バイクの盗難保険
警察庁が発表したデータによると、2023年に発生したバイクの盗難件数は9946件と、2022年の7913件に比べると、およそ2000件以上増加していることが分かります。2021年は7569件であったことから、2年連続の増加。
駐輪場や駐車場だけでなく、自宅の敷地内であっても、しっかりとした盗難対策が行われていなければ、バイクは簡単に盗み出されてしまいます。
バイクの自動車保険で車両保険を付保する場合に盗難が補償されないのが一般的なのをご存じでしたか?
私の知る限りではバイクの自動車保険で車両保険を付保して盗難が担保できるのは日新火災の「おとなのためのバイク保険」だけです。
「おとなのための」とあるように35歳以上の人でないと契約できません。
しかし、通常の自動車保険なので、今まで加入していた自動車保険の等級の割引も引継ぐことが出来るのが特徴です。
それ以外でバイクの盗難保険と言いますと、SBI少額短期の「みんなのバイク保険」があります。ネット完結で契約できるので便利ですね。
後は、古くからあるバイクの盗難保険は、大手バイク販売業者のレッドバロンでバイクを購入して、レッドバロン指定の盗難防止装置を装着していた時にバイクが盗難されたときに保険金が出る「盗難保険」です。こちらは、あいおいニッセイ同和が引受けしています。
大手損害保険会社の自動車保険の車両保険でバイクの盗難リスクを付保しないのは、それだけリスクが高いと言う事です。
私は、以前、IoTを活用して、万が一バイクが盗まれたときにGPSでバイクの場所が特定できる「必ず見つかるバイク盗難保険」を考案しましたが実現には至りませんでした。この様な新しい保険が出来ると良いのにと思います。
バイクの盗難リスクを下げるために物理的な対策はもちろん取らなくてはいけませんが、万が一の為に「盗難保険」の検討も必要かもしれません。
私が紹介した以外にも様々なバイクの「盗難保険」はあります。
補償内容が違いますので良く調べてから加入することをお勧めします。