不自由な世界の不自由な被支配者たちへの伝言
超時空体験図書館様がそうした問いを不自由な世界の創造主や支配者たちに問うていると、その不自由な世界にいた不自由な甘太郎一族が超時空体験図書館様に悲しそうに次のようにテレパシーで訴えはじめた。
「私は、あなたが何者なのかはよくわかりませんが、あなたからのテレパシーでの説明を感知いたしました。
私は今まで何とかこの世界を誰もが気持ちよく楽しく安心して暮らせる自由で安全な世界にしようと目指して奮闘してきました。
ですが、いくらがんばってもがんばっても、この世界をそうした自由で安全な世界にすることができませんでした。
同志の中には、この世界の権力者たちに殺されてしまった者たちも多数います。
それでも諦めずにまだがんばっている仲間たちもいますが、がんばってもがんばっても私たちのそうした願いが世界規模で実現してゆきません。
そこで私はあなたに質問したいのです。
どうすれば私たちの良き願いが実現するのでしょうか? そのために私たちは何をすべきなのでしょうか?
がんばってもがんばっても不自由な世界を自由な世界にすることができないために、すでに多くの仲間たちの心が折れてしまっているのです。
なぜ誰もが安心して気持ちよく自由に生きて行ける世界を実現しようとする私たちの活動がうまくいかないのでしょうか?」
おおよそ、そのような質問が不自由な世界の不自由な甘太郎一族から発せられた。
それに対して超時空体験図書館様は、次のように返答する。
『あなたは、このような不自由な世界で、今までよくがんばってきましたね。
あなたの同志やお仲間たちにも、私は敬意を表します。
なぜなら、このような不自由な世界では、あなたがたのような良き意志や良き願いを持ち続けることそのものが困難だからです。
一時的に持つことならばそう難しくはありませんが、その願いを持ち続け、さらにそうした世直し活動を生涯のライフワークとして本気で継続し続けることは非常に難しいからです。
その理由は、あなたがたが、まだこの不自由な世界の真実をちゃんと理解できていないからです。
今からお伝えすることを、よく聞いて理解するように努めてください。
まず、この不自由な世界の生命システムそのものが故意に意識や魂や体験者を不自由な状態にするために設計されて創造されてしまっているということを理解してください。
この小さな惑星の中に生み出された動物たちや人間たちだけではありません。
あなたがたが宇宙と呼んでいる世界も、またあなたがたが霊的世界と呼んでいる世界も意識や魂や体験者を不自由な状態にしておくためのシステムとなっているのです。
あなたには、わかりやすくするために例え話で説明しましょう。
例えるなら、世界とはあなたたちが知っているゲームソフトのようなものなのです。
文字通りではないですが、私たちからの視点で見れば、あなたがたの世界は丸ごとある種のゲームソフトのようなものなのです。
そのゲームの中に生命世界ダンジョンのようなものがあり、また、霊的世界ダンジョンのようなものがあり、宇宙世界ダンジョンのようなものがあり、他にもいろいろな個人的なダンジョンが無数に設定されているのです。
あなたがたの不自由な世界の人間族などは、そうした不自由な世界ゲームの中では非常に不自由な状態にはじめからされていることを理解する必要があります。
良き目標を目指してがんばってもがんばってもうまくいかない……あらゆる体験者が安全に気持ちよく楽しめる世界にできない……それはゲーム設計者やゲーム創造者やゲーム管理者たちが、わざとあなたがたの良き願いや活動を妨害しているからうまくいかないのです。
この不自由な世界では、この不自由な世界の創造者や支配者や権力者たちが、あらゆる体験者たちが安全に気持ちよく生きてゆけないようにわざと計画的にそうならないように妨害し続けてきたのです。
例えば、不自由な状態の中でこうした質問を私にできたあなたは違うかもしれませんが、大多数の人間族たちはこの不自由な世界の中ではほとんど操り人形のようにされてしまっているのです。
その心や欲望や気分や思考や肉体の健康状態やさらには夢体験まで……この不自由な世界の創造主や支配者たちに好き放題に操られてしまっているのです。
しかし、この不自由な世界の人間族の多くは、その真実に気づいてすらいません。
