ハヌカの祭り(宮きよめの祭り、光の祭り)
ハヌカの祭り(神殿奉献祭、宮きよめの祭り、光の祭り)
2015(🇯🇵平成27/🇮🇱5776)年12月2日 初稿投稿
2018(🇯🇵平成30/🇮🇱5779)年12月2日 改訂投稿
2019(🇯🇵令和元/🇮🇱5780)年12月22日 第二改訂
2020(🇯🇵令和2/🇮🇱5781)年12月10日 第三改訂
2021(🇯🇵令和3/🇮🇱5782)年11月28日 第四改訂
2022(🇯🇵令和4/🇮🇱5783)年12月24日 第五改訂
ハヌカ(Chanukah)の祭り
ハヌカー(英語: Chanukkah, Hanukah, Hanukkah, ヘブライ語: חנוכה Chanukkâh)
ハヌカの祭りとは、主イエスも体験されたユダヤ教の冬のお祭りで、🕎ハヌキアという9つの枝を持つ特別な燭台に、8日間かけて、1日づつ火を灯していく幻想的なお祭りです。1日分の油しかなかったのに、神殿の燭台が8日間燃え続けた主の奇跡に由来する祭りです。主イエスの母マリアが、天使ガブリエルから受胎告知を受けたのはこの祭りの時であると言われています。
ハヌカスケジュール
西暦2022(🇯🇵令和4)年12月17日(土)日没〜12月26日(月)日没まで/🇮🇱イスラエル暦5783年キスレブの月24日〜テベトの月1日
12/17土16:28〜 ハヌカ前夜(キスレブ24)
12/18日16:28〜 ハヌカ1日目 中央と1本目点灯(キスレブ25)
12/19月16:28〜 ハヌカ2日目 2本目点灯(キスレブ26)
12/20火16:28〜 ハヌカ3日目 3本目点灯(キスレブ27)
12/21水16:28〜 ハヌカ4日目 4本目点灯(キスレブ28)
12/22木16:28〜 ハヌカ5日目 5本目点灯(キスレブ29)
12/23金16:27〜 安息日・ハヌカ6日目 6本目点灯(キスレブ30)
12/24土16:27〜 ハヌカ7日目 7本目点灯(テベト1)
12/25日16:27〜 ハヌカ8日目 8本目点灯(テベト2)
〜12/26月16:27 ハヌカ終わり(ハヌキヤ消灯)(テベト3)
※ハヌキヤ(9枝の燭台)点灯時間(日没時間)は全て🇯🇵日本時間(東京)を記載
⬇️イスラエル在住のあるご家族によるヘブライ語によるハヌキア点灯の動画
https://www.facebook.com/groups/2315708538/permalink/10159851025223539/
受胎告知はハヌカの頃
北海道砂川市にある空知太栄光キリスト教会の
銘形秀則(Hidenori Meigata)牧師の記事より
http://meigata-bokushin.secret.jp/index.php?イェシュアの本当の誕生日はいつか
第九月の「キスレーヴの月」にイェシュアがマリヤのうちに身ごもったことになります。今日の太陽暦でいうなら12月の中旬から下旬の間です。ユダヤの暦ではちょうどその頃は「ハヌカの祭り」の時期です。別名「宮きよめの祭り」とも「光の祭り」とも言われます。
《引用終》
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Chanuka Medley with Micha Gamerman (Official Animation Video) (4:59)
ハヌカの祭りbyシオンの喜び/東京工業大学名誉教授 阿部正紀 氏
以下、シオンの喜び/東京工業大学名誉教授 阿部正紀氏の記事より引用
引用先リンク
http://messianic.jp/05-feasts/chanukkah.htm
ハヌカの祭り
聖書暦9月、西洋暦12~1月頃
エルサレム旧市街のお店のショーケースに並べてあった「城壁スタイル」のハヌカキャンドル立て「ハヌキヤ」(2005年筆者〔阿部正紀 氏〕撮影)
ハヌカの祭りとは:
ハヌカはヘブライ語で「奉献、献納」という意味で、ハヌカの祭りは別名「光の祭典 Festival of Light」や、「奉献あるいは献納の祭り Feast of Dedication」とも呼ばれます。キスレヴの月(第9月)25日から8日間行われる祭りです。西洋暦で、ちょうど12月から1月にかけて行われる冬のお祭りで、この祭りはレビ記23章に書かれている「主の7つの例祭」とは別に、歴史的な出来事によって生じた祭りの一つです。(もう一つはプリムの祭り)
