【聖霊様に満たされるには】

ライジング・デスティニー

2018年3月20日 22:18

『御霊に満たされたすばらしい喜びの生活』

もう発見なさいましたか？より
（2018年3月現在版元在庫切れ）
聖書新改訳©1970,1978,2003新日本聖書刊行会

クリスチャンは、喜びに満ちたすばらしい生活を送ることができます。

聖霊に満たされ、聖霊に支配されて生活しているクリスチャンならだれでも、このすばらしい生活を自分のものとしています。

聖書が、次の三つの種類の人間について語っているのを、ご存知ですか？

１．生まれながらの人

　（キリストを受け入れていない人）

　生まれながらの人間は、神の御霊に属することを受け入れません。それらは彼には愚かなことだからです。また、それを悟ることができません。なぜなら、御霊のことは御霊によってわきまえるものだからです。
コリント人への手紙第一 2章14節

自己中心の生活

我：自我が心の王座を占めている。
†：キリストは心の外にいる。
●：生活の諸要素。自我が支配している時は混乱し、目的を見失う。

２．御霊に属する人

　（聖霊に支配され、力を与えられているクリスチャン）

　御霊を受けている人は、すべてのことをわきまえますが、自分はだれによってもわきまえられません。
コリント人への手紙第一 2章15節

キリスト中心の生活

†：キリストが心の王座を占めている。
我：自我がキリストに従う。
●：キリストに支配される生活は調和を保ち、真の目的を持っている。

３．肉に属する人

（キリストを受け入れたが、みじめな敗北の生活を送っている人。このようなクリスチャンは自分自身の力でクリスチャン生活を送れると思っているのです。）

　さて、兄弟たちよ。私は、あなたがたに向かって、御霊に属する人に対するようには話すことができないで、肉に属する人、キリストにある幼子に対するように話しました。私はあなたがたには乳を与えて、堅い食物を与えませんでした。あなたがたには、まだ無理だったからです。実は、今でもまだ無理なのです。あなたがたは、まだ肉に属しているからです。あなたがたの間にねたみや争いがあることからすれば、あなたがたは肉に属しているのではありませんか。そして、ただの人のように歩んでいるのではありませんか。
コリント人への手紙第一 3章1−3節

自己中心の生活

我：自我が心の中心を占めている。
†：キリストは心の王座にいない。
●：生活の諸要素。自我が支配している時は混乱し、目的を見失う。

Ⅰ．神は、私たちのために、豊かな実りあるクリスチャン生活を用意してくださいました。

わたし〔キリスト〕が来たのは、羊〔私たち〕がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。
ヨハネの福音書10:10

わたし〔キリスト〕はぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです。
ヨハネの福音書15:5

しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。このようなものを禁ずる律法はありません。
ガラテヤ人への手紙5:22−23

しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あたなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。
使徒の働き1:8

御霊に属する人

御霊に属するクリスチャンは、神を信頼し続けるので、以下のことが特徴となってきます。

キリスト中心に生きる／愛
聖霊の力を受ける／喜び
人々をキリストに導く／平安
祈りがこたえられる／寛容
神の言葉を理解する／善意
神を信頼する／誠実
神に服従する

クリスチャンが成長するにつれて、上記のような特徴があらわれてきます。生活の細部に至るまで、キリストを信頼するようになってゆくからです。成長した他のクリスチャンと自分を比較して、自分のうちにこれらの特徴がないからといって失望することはありません。まだ、聖霊の働きが判り始めたばかりだからです。

多くのクリスチャンが、この豊かな実りある生活を自分のものとしていないのはなぜでしょう？

Ⅱ．肉に属するクリスチャンは、この豊かな実りあるクリスチャン生活を体験できないのです。

肉に属するクリスチャンは、自分自身の努力で、クリスチャン生活を送ろうとしています。

１．神の愛と、赦しと、力との、すばらしさを知らないか、忘れてしまったか、どちらかの為に、神を完全に信頼できずにいます。（ローマ人への手紙5:8−10；へブル人への手紙10:1−25；ヨハネの手紙第一1章；2:1−3；ペテロの手紙第二1:9；使徒の働き1:8）

２．霊的に起伏が激しく、不安定な生活を送っています。

３．自分自身を理解できません——正しいことをしたいと思うのに、それができないのです。

４．クリスチャン生活を送るのに、聖霊の力をいただくことをしません。（コリント人への手紙第一3:1−3；ローマ人への手紙7:15−24；8:7；ガラテヤ人への手紙5:16−18）