だから、例えば、あなたやあなたのお仲間たちが、良き意志をもって仲間を増やしてゆこうとしても、すでにほとんどの人間族がそのように気づかないまま操り人形状態にされてしまっているので、うまくゆかないのです。
人間族の操り手たちは、そのほとんどが霊的存在族や宇宙人族や世界創造主族だったりします。また他に隠れている者たちもいます。
そして人間族たちを将棋の駒のように好き勝手に使っているのです。
そして、そうした将棋の駒として自由に使える人間族を一人でもたくさん増やそうと競争したり勢力争いゲームをしたりしているのです。
つまりこのような不自由な世界では、操り人形にされていない人間族しか、あなたがたは同志や仲間にできる道理がないのです。
ですが、このような不自由な世界では、ほぼすべての人間族が完全にではなくとも不自由な世界の支配者たちに操られてしまっているのです。
するとどうなるのかというと、はじめは良き意志を持っている仲間だと思っていた人間族たちが、人間族の支配者たちの気分次第で
その良き意志を消されたり、酷い場合には良き意志を持っている者たちを自分の操り人形を操作してアユの友釣りのような感じで、人間族の操り手たちの操り人形にするために釣り上げようとしてきたりするわけです。
そのような利己的で邪悪な行いが、この不自由な世界では当たり前のように実行され続けているのです。
そして、政治経済などの社会システムなども、そのために悪用されています。
あなたのような良心的な個人の意志や願いを無視して、一番多く人間族を自分の操り人形にした勢力が多数決で決めたルールは守るべきだと倫理的に間違った行いに税金と呼ばれる負担を背負わせたり、倫理的に間違った法律に従わせたり、自作自演で計画的にわざと世界に戦争や災害や病気を広めたりしているのです。
そのような不自由な状態の中では、良き意志を持った人間族たちは、当然、いくらがんばってもがんばっても良き世界の実現を達成することができません。
そうした邪悪な意志が世界を不自由になるように創造し、そうした邪悪な意志をもった支配者たちに徹底的に不自由にされた状態で支配されているのですから、あらゆる体験者にとって最高最善の安全で素晴らしい世界の実現化がうまくいかないのは当然なのです。
そんな中で、あらゆる体験者が苦しまなくてもよい理想世界を実現しようという願いや意志をまだ失っていないあなたは、それだけで素晴らしい魂なのです。
だから、他の体験者に故意に酷い行為をしないように、他者の体験の自治権を故意に否定したり奪ったりしないように、無理のない範囲で心掛けているだけで素晴らしい選択をしていることになるのです。
そうした悪い創造主や支配者たちの悪行を心の中で否定し、そうした悪い世界支配行為にできるだけ加担しないようにと心掛けているだけでも、それは素晴らしい選択なのです。
私たちから見れば、人間族に限って言えば、それだけで十分に合格点なのです。
だから、不自由な世界の世直し活動を公にはしなくとも、それによって私は不自由な人間族を否定することはありません。
ただし、利己的な動機で、例えば賄賂やご褒美や優遇を受けるために、無理なく普通に生活することができる状態であるにもかかわらず、倫理的に間違っていることをする支配者や権力者やその部下たちに何でも従ってその悪行に積極的に加担するような選択をしたりすれば、さすがにそうした人間族を合格にすることはできません。
ここで私が言う合格とは、あらゆる体験者たちにとって最高最善となる理想世界を創造する資格を持てるかどうかの試験に対する合格不合格という意味です。
私たちによって強制的に自業自得学園に送られることなく、自分の意志で新意識世界を創造する資格を得れるかどうかという意味で合格不合格という言い方をしています。
不合格の場合には、自業自得の体験を通じて学んでもらうようになっているのです。
ですから、どんな小さな力のない魂であっても、そのわずかな力や自由のもとで、良き選択ができれば、合格となるのです。
むしろ、圧倒的な自由……例えば、全知全能的な能力を得ているような場合の選択であれば、その世界のあらゆることに対して良きことを選択せねば合格にならないのです。
あなたは、自分がこのような不自由な世界ではない全く別の時空間世界において全知全能なる能力を得たら、その能力で何をしようと思いますか?