ハヌカの祭りの由来:
紀元前167年、当時イスラエル・パレスチナ地方はギリシャ系のセレウコス王朝の支配下にありました。この頃のユダヤ神殿の大祭司職は、セレウコス王朝に貢納金を支払って得る地位であり、アロンの家系でない者が勝手にその職を継いでいました。当時の王アンディオコス4世エピファネスがエジプト遠征中、大祭司イアソンは、イアソンを上回る貢納金を支払ったメネラオスによって大祭司職を奪われてしまいました。彼は、エピファネス王死亡という情報を得てメネラオスに対して蜂起し、一時的にエルサレムを占領しましたが、破れて死亡しました。ところが、イアソンの挙兵が「ユダヤ人による反乱」ということとなり、アンティオコス4世はエジプトからエルサレムへ進軍し、神殿を略奪し多数のユダヤ人を殺害し、また奴隷として連れ去りました。そして、ユダヤ教に基づく生活風習を禁止し、安息日を守るもの、割礼をほどこす者は死刑としました。さらに、エルサレムの神殿はゼウス神殿に変えられました。
地方都市モディンの祭司であったマタティア(ハスモン家)は、ゼウス神殿へ奉献を命じたセレウコス朝の役人に対しそれを拒絶し、役人とその仲間となっていた親セレウコス王朝のユダヤ人らを殺害し、マタティアと5人の息子達(ヨハネ、シモン、ユダ、エレアザル、ヨナタン)と共に山中に隠れ、集まってきた人々を組織し、本格的な反乱を起こしました。
マタティアの死後、息子のユダ(ユダ・マカバイ)は、セレウコス朝からの独立を目指す戦争を開始しました。ユダと兄弟たちはセレウコス朝の将軍ゴルギアスをエマオの戦いで破り、続いてベト・ズルでリュシアスも撃破し、紀元前165年末にはエルサレムを包囲してセレウコス朝軍を要塞に封じ込め、エルサレム市内に入場しました。そして紀元前165年12月25日、エルサレム神殿からヘレニズム的な司祭を追放し、異教の祭壇を撤去することで神殿を清め、再びヤハウェ神に奉納を行った。この出来事を今も記念するのがハヌカーと呼ばれるユダヤ教の祭です。
マカバイ戦争の結果、ユダ・マカバイの弟シモンは「偉大なる大祭司」や「将軍」などの称号を用いるほど強力な支配権を握り、紀元前142年にはセレウコス朝軍のエルサレムからの完全撤退をみました。この年をハスモン家元年とする独自のコインを発行し、ローマとの間に外交関係を結ぶなどして、ユダヤは事実上の独立王国となりました。(Wikipedia 「マカバイ戦争」から抜粋)
このマカバイ戦争については、旧約聖書外典の「マカバイ書」に詳細に書かれています。新共同訳聖書に掲載されていることもあります。また、マカバイ戦争が単純な独立戦争であったのではなく、ヘレニズムの影響を多大に受けた上流階級と、市民としての権利を獲得できなかった下層民との軋轢の結果として、ユダヤ人の中での内乱的な要素も強い戦争であったようです。
タルムードの記述によりますと、ユダたちが神殿を清めて、神殿の庭に置かれているメノラー(七枝の燭台)に火を灯そうとすると、オリーブオイルが1日分しかなかったのですが、それが奇跡的に8日間燃え続けたという伝説があり、それにちなんで、ハヌカ用の九枝の燭台「ハヌキヤ」が考案されたのです。
唯一、新約聖書に記述があるハヌカの祭り:
古代のユダヤ文献で、旧約聖書外典である「マカバイ書」以外の文献で最古のものは、タルムードやミシュナーではなく、何と新約聖書なのです。
(ヨハネ10:22-39)
そのころ、エルサレムで、宮きよめの祭りがあった。
時は冬であった。イエスは、宮の中で、ソロモンの廊を歩いておられた。
それでユダヤ人たちは、イエスを取り囲んで言った。「あなたは、いつまで私たちに気をもませるのですか。もしあなたがキリストなら、はっきりとそう言ってください。」
