子どもが生まれて「育児半休」を取ることにした話
9月20日に第一子が誕生しました。虎のように力強く、猫のようにみんなに愛される子に育つことを願って「虎太郎」(こたろう)と名付けました。
■あっという間の出産
出産は思いの外スムーズで、「朝破水してお昼過ぎに誕生」というあっという間の出来事でした。ただ、コロナ禍だったので立ち会いはできず、出産後すぐ会うこともできませんでした。
当日も看護師さんに入院用の荷物を渡し、「生まれるまでどこかで待っていればいいですか?」と聞くと、非情にも「もう会えませんのでお帰りください」とのこと……。悲しい。トボトボ帰宅しました。
その後は親の懐事情を知ってか知らずか、無痛分娩の予定が間に合わないほどの早さで生まれてきてくれたので、自然分娩でお安く済ませることができました(それでも出産育児一時金を引いた費用はけっこうな額でした)。
■里帰りはせず自宅で子育て
生まれてから1週間ほどがたち、退院日に感動の初対面。そのまま自宅に帰りました。「里帰り出産しなかったの?」と聞かれることも多いのですが、僕は在宅で仕事していて家事も一通りできるし、会社は育児に協力的だし、里帰りしてもらう理由が見つからなかったので家に帰ってきてもらいました。
幸い妻の回復が早く……というか入院時から「もっと安静にしててください」と看護師さんに怒られるほど元気だったらしく、今に至るまで普段の生活とあまり変わらないです。
料理、洗濯、買い物、ミルクを作るのがだいたい僕で、沐浴は二人がかりでやっています。沐浴は父親学級で練習したので、それほど苦手意識なくできました。あとYouTubeが偉大です。
■育休ではなく「育児半休」で子育てしたい
さて本題の「育休」についてですが、僕は今回、「育児半休」を取ることにしました。「育児半休」は有休の一種として制度化されている会社もあるようですが、今回は「育休」の一種として、「育児をしながら細切れでも毎日4時間働く制度」の話です。
もしかしたらすでに制度化している会社さんあるかもしれませんが、PETOKOTOには無かったので会社にお願いして新設してもらいました。なぜそうしたかはいくつか理由があります。
育児休業給付金は給料の67%になってしまうので取得したくない
→有休なら給料100%出る1日休みにするほどではないと思った
→もともとも在宅ワーク(週1出社)
→家事はできるので両立してる姿が想像できる
→子猫を育てたことあるので3時間毎のお世話も不安がない
→お互いの実家が近いのでいざというときヘルプできるやり甲斐を持ってしている仕事なので休みたいと思わない
→言うてもPETOKOTOはスタートアッブですしおすし
その上で、会社に以下の希望を伝えました。
半休にして子育てのスキマ時間で4時間働きたい
→もともとフレックス週1出社を免除してほしい(行けたら行く)
→もともとコロナで免除制度がある会議の出欠や時間変更など必要あれば相談させてほしい
→もともとリモートなので調整しやすい
ということで、問題になるポイントが特に無かったのであっさりOKもらうことができました。ちなみに3番目の会議の調整は、今のところ突発的に「ミルク作らないといけないから5分ほど聞き専にさせて!」というのが何回か発生してるくらいです。
■実際「育児半休」はどうなのか
スタートしてから2週間がたって、完璧にできてるとは言えませんが、想定の範囲内ではできてるかなと思います。最初の週は勝手がわからず「泣いたらすぐ駆けつけて対応」「できるだけ寝ないで24時間監視」みたいな状況で疲弊していましたが、2週目は良い加減に力を抜くポイントがわかってきたので仕事もしっかり進み始めています。
こんな感じで、とりあえず10月いっぱいは育児半休にさせてもらう予定です。有休をいつも余らせてるので(取る理由が無いという自分の問題)、一石二鳥。悪いことなしですね。
会社的には育児休業給付金もらってくれたほうがありがたいと思いますが、人的余裕のないスタートアップでは仕事が遅れるのも困るところ。仕事と子育ての両立を推進する前提なら、「育児半休」がベストプラクティスな気がしています。
生まれたばかりの我が子と過ごせる時間は単純に幸せだし、1日1日が今しかない貴重な時間なので、快く協力してくれているPETOKOTOの仲間たちには圧倒的感謝です。