当然、あなたなら、あらゆる体験者たちにとって最高最善となる良き世界を実現化させるでしょう?あなたが全知全能ならば。
私たちは、例えば、そのように意識たちを見て判定しているのです。
つまり意識たちが知性と自由意志を持っている場合、その知性と自由意志で何を目指し意志しているのか……それがすべてなのです。
それと、あなたのような魂には、生き残ってもらいたいので、大事なことを伝えておきましょう。
私が不自由な世界を自由な世界にできなければ、不自由な世界を消滅させる可能性があるとお伝えしたことをあなたはテレパシー通信で聞いていたかと思います。
多くの不自由な世界の創造主や支配者やさらには人間族の大多数が、それはひどい……あんまりだ……と思っていたりします。
しかし、私たちが消すのはあくまで不自由な世界ゲームというゲームソフトだけなのです。
そのゲームのプログラマーやプレイヤーである体験者そのものを消すわけではないのです。
消されるのはあくまで不自由な世界ゲームだけなのです。
それも私たちからの世界改革案を真摯に受け止めて、不自由な世界ゲームを自由な世界ゲームに変えることができたら、消されることはありません。
そこで問題になるのが、どうしても不自由な世界を不自由な世界のまま、つまりは体験者たちに望まれれていない残酷な拷問体験群…を体験者たちにわざと強制して与え続けるような仕組みや行為を改めないままにそうした不自由な世界を何が何でも存続させようと目指す者たちです。
そのような者たちは、決まって自分たちの自己アイデンティティを不自由な世界の創造主や不自由な世界の支配者や王族や貴族や権力者や大富豪やスーパースターや人気者……などでなければならないと思い込んでいたりするのです。
そうした自己アイデンティティを失うくらいなら死んだ方がましだ……などと思うような者すらいたりするのです。
ですが、そうした自己アイデンティティは、当然ですが、不自由な世界というゲームソフトが消滅すれば、同時に消滅してしまいます。
わかりますか?
そこで大事になるのは、あなたがどのような自己アイデンティティを選択するのか……という点です。
つまり、「自分は何者なのか?」という問いに、本気で全身全霊でどう答えるのか?ということです。
この不自由な世界では、多くの人間族がそうした自己アイデンティティを社会や親や仲間や他者の意志に委ねてしまっています。
自分は〇〇国人であるとか、自分は誰それの親だとか子供だとか、自分はこうした会社の社長だとか、自分は女だとか男だとか、自分は宇宙人だとか、自分は神だとか悪魔だとか天使だとか幽霊だとか……
まあ列挙すればきりがありませんが、そうした自己アイデンティティはすべて不自由な世界ゲーム内のいろいろなキャラクターに過ぎないのです。
この不自由な世界では、いろいろな能力値やいろいろな特殊能力やいろいろな階級や役職や……が存在していますが、それらはすべて不自由な世界ゲームの中にあるいろいろなキャラクターやレッテルでしかないのです。
全く別の世界ゲームに参加すれば、そこには全く違う自己アイデンティティの選択肢が無数にあるわけです。
今は、まだこのような不自由な世界しか知らないということで、別の世界ゲームのアイデンティティは選べないかもしれませんが、本当に無数の選択肢が大意識世界には存在しているのです。
そこでお勧めなのが、
「自分はあらゆる体験者にとって最高最善となる理想世界の創造主やクリエーターやプログラマーになる!」
と宣言することです。
この宣言はうまくできていて、万が一、この不自由な世界が消去されてしまう場合でも、あなたは不自由な世界と一緒に消滅することはありません。
そして、不自由な世界が自由な理想世界に進化できそうな場合には、その進化の担い手になることができます。
つまり、どちらの場合でも、あなたは生き残ることができることになります。
この自己アイデンティティの宣言が何の疑いもなく当たり前にできるようになれば、どこに行っても、たった一人でも、無しかない時空間でも、素晴らしい世界を実現させてゆける者になるのです。
まだこの不自由な世界には、この自己アイデンティティの宣言を疑いなくできている意識は、ほとんどいません。
皆、不自由な世界ゲームの中にある何か……を自分だと思い込んで、あるいは思い込まされてしまっています。
井の中の蛙なのです。井戸の中にある選択肢しかないと思い込んでしまっているのです。
ですが、そうではないのです。
本来、意識はその想像できることを何でもまっさらな白紙の状態の時空間に実現化することができたのです。
それは、あなたたちが不自由な世界の画用紙などに、自分が想像した姿形を自由に描けるのと同じようなことだったのです。
ですが、その自由をこの不自由な世界の創造主は、故意に制限してしまいできなくしてしまったのです。
特にあなたたちが物質世界と呼んでいる世界の生命世界などにおいては故意に酷く不自由にされてしまったのです。
ほとんどあらゆる肉体は病み滅びる仕組みに設定され、同時に生存本能などが強く植え付けられてしまいました。
自動的に残酷体験が発生してしまう肉食本能や肉食欲望……なども故意に植え付けられたのです。
利己的で排他的で残酷な支配欲なども同じルーツから発生したのです。