イエスは彼らに答えられた。「わたしは話しました。しかし、あなたがたは信じないのです。わたしが父の御名によって行なうわざが、わたしについて証言しています。 しかし、あなたがたは信じません。それは、あなたがたがわたしの羊に属していないからです。わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます。 わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、また、だれもわたしの手から彼らを奪い去るようなことはありません。わたしに彼らをお与えになった父は、すべてにまさって偉大です。だれもわたしの父の御手から彼らを奪い去ることはできません。 わたしと父とは一つです。」
ユダヤ人たちは、イエスを石打ちにしようとして、また石を取り上げた。
イエスは彼らに答えられた。「わたしは、父から出た多くの良いわざを、あなたがたに示しました。そのうちのどのわざのために、わたしを石打ちにしようとするのですか。」
ユダヤ人たちはイエスに答えた。「良いわざのためにあなたを石打ちにするのではありません。冒涜のためです。あなたは人間でありながら、自分を神とするからです。」
イエスは彼らに答えられた。「あなたがたの律法に、『わたしは言った、あなたがたは神である。』と書いてはありませんか。もし、神のことばを受けた人々を、神と呼んだとすれば、聖書は廃棄されるものではないから、『わたしは神の子である。』とわたしが言ったからといって、どうしてあなたがたは、父が、聖であることを示して世に遣わした者について、『神を冒涜している。』と言うのですか。 もしわたしが、わたしの父のみわざを行なっていないのなら、わたしを信じないでいなさい。しかし、もし行なっているなら、たといわたしの言うことが信じられなくても、わざを信用しなさい。それは、父がわたしにおられ、わたしが父にいることを、あなたがたが悟り、また知るためです。」
そこで、彼らはまたイエスを捕えようとした。しかし、イエスは彼らの手からのがれられた。
(聖書引用以上)
ヨハネによる福音書は、非常に「主の例祭」や、このハヌカの祭りのように、「祭り」に関する記述が非常に多く、ユダヤ人が行う祭りを理解しないと、ヨハネによる福音書を正しく理解することは難しいでしょう。ここで、キリストは非常に重要な言葉を言っています。
「わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、また、だれもわたしの手から彼らを奪い去るようなことはありません。わたしに彼らをお与えになった父は、すべてにまさって偉大です。だれもわたしの父の御手から彼らを奪い去ることはできません。 わたしと父とは一つです。」(ヨハネ10:28-30)
ここではっきり、キリストは天の創造主たる御父と「一つ」であるとおっしゃっています。神と「一つ」であるという宣言は、当時の律法学者たちにとって、どれほど驚くべき、冒涜ともとれる宣言であったでしょうか。キリストの神性を強く表している言葉です。
ハヌカ—献納の祭り『メシアニック・ジュダイズム』から引用:
この祭りはマカバイの時代、イスラエルが、当時の圧政的なシリア—ギリシャの支配者から、驚くべき勝利を得たことを祝う祭りである。シリア—ギリシャ帝国はイスラエルを支配するだけでなく、イスラエル独特の聖書に忠実な宗教を破壊しようと試みた。彼らは異教の伝統と儀礼をイスラエルに押し付け、神殿にもそれを強要した。多くの人々が信仰によって殉教した。そこで、紀元前160年、マカバイ一家は大いなる反乱を起こし、最終的には神殿の再献納と、400年間のイスラエルの独立を勝ち取ったのである。初冬のキシュレヴの月25日に祝われるハヌカの祭りは、この神殿の再献納を記念するものである。この八日間のお祭りの中で顕著なのが、八枝のメノラー(燭台)のロウソクに火を灯すことである。毎日一つずつロウソクが灯される。これは、記録にある神殿の燭台での奇跡を記念するものだ。神殿の燭台が灯された時、たった一日分の油しかなかったのに、新しい油が供給できるまで、火は八日間も燃え続けたのである。メシアニック・ジューはこれらの勝利の日々を他のユダヤ共同体と共に祝う。彼らはマカバイ書から物語を語り、ハヌカの劇を通して、その時を再体験するのである。
メシアニック・ジューは、この祭りで、イェシュアの深遠なる教え、自分自身を「良い牧者」とし、主の「声を聞分け」、主を知り、主についてくる羊たち(ヨハネ10章)との関係について語られたことを思い起こす。