肉に属する人

肉に属するクリスチャンは、神を信頼しきっていないので、以下のことが特徴となってきます。

神が下さるものへの無知／律法的な態度／不信仰／不純な思い／不従順／ねたみ／神と人への愛の喪失／罪責感／無力な祈り／思いわずらい／御言葉の学びへの情熱欠如／敗北感／破壊的批判／欲求不満／無目的

口ではクリスチャンであると言っていても、罪をおかし続ける人は、自分がクリスチャンとしてふさわしい歩みをしていないことを真剣に反省してみる必要があります。（ヨハネの手紙第一2:3；3:6,9；エペソ人への手紙5:5）

では、この問題はどのようにして解決されるのでしょうか？

Ⅲ．私たちが聖霊に満たされる（支配され、力をいただく）時、その結果として、キリストは私たちに、豊かな実りあるクリスチャン生活を与えると約束なさいました。

聖霊に満たされるとは、キリストに支配されるということです。その時、聖霊の力によって、キリストが私たちの内に、また、私たちを通して、ご自身の生活を力強く生きてください。（ヨハネの福音書15章）

１．聖霊の働きによって、人はクリスチャンになります（ヨハネの福音書3:1−8）。霊的に生れた瞬間から、聖霊はクリスチャンの内に住み続けておられます（ヨハネの福音書1:12；コロサイ人への手紙2:9−10；ヨハネの福音書14:16−17）。
聖霊はすべてのクリスチャンの内に住んでおられますが、すべてのクリスチャンが聖霊に満たされている（支配され、力をいただいている）わけではありません。

２．聖霊は、喜びに満ちあふれる生活の源です。（ヨハネの福音書7:37−39）

３．聖霊は、キリストに栄光を帰すために来られました（ヨハネの福音書16:1−15）。

４．キリストは、地上を去る直前に、私たちがキリストのための証人となれるように聖霊の力を与えると、約束してくださいました。（使徒の働き1:8）

では、聖霊に満たされるには、どうしたらよいのでしょうか？

Ⅳ．私たちが聖霊に満たされる（支配され、力をいただく）のは、信仰によります。

次のようにすれば、あなたも今、聖霊に満たされることができます。

１．神に喜ばれる人生を送ろうと決心すること。（マタイの福音書5:6；ヨハネの福音書7:37−39）

２．自分の生涯を完全に神に任せようと決心すること。（ローマ人への手紙12:1−2）

３．自分の罪を告白すること。（ヨハネの手紙第一1:9）

キリストは、あなたのために死んでくださいました。ですから、あなたの過去、現在、未来のすべての罪は、既に、赦されているのです。このことを神に感謝しましょう。感謝することこそ、信仰の最大の表現です。（コロサイ人への手紙2:13−15；ヨハネの手紙第一1章；2:1−3；へブル人への手紙10:1−17）

４．信仰によって、神の命令と約束を受け取ること。

★神の命令

（御霊に満たされなさい）

また、酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。御霊に満たされなさい。
エペソ人への手紙5:18

〔神がこのように命令されているということは、つまり、これは神のみこころだということです〕

★神の約束

（私たちがみこころに従って祈れば、神は必ずこたえてくださいます）

何事でも神のみこころにかなう願いをするなら、神はその願いを聞いてくださるということ、これこそ神に対する私たちの確信です。私たちの願うことを神が聞いてくださると知れば、神に願った事は、すでにかなえられたと知るのです。
ヨハネの手紙第一5:14−15

信仰は、祈りによって表明することができます。

信仰をもって祈るなら、あなたも今、聖霊に満たされることができます。

私たちが聖霊に満たされるのは、信仰のみによります。しかし、心から祈るというのも、あなたの信仰を表明する1つの方法です。ですから、次のように祈ることによって、あなたも今、聖霊に満たされることができます。

「愛する神様、私はあなたを必要としています。私は今まで、自己中心の生き方をしていて、あなたに対して罪をおかしてきました。私の罪を赦してください。キリストが十字架にかかって死んでくださり、私の罪を赦してくださったことを感謝いたします。今、私は、もう一度、キリストが私の心の王座につき、私を支配してくださるよう願います。あなたの命令と約束にもとづいて、私を聖霊に満たしてください。———あなたが、私を聖霊に満たしてくださったことを信じて、感謝いたします。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン」