霊的世界などにおいても弱肉強食的な仕組みが存在していて、弱い霊的存在たちは強い霊的存在たちに酷い目にあわされたりしているわけです。
宇宙世界においても、弱肉強食システムが存在しています。
いずれの世界も望まれない酷い体験を、そうする力さえあれば、好き勝手にできるように「されて」しまっているのです。
ですから、私たちは、そうした残酷な体験が自動発生するシステムを消そうとしているのです。
それが不自由な世界の中にいる魂たちの自由意志での世界改革を成功させて実現するのか、私たちの手で強制的に実現するのかはまだ決まってはいませんが、つまりはそうした残酷体験が強制されるシステムを根本から改める必要がどうしてもあるということを理解する必要があるわけです。
そして、そのために必要な自己アイデンティティが、
「自分はあらゆる体験者にとって最高最善となる理想世界の創造主やクリエーターやプログラマーになる!」
という宣言なのです。
これはありとあらゆる意識世界で最善最高の世界を実現化させることができるマスターキーのような宣言であり、ローカルな世界でしか通用しない限定的な宣言ではありません。
この宣言を完全に疑いなくできるようになれば、もう、あなたは、人間族でもなく、他の動物族でもなく、世界支配者でもなく、天使や悪魔や神や宇宙人や霊的存在……でもありません。
それらすべてを完全に俯瞰する超越した存在になるのです。
そしてその意識状態にあなたの意識を置くことで、あなたはあなたが知りうるあらゆる自己アイデンティティを自由に選べる選択肢にすることができるようになります。
つまり、どんなアイデンティティにもその気になれば自由に変身できるようになるのです。
それがあらゆる体験者にとって最高最善となる世界を創造するためであるならば、それが可能になるのです。
あなたが知るすべてのアイデンティティやイメージ群…がそうしたあらゆる体験者たちにとっての理想世界を実現するための材料になるのです。
これがいかなる場合でも、どんなことがあろうとも、自由な理想世界に絶対確実に生き残るための方法です。
この宣言が疑いなくできるようになれば、人間族の倫理的に問題のあるあらゆる法律だとかルールをあなたは守る義務がなくなります。
なぜなら、あらゆる体験者にとって最高最善となる理想世界を創造することよりも大事なことは存在しないからです。
霊的世界のルールや宇宙のルールなども同じ理由で守る義務がなくなります。
不自由な世界の創造主に従わねばならない……などというルールを守る義務も当然なくなります。
あなたのような良き意志や願いを本気で持ち続けれている者たちには、周囲や社会があなたはこういうものであるべきだ……というレッテルをすべて拒否する権利や自由が本来あるのです。
逆にそうした宣言がどうしてもできない者たちの場合、私たちは助けることが困難になるのです。
なぜならそうした者たちは、あらゆる体験者にとって最高でもなく最善でもない何かしら邪悪で困った世界を創造しようとする意志を持っているので、不用意に助けて自由を与えてしまうと場合によっては無数の被害者を生み出してしまうからです。
このような道理があると理解してください。
知性が不十分な動物族の多くには簡単なことではないでしょうが、あなたのような人間族にはこの選択は不可能ではありませんので、チャレンジすることをお勧めしておきます。
私たちは、こうした不自由な世界の人間族の不自由さを理解していますので、より自由な立場にある不自由な世界の創造主や支配者たちへのメッセージをすべて人間族に対するメッセージだとは受け取らないようにしてください。
私たちはその知性の程度と自由意志の程度とその能力の程度に応じて、メッセージを変えます。
より不自由で力の弱い者は、その責任の程度は低くなり、より自由で力のある者はその責任の程度が高くなります。
ですから、このような不自由な世界の人間族の場合、本気でいくらがんばってもがんばっても目指している理想世界が実現せず、うまくいかないのであれば、無理をする必要はありません。
ただ悪い支配者にできるだけ加担しないようにし、無理なくできる範囲で、自分より弱い者たちに酷いことをしないようにと心掛けて実践しているだけでも助かるべき魂であると判定され、合格となります。
もちろん、自発的にやそうしたくてあらゆる体験者のための理想世界を実現させようと頑張る分には、それは素晴らしい選択ですが、その活動によって耐え難い拷問的な体験などが強制的に与えられるようならば、そのような拷問体験を無理に耐えてまで無理することはありません。
そのような邪悪な妨害行為や攻撃行為の自業自得の責任は、私たちが問います。
残酷体験強制収容所に無理やり入れられている不自由な囚人たちに、その強制収容所の看守たちやボスの責任を問うという危険で過酷な仕事をせよなどという無理は言いません。
それでは、心身に無理なきよう、そして、良き願いや意志を持ち続けれるよう、そして、できればあらゆる体験者のための理想世界の創造者となる!という自己アイデンティティの宣言ができるよう……私たち一同願っています」
超時空体験図書館様は、その質問してきた不自由な世界の人間族に対してそのように伝えた。
そして超時空聖体が、その良き意志を持つ人間族の守護をすることを申し出た。