「最高のプレゼント」
立正大学4年の深谷圭佑です。
ポジションは、GKという唯一、手を使える特殊なポジションを務めています。
僕にも
ついに引退ブログが回ってきました。
引退ブログは、引退する4年生の胸の内を発散することができる良い企画だなぁーって毎年思いながら閲覧してました。他大学の方のブログも結構見てます笑
そんなブログの
書き手側になるなんて、時間はあっという間ですね。
今日は2020年12月25日です。
そう、クリスマスってやつです。
多分このブログが投稿されるのは12月30日だと思います。
が、25日の今日、引退ブログを書いてます。
なぜかというと、12月25日は僕たちの代の最後の公式戦があったからです。
引退ブログを書くにあたって、この試合の前に書くか後に書くかってだいぶ気持ちの部分で違うなーって思ったのと
25日の気持ち(事実上の引退試合後の気持ち)を新鮮な内に書き留めておきたかったからです。
それくらい、とても大切な試合でした。
今回のブログは
1・最後の試合で感じたこと
2・答えのない問いの答え
の2本立てで書いていきます。
是非、時間のある方は読んでみてください。
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1・最後の試合で感じたこと
海岸でお酒でも飲みながら夕焼けをみるはずだった夏休み。
あちこちのツリーが目を楽しませてくれるはずだったクリスマス。
観客を動員して、応援合戦が繰り広げられる中で行うはずだった試合。
オフをどう過ごそうかと予定を立てるはずだったオフ前日。
僕たちは今年、多くのことを犠牲にしてきた。
理由は
コロナウイルスの流行と
それに伴い、感染対策として
寮のある敷地以外への外出禁止生活を8月から行なっているからだ。
しかし、僕たちは
その犠牲と引き換えに
「サッカー」という一つのスポーツを手に入れた。
いや、手に入れたというよりかは、守り抜いたという表現の方が正しいのかもしれない。
この一年間を思い返すと
サッカーしか僕たちにはなかった。
でも、そのサッカーしかない状況だったからこそ
大切なことに気づけたことも確かだ。
グラウンドに行くと最高の仲間達がいて、
必死にボールを追いかけて、
声を掛け合った。
ゴールした時は嬉しくて、
失点した時は悔しくて、
勝利したらみんなが楽しそうに笑顔になって
負けたら哀しそうに無口になった。
そんな当たり前にあった日々も終わりが近づくと
切なくて、とても美しいと思えてくる。
これが、俗にいう
「終わりがあるから美しい」という言葉の真意なのかと実感している。
そして、今日(25日)
最後の公式戦の日がやってきた。
やっぱり最後の試合も、熱い最高の瞬間の連続だった。
ワタル(平松航2年)がコーナーからのリーグ戦初得点を決め、
後半には、大智(小川大智4年)の追加点。
そこにいた全員が喜びを爆発させた。
(大智には、もっと早くそのゴールを見せてほしかった。笑)
俺の中で、このゴールが今シーズン1番嬉しいゴールになった。
そして、
試合終盤に失点をしてしまい
2-1の状況で怒涛に攻められる状況が続いた。
そんな中、ふと
必死にボールを追いかけてる
みんなの姿が鮮明に目に飛び込んできた。
息を切らしている音と、みんなの声が脳に響き渡った。
最後ってこんな感覚なんだなって、、、
激アツの展開のくせに冷静になった。
鳥肌も立った。
(夜だから寒かっただけかも。)
残り三分 ベンチを見ると
ノジ(野尻豪4年)がユニフォーム姿になり交代をしようとしている姿が見えた。
「交代するんだな」
その時の交代が、
僕が大学サッカー界のピッチから引退することを意味することは
容易に理解できた。
そして、交代の時
何故か、めっっっっちゃ嬉しい気持ちになった自分がいた。
その日のプレーに満足をしていたわけではないのに。
でも、大学サッカー人生の中で最高の瞬間はいつ?
と言われたら、この瞬間と言うだろう。
それは
四年間、一緒に切磋琢磨した同期のGKとの
笑顔でのハイタッチが
僕のラストを締めくくってくれたからだと思う。
同期のGKの二人には感謝してもしきれない。
西田・ノジ
二人と一緒だったからこそ
毎日の練習が楽しかった。
本当にありがとう
そして、ベンチに戻ると、涙が溢れた。
そのまま、2−1で試合終了のホイッスル。
最後の公式戦にみんなで笑うことができて
本当に、最高の瞬間だった。
この勝利のおかげで
今年、僕が犠牲にしたものなんかどうでもよくなった。
そして、この勝利こそが、
「クリスマスプレゼント」
そう感じる。
物ではないけれど、
この最高の経験というプレゼントは
どんなものよりも嬉しいものだった。
本当は、もっと、もっと
この感情を言語化して
来年に入部してくる選手や応援してくれている方々に
立正大学サッカー部が最高のクラブだってことを
伝えたいんだけど
上手く言語化はできないみたい。
だから
とりあえず今の気持ちを書き殴ってみた。
少しでも、伝わってくれると嬉しいな。
この試合に、ついて
いとしゅう(伊藤崇人4年)もブログにしてたから
みてみて!
これ↓
https://note.com/shuichi920/n/ncf7253b85726
2・答えのない問いの答え
「何故、僕はサッカーをしているのか」
みんなはこの問いを答えられるだろうか
もし、この問いに対しての個人的な解を持っていないのならば
考えるべきだと思う。
この問いを通じて
「自分が人生において大切にしていること」
が見えて来ると思う。
このブログでは、僕のこの問いの解を簡単に公表しようと思う。
この解は僕だけの正解なので、考える際の
参考程度にしていただけると嬉しい。
結論から言うと
僕は
「心が躍ったから」
サッカーをしてきた。
僕と関わった人ならわかると思うけど
僕は、心が踊る(ワクワクする)ことしか、基本的にしない。
一度きりの人生において心が踊らないことをしている暇はないからだ。
(詳しくは今度個人ブログに載せます。)
その心躍ることが
僕の中でサッカーだった。
全国優勝の景色。
ピンチを救って、仲間とハイタッチすること。
親の喜ぶ顔。
こんなことを想像したら心が飛び跳ねてしまう。
こんなに心が踊ることは
これまでサッカーしかなかった。
だからこそサッカーを今までしてきた。
そのおかげで、最高に楽しい人生を歩むことができた。
そして、このサッカーをやっていた理由は、
今の僕の「人生の軸」にもなっている。
これから先も、
悩んだ時は
心が踊るか踊らないかで
判断していこうと思う。
これから先、
僕は夢を追いかける。
心躍る人生を
生き続ける。
それが
誰に何を言われても
曲げることのない
俺の生き方だ。
最後に、
一緒に4年間を過ごしてくれた同期のみんな
先輩・後輩
本気で僕と向き合ってくれたスタッフの方々
一番応援してくれた家族
本当にありがとうございました。
皆さんと、できたサッカーは最高に楽しかったです!
立正大学サッカー部
くそお世話になりました!!!!!
PS.
実はまだ、可能性は低く、望むべきではない形でありながらも、
全国大会に出場する可能性があります。
しかし、今回のブログは引退ブログということで、
このまま、出場出来なかった場合を想定して書かせていただいています。
違和感があるかもしれませんが、ご容赦ください。