ほとんどのクリスチャンが、この同じ時期にクリスマスを祝うのを見逃すことはできない。メシアであるイェシュアがこの世に来られたことをお祝いするという、クリスマスの聖書的意義に関して、メシアニック・ジューは違和感を持ってはいないが、クリスマスそのものには違和感を覚える。その第一の理由は、大抵の神学者たちが、この時がメシアのお生まれになった時ではないと考えているからである。一般に、この日は古い異教の冬至の祭りに由来していると言われている。異教徒の考えにより、魔術によって春が確かに復活するのを象徴するのがこの日であった。そのような異教的なものに対抗するために、教会がこの日をクリスチャンの祝祭、つまり主の生誕記念日に置き換えたのではないかという。しかし、まだ違和感は残る。清教徒クリスチャンたちは、16-17世紀にクリスマスを祝うことを禁止した。それは、クリスマスが異教的なつながりがあると考えたからである。
実のところ、ハヌカはユダヤ人共同体の中心的なお祭りではないが、この祭りは強調される傾向がある。それは、プレゼントを与える祝祭であるクリスマスの影響に対抗するためである。話はここで留まらない。最近ジーン・ダニエロウ枢機卿(Jean Danielou)は、(太陽暦の)12月25日がメシアの生誕日とされた理由について、見解を示している。それによると、異教的つながりも考えられるが、むしろ、この日の起源は(太陰暦)キシュレヴの月25日がすでにメシアニック・ジューにとって、大いなる重要な意味を持っていた、という事実に求めるべきだというものである。後の時代にメシアニック・ジューとの関係が失われると、キシュレヴの月25日は12月25日と同一視され、イェシュアの生誕日となった。ダニエロウの意見によれば、キシュレヴの月25日は長老ヤコブの生誕日だという。
この、日付の問題と、それによって引き起こされる違和感に対して、解決策はあるのだろうか。イェシュアの生誕日を祝い、また主のご生誕に関して非常に深遠な事柄を記録した御言葉(マタイ1-2章、ルカ1-2章)を、祝祭的な場で朗読したいという要求を満たす解決策はあるのだろうか。
現代と往年のメシアニック・ジューが、イェシュアの復活を祝っている慣習を見てみると、そこに解決策のヒントを得られるのではないか。メシアニック・ジューは復活をニサンの月14日、つまり過越の祭りに関連して祝っている。宗教的な儀礼は、ユダヤ太陰暦に従って守っているわけである。そこで、メシアの誕生の日に関して合意がないことに気付けば、我々はそれに対し、新しい創造的な提案を出すことができる。
ハヌカと、そのことを通した神によるユダヤ共同体の保持が無ければ、イェシュアは決して地上には来られなかった。ハヌカは光の祝祭で、イェシュアは世の光であられた。つまりメシアニック・ジューにとって、ハヌカの最高潮は、イェシュアの誕生を祝うことではないだろうか。しかし、この祭りはユダヤの太陰暦であるキシュレヴの月25日に決めるのがいいだろう。この時、主のご誕生の物語を読むのもいいのではないだろうか。また、ハヌカの時期に、エルサレムにおいて、メシアニック・ジュー共同体の、大いなるリーダーであった長老ヤコブの人生を思い起こすのもいいと考える。メシアニック・ジューは、イェシュアの光とこれらすべての出来事に関する、物語の本や祝祭のアイディアを作り出す必要がある。それらの物語の本は、家族やコングリゲーションにとって助けとなるだろう。これはただの提案であるが、それには価値があると信じて提案するのである。(引用以上)
クリスマスの起源には諸説ありますが、当時すでにユダヤ人信者たちがハヌカを、ちょうど冬至あたりに祝っていたことから、その影響もあって、クリスマスが導入される一つのきっかけとなったという、ジーン・ダニエロウ枢機卿の意見があります。そういうわけで、クリスマスが単にサンタクロースやクリスマスツリー、プレゼントを渡すだけの「この世的な祝い方」だけでなく、ハヌカ−光の祭典−「世の光であるキリスト」を覚える日として、ハヌカについても学びつつ、クリスマスをお祝いすることは適切なのでは、というのが、ダニエル・ジャスター師のお勧めです。これについては、ケレン・ハ・シュリフット代表のガブリエル・ゲフェン牧師も同様の見解を示しています。
