気持ちになりました。安全優先は当たり前なので仕方ありませんが、復興が前進であって欲しいと願うばかりです。
道の駅おながわ
そんなことを考えながら走っていると「道の駅おながわ」に着きました。複数の商業施設を一帯で「道の駅おながわ」と呼んでいるそうで、通常の道の駅よりもスケールが大きいものでした。電車の駅も併設されていて、交通アクセス抜群なので皆さんも是非お立ち寄りください。

お魚いちば おかせい
ぼくは「お魚いちば おかせい」さんでおながわ丼を頂きました。近海ものお刺身がたっぷり乗った豪華版です。賑わっているお店なので、鮮度抜群でまだ海水温が低いこの時期は魚の脂の乗りもよく本当に美味しかったです。

また海藻が入った味噌汁もツーリングで冷えた体に染みわたりました。さすがはおかせいさん、当確の☆3つでした。ちなみに店舗に飾ってあった有名人のサインでピカイチだったのが、倉木麻衣さんのものでした。

実は同じ大学出身なので、一方的に応援しているのですが、こんなに凝ったサインを残していくとはさすがです。ぜひ、このサインも見におかせいさんに行ってみてください。
牡鹿コバルトライン
お腹も満たして休憩も済ませたので、次は牡鹿コバルトラインを走りにいきました。東北屈指のツーリングロードといった書き込みも多く、山岳&海岸線を楽しめるコースで関西でいうと淡路島の南東側と似た印象です。淡路島よりはタイトなコーナーが少ないので、こちらの方が走りやすい印象を受けました。

コバルトラインを引き返して、次は温泉に向かいました。昨夜はキャンプ場のシャワーで済ましたので、今日は早めに温泉に浸かってのんびりして、キャンプ場に戻って周辺を徒歩で散策したり、ゆっくり夕食を楽しんだりするつもりです。
そこで、「上品の郷(じょうほんのさと)」という施設にある「ふたごや」という温泉を目指しました。入った感想としては秘境感はなく、都会にあるスーパー銭湯的な感じでした。
とはいえ、昼間っから温泉に浸かる贅沢を堪能して寛がせて頂きました。風呂上がりにバイクウェアを着るのは若干抵抗があるのですが、仕方ないので着替えて神割崎オートキャンプ場に戻りました。

宴のメインは金華サバ
キャンプ場に戻ってから周辺を散策して、火を起こしてソロ宴をスタートしたのが17時でした。今日はのんびりできます。

メインディッシュの金華サバ(コバルトラインの先にある金華山から命名?)にたどり着いたときには既に酔っ払っていて、火加減が無茶苦茶で焦がしてしまいました。

それでも炭の香りもアクセントになって非常に美味しかったです。1尾1,400円だったか、しましたがそれだけの値打ちがある味でした。

猫ちゃんも匂いにつられて近寄ってきました。おこげをあげる訳にもいかず、焦げずに残った少ない身を分け合って楽しみました。