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損害保険の用語のお話

保険金額、保険料、保険金、保険期間、保険契約者、保険事故、被保険者、被保険利益、免責事項、免責金額、アンダーライター、カバーノート、これらの用語が損害保険の契約に用いられます。保険だらけで、ややこしいですね。特に「保険〇〇」の用語は、経験の少ない募集人は正確に使い分けることが難しいですよね。ましてや、一般の人には馴染みがありませんよね。

そんな、損害保険の用語を解説していきたいと思います。
保険契約者:保険を契約する人
被保険者:保険の補償の対象となる人、一般には保険契約者と同じ
被保険利益:保険の対象となる人の利益 
保険事故:保険金の支払い対象となる事故
保険金額:保険事故が発生した時に保険金が支払われる金額の最高額
保険金:保険事故が発生した時に支払われるお金
保険期間:保険の対象期間
保険料:保険会社に補償の対価として支払われるお金
免責事項:保険事故が発生しても保険金の支払いの対象とならない事項
免責金額:保険事故が発生した時に、保険金が支払われない金額
アンダーライター:保険を引き受ける人
カバーノート:保険証券が発行されるまでの間に一時的に保険がカバーされ
       ている事を証明する書類、一般には募集人が発行する保険料
       の領収書

Aさんは、高齢の自分の母親Bさんが所有している家に火災保険の契約をしようと考えました。損害保険募集人Cさんに相談すると、損害保険募集人はアンダーライターに火災保険の保険金額免責事項免責金額を確認の上、Aさんを保険契約者とし、Bさんを被保険者とする火災保険の契約を締結して、Aさんより保険料を領収して、Cさんは、カバーノートを発行しました。
その後、保険期間中にボヤが発生したので、Aさんは、Cさんに保険事故の報告をして、その後、損害査定の結果、免責金額を除いた修理代金が保険金として被保険利益のあるBさんに支払われました。

わかりましたか?損害保険の用語は、ややこしいですね。

ちなみに、アンダーライター、カバーノートの語源は17世紀後半に始まった保険市場「ロイズ」にあるとされ、海上保険の引受業務で保険証券の下に個人名を書いたのが由来とされてます。「ロイズ」は喫茶店の中から始まり、つい、1990年代までは、「ロイズ」の引受人は無限責任だったそうです。



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