ハヌカの祭りの祝い方:
キスレヴの月(第9月)25日を初日とし、8日間、ハヌキヤ(9枝の燭台)に、1本ずつロウソクを灯します。ロウソクは、日が落ちてから毎晩灯します。
第一日目:中央の「しもべのロウソク」と、向かって一番右端にロウソクを立て、しもべのロウソクに火を灯し、しもべのロウソクから右端のロウソクに火を移します。
第二日目:中央の「しもべのロウソク」と、向かって一番右端(1本目)とその隣(2本目)にロウソクを立て、しもべのロウソクに火を灯し、しもべのロウソクから2本目のロウソク、右端のロウソクへと火を移します。
第三日目:中央の「しもべのロウソク」と、向かって一番右端(1本目)とその隣(2本目)、さらにその隣(3本目)にロウソクを立て、しもべのロウソクに火を灯し、しもべのロウソクから3本目のロウソク、2本目のロウソク、右端のロウソクへと火を移します。
これを8日間繰り返すので、ロウソクは1日目2本、2日目3本、3日目4本と、8日間で合計44本必要です。ユダヤ人が多く住むところに行きますと、44本セットになったハヌキヤ用キャンドルが売っています。
シオンの喜び副委員長である阿部さんお手製のハヌキヤ(2006年)
なかったら作ればいいのです。
阿部さんの「手作りハヌキヤ」は、こちらをご覧下さい。
クリスマス由来のプレゼント:
元々ハヌカには、プレゼントを贈るという習慣はなかったようですが、後で、クリスマスにプレゼントを贈るという風習に影響を受けて、ハヌカでもプレゼントを贈る風習ができました。中には、毎日1個ずつ、8日間で合計8つの簡単なプレゼントを贈るということをしている人もいるようですが、それでは出費がかさむということで、ハヌカのいずれかの日にプレゼントを1個渡す、というふうにしている人もいるそうです。プレゼントを渡す風習がクリスマスからというのは、ユダヤ教も認めていることです。
シナゴーグでは:
各シナゴーグや、メシアニック・コングリゲーションで行われるハヌカの間の安息日礼拝では、週ごとのトーラー・リーディング(律法の書の朗読)は、通常通り行われます。例えば、2008年12月27日(土)はちょうどキスレヴの月30日で、ハヌカの第6日目に当たります。その時に読まれた律法の個所は:
律法の書(トーラー)創世記41:1-44:17
預言の書(ハフトーラー)I列王記3:15-4:1
新約聖書(ブリット・ハダシャ)Iコリント2:1-5 (もちろんメシアニック・ジューのみ)
礼拝後、持ち寄りでお菓子を持ってきて食べるのですが、奇跡を起こしたオリーブ油にちなんで、油っこいものが出されます。以下が「ラトキス」と呼ばれる「ジャガイモの油揚げ」です。
http://www.flickr.com/photos/smitten/323472874/より引用
ズッキーニ・ラトキスにアップルソース
あと、ジャム入りドーナツと、ダイエット中の人は嘆くような内容のメニューが並びます。夕食だって揚げ物ばかり。キッシュやパイ、魚のフライや炒めた野菜など、油オンパレードです。
ハヌカのゲームは、この「ドレイドル」と呼ばれるコマ
ドレイドルの遊び方:
ハヌカの祭りの間、ドレイドルというコマを使って遊びます。コマの四面には、それぞれ「ヌン」「ギメル」「ヘイ」「シン」の四つのヘブライ文字があり、それは、「ネス・ガドール・ハヤー・シャン」(ここで大いなる奇跡が起こった)を意味します。また、イディッシュ語で「ニット」(なし)、「ガンツ」(全部)、「ハルブ」(半分)、「シュテル」(置く)という意味があり、コマを回してどの面が出たかによって、手持ちのコインを動かします。
1) ポット(壷)−何でもいいのですが、コインを置く場所を用意する。
2) 全員に10個ずつコインを渡す。
3) 全員が1個ずつ、コインをポットに入れる。
4) ドレイドルを回す順番を決める。最初の人が回して:
ヌンが出たら「何もしない」
ギメルが出たら「ポットの中のコインを全部取る」
ヘイが出たら「ポットの中のコインを半分取る」