これは、あなたの心の願いを表しているでしょうか？

もしそうなら、今祈りましょう。神はあなたを、今すぐに、聖霊に満たしてくださいます。

聖霊に満たされ（支配され、力をいただい）ていることをどのように知るのでしょうか？

あなたは、聖霊に満たされるよう神に求めましたか？今、自分が聖霊に満たされていることがわかりますか？どんな根拠にもとづいてそう言えるのですか？
（神は真実であり、神のことばは信頼できるからです。へブル人への手紙11:6；ローマ人への手紙14:22−23）

私たちが聖霊に満たされているという確信は、聖書の約束に信頼する時に与えられるものです。決して、感情、又は、気分によるのではありません。下の汽車の図は事実〔神と神のことば〕と、信仰〔神と神のことばへの信頼〕と、感情〔信頼と従順の結果〕との関係を表わすものです。

◼️ 【事実】➖【信仰】➖【感情】

客車なしでも汽車は走ります。しかし、客車で汽車を引っぱることはできません。これと同様、クリスチャンは感情、又は、気分に頼って生活するのではなく、事実〔神と神のことば〕を信頼〔信仰〕して生活するのです。

御霊によって歩くには

クリスチャンが、御霊に支配される生活を送るための手段は、信仰〔神と神の約束に対する信頼〕だけです。一瞬一瞬キリストを信頼し続ける時、以下のことが伴ってきます。

１．あなたの生活に、だんだん御霊の実が見られるようになり（ガラテヤ人への手紙5:22−23）、キリストの似姿に変えられてゆきます（ローマ人への手紙12:2；コリント人への手紙第二3:18）。

２．祈りの生活と聖書の学びとが、意味のあるものになります。

３．伝道する時に、聖霊の力を体験できるようになります（使徒の働き1:8）。

４．この世に対し（ヨハネの手紙第一2:15−17）、肉に対し（ガラテヤ人への手紙5:16−17）、悪魔に対し（ペテロの手紙第一5:7−9；エペソ人への手紙6:10-13）、あなたは霊的な戦いへの備えができてきます。

５．誘惑や罪に抵抗する神の力を体験できるようになります（コリント人への手紙第一10:13；ピリピ人への手紙4:13；エペソ人への手紙1:19-23；6:10；テモテへの手紙第二1:7；ローマ人への手紙6:1-16）。

霊的呼吸

信仰によって、あなたは神の愛と赦しを体験し続けることができます。

主と共に歩み、主に仕えたいと心から願っていても、あなたの生活の中のどこかに（態度でも、行ないでも）、神に喜ばれないところがあると気付くことがあるかも知れません。その時は、キリストが十字架にかかって死んでくださった故に、神はあなたの過去、現在、未来のすべての罪を赦してくださっているということを、神に感謝してください。そして、信仰によって、神の愛と赦しを受けとり、神との交わりを持ち続けてください。

もし罪〔神への不従順の行為〕によって、あなたの自我が心の王座を取り戻してしまった時は、霊的呼吸をしてください。

霊的呼吸（きたないものを吐き出し、きれいなものを吸いこむこと）を、信仰をもってし続ける時、あなたは、神の愛と赦しを体験し続けることができます。

１．吐き出す——あなたの罪を告白すること——神が罪を示してくださる時、その罪を神に告白してください。神はその罪を赦してくださいますから、感謝しましょう（ヨハネの手紙第一1:9；へブル人への手紙10:1-25）。告白は、悔い改め——態度と行動の変化——を伴います。

２．吸いこむ———あなたの心の王座をキリストに明けわたし、信仰によって、聖霊に満たされてください。神の命令（エペソ人への手紙5:18）と、約束（ヨハネの手紙第一5:14-15）にもとづいて、聖霊があなたを支配し、力づけてくださることを信じてください。

（終）

この小冊子が、あなたに有意義であり、役立ったと思われましたら、どうぞこれをだれかに読んであげるか、さしあげるかしてください。
この小冊子は、世界中で多くの言語に翻訳され、何百万部も配布されてきました。その結果、非常に多くのクリスチャンが、聖霊の力と支配をいただいて生きるということを学び、喜びにあふれて毎日を送るようになりました。そして、このようなクリスチャンは、キリストにある自分の信仰を効果的に伝える証人となってきました。「あなたがたは、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。」と、キリストは弟子たちに命じられました。クリスチャンが、神の愛と赦しの福音を伝える際に、聖霊の力をいただいかなければならないことは明らかです。この真理を知ったクリスチャンたちの多くが、私たちのこの世代に大宣教命令を達成するために、色々の立場で積極的に参画するようになってきています。