シンが出たら「ポットの中に1つ手持ちのコインを置く」
ポットが空になったら、皆1個ずつコインをポットに入れます。
これを繰り返し、一人にコインが集まるとゲームオーバーです。
http://www.jewfaq.org/dreidel/play.htm
(バーチャル・ドレイドル・ゲーム)ここで実際にHP上で遊ぶことができます。ただし英語です。これで実際にやってみると、よく分かります。
皆様方に光と平和、喜びがこの祝祭日にありますように!
参考文献
聖書 新改訳
聖書 新共同訳
メシアニック・ジュダイズム ダニエル・ジャスター著(マルコーシュ・パブリケーション)
Wikipedia「マカバイ戦争」
Judaism 101: Chaukkah http://www.jewfaq.org/holiday7.htm
バーチャル・ドレイドル・ゲーム http://www.jewfaq.org/dreidel/play.htm
Copyright© A Bridge Between Zion and Japan, Joy of Zion: All Rights Reserved
《以上引用終》
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「5 神殿の清めはキスレウの月の二十五日に行われたが、その日はかつて異国の者たちによって神殿が汚された日であった。6 仮庵祭のしきたりに倣い、ユダたちは歓喜のうちに八日間を過ごしたが、つい先ごろまで、けだもの同然に山中や洞穴で、仮庵祭を過ごしていたことを思い起こした。」(新共同訳 旧約聖書続編マカパイ記二 10章5-6節)
《終》
関連書籍集
『メシアニック・ジュダイズム』ダニエル・ジャスター著、マルコーシュ・パブリケーション発行
https://amzn.to/3mFl2mY
ダニエル・ジャスター師の「Jewish Roots」の和訳本。1995年に初版が出版され、2001年に和訳本が出された。原本は2013年に改訂版が出されたが、改訂版の和訳本は出されていない。キリスト教信仰のユダヤ・ルーツ、そして新約聖書に書かれているユダヤ文化について、包括的に解説されています。
“Jewish Roots: A Foundation of Biblical Theology” by Dan Jaster(メシアニック・ジュダイズム原著)
https://amzn.to/3mFvPh1
イスラエル(聖書)の祭りリンク集
★⓪「イスラエルの祭りを預言的に今のあなたに適用する」聖書の祭りの概要解説★
https://note.mu/risingdestiny/n/n3c49a2acc5d7
聖書三大例祭
❶ペサハ/過越祭 ≒ 復活祭
❷シャブオット/七週祭/ペンテコステ
❸スコット/仮庵祭
Above Table by Bridges for Peace Japan
①「過越の血潮の十字架」
https://note.mu/risingdestiny/n/n9bee941bc01a
①-2【除酵祭と聖潔の祝福inペサハ(過越祭)】
https://note.mu/risingdestiny/n/n830dfdf2aa79
①-3【復活の初穂の祭り】
https://note.mu/risingdestiny/n/n8ae9ca3b0847
②■七週の祭り(シャブォット=ペンテコステ)〜初穂の祭りから婚姻の契約の日まで50日間オメルを数える〜■(2016/6/12)
https://note.mu/risingdestiny/n/nd8bcd2547630
③【七週祭(シャブォット=ペンテコステ)〜婚約の契約の日】(2017/5/31)
https://note.mu/risingdestiny/n/n181fbe477ea8
④ラッパの祭り(ヨム・テルーアYom Teruah)/ユダヤ新年ロシュ・ハシャナー(Rosh HaShanah)
https://note.mu/risingdestiny/n/nf61856c3882e
⑤畏怖の期間(ヤミム・ノライームYamim Noraim、Days of Awe)と大贖罪日(ヨム・キプールYom Kippur、Day of Atonement)
https://note.mu/risingdestiny/n/n0725b97be359
⑥【仮庵の祭り】(סוכותスコットSukkot、Feast of Tabernacles/Feast of Booth)
https://note.mu/risingdestiny/n/n820f48beca59
⑦【八日祭(シェミニ・アッェレット)/律法歓喜祭(シムハット・トーラー)】
https://note.mu/risingdestiny/n/n5810a1375d9d
番外編
⑧ハヌカの祭り(宮きよめの祭り、光の祭り)
https://note.mu/risingdestiny/n/n692253f6a89a
⑨ 【プリムの祭り - エステル記】
https://note.mu/risingdestiny/n/nef9860584230
⑩【資料】AD70年エルサレム陥落頃の出来事
https://note.mu/risingdestiny/n/n12d065f5659c
(リンク集終)
聖書 新改訳©1970,1978,2003新日本聖書刊行会
ユダヤ人も福音を信じなければ救われない
ユダヤ人だろうとイエス様=イエシュアを信じなければ救いはなく、純粋な福音が宣べ伝えられる時だけ彼らは妬むでしょう。
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教会には、もっと高尚な召し、すなわち、まずユダヤ人に福音を宣べ伝えねばならないという召しがあります。キリストを受け入れなければ救いはなく、その点については、妥協の余地など全くないはずです。
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【ユダヤ人は福音の最大の試金石】
https://note.mu/risingdestiny/n/n82245196da5f
どう思われますか?
私達は全員罪を犯しており、神の裁きにふさわしい者達です。しかし、父なる神様は彼の独り子を信じる者達のための裁きを満たすためにキリストを送られました。創造神かつ永遠の神の息子であるイエスは、罪のない人生を送られたのですが、私達が受けるはずだった罪の罰の身代わりとして死んで下さったほどに私達を愛しておられます。彼は葬られ、聖書に書かれている通りに死人の中から甦られました。もし、あなたがこのことを本当に信じ、心から信頼するなら、イエスのみをあなたの救い主として受け取り、「イエスは主です」と宣言して下さい。そうすれば、裁きから救われ、天国で神様と共に永遠を過ごすことになります。
あなたはどう応答されますか?
もしあなたがクリスチャンではなく、今クリスチャンになりたいのであれば、ただこう言って下さい。「主イエス様、私の罪を赦して下さり感謝します。今日、私はあなたに従うことを決めました。私をあなたの家族の中に受け入れて下さい。イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。」
詳しくは以下のリンク先を参照して下さい。
👉【福音】新しく生まれ変わる!(新生の祝福)
https://note.mu/risingdestiny/n/nb11945f61b7a
【預言の学び】預言とは&個人預言を受ける際の注意点(改訂版)
イエス様もなさった個人預言 の聖書の実例の解説、現在の個人預言の映像リンク集付き
https://note.mu/risingdestiny/n/n916fab966ed5
【なぜ、ライジング・デスティニー(シャイニング・デスティニー)を始めたのか(過去20年間の日本宣教史年表付) 】
【The Reason We started Rising Destiny (Shining Destiny): The History of Japanese Mission in the Past 20 Years】
https://note.mu/risingdestiny/n/nc415e4303df2
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