目を伏せてしまいたい過去の話をします
日進市の高級パスタ専門店
Pastaクオーレの岡田です。
※
現在は新型コロナウイルスの
感染拡大防止のため営業を自粛中
臨時の活動として
「パスタと創作フルーツサンド」の
「LINEで予約注文。全品テイクアウト」に挑戦しています!
過古の自分。あさはかで、若くて、未熟な自分の姿を思い出すと、目を伏せてしまいたくなる。
そしてその記憶に蓋をして永久に閉じ込めてしまいたくなる。
そんな時ってないですか?
その感情をいつまでもそっとしておくのか?
それとも、あえて引っ張り出すのか?
アプローチは、人それぞれだと思います。
あえて、今日僕は、自分がもっと成長するために。僕たちのお店を好きと言ってくれるお客様に全てを知ってもらうために。この「記憶の蓋」を開けたいと思います。
今から約9年くらい前。
創業して。3年くらいがたった頃。僕たちのクオーレは、開店当初より、ようやくお客さんに足を運んでいただけるようになりはじめていました。それで少しづつ売り上げも安定してきていました。
普通はそのまま地道に進むのですが、若気が盛んすぎた僕たちは、少しうまくいくと常にギリギリを攻めようとしてしまいます。僕はこの時28歳でした。
「よし。銀行に融資をもらってお店を改装しよう!」
・・・と。いうほど儲かってはいなかったんですが…
でもここまでは良かった。お店が儲かってきたら、お金をまたお店を良くすることにに使って、もっとお客さんがワクワクする店に進化していく。
これ自体は、今もずっとやっていて、自分たちも違う景色が観れて楽しいので、間違っていないと思っています。まずかったのは、この時の「ビジョン」でした。
その時。世の中の飲食店のトレンドで、「ビュッフェスタイル」「食べ放題」というのががありました。今では、そんなにみかけなくなりましたが、当時は多かったんです。そこで僕たちもその流行に影響されて、
「ピザバーだ!美味しいパスタにピザ食べ放題が加わったらお客さんいっぱいくるぞ!」
と、「お店をお客さんでいっぱいにすることしか考えていない」頭の軽い若手経営者まるだしのビジョンをかかげてしまいます。正直にいうと、ほんと目の前のことしか考えていませんでした。
でも、流行のおかげもあり、改装後、最初はクオーレは「大フィーバー」します。でもそれは始めだけで、次第に・・・お客さんが減っていきました。
日に日にお客さんが減っていくのを、リアルに感じて恐怖を覚えました。
いや、それよりも。自分たちのモチベーションが下がっていくのを感じて、それが一番辛かった。こんなのはもういやだ・・・僕も兄も口には出さないまでもそう思ってました。
もともとお店をやろう!という出発点は、
「どこよりもこだわったパスタが食べれる店」
だったはずなのに、
いつしか、知らず知らずのうちに「ピザバー」を運営することにエネルギーを奪われていることに気づきました。
本当は「持てる力」をもっと、パスタを探求することに使いたいのに・・・
それができていないのがもどかしくて、お客さんに申し訳ない気持ちになって耐えられなくなりました。
この時に気づいたんです。
人は目の前の「欲」だけで
行動すると痛い目に合う。
自分の、「原点の気持ち」を
無視したことをやると後できつくなる。
ということを、
※
誤解のないように言うと、「ビュッフェ」や「食べ放題」のお店を否定しているわけではありません。僕たちのキャラや、やりたいことに対してそうだったと言う話です。
この後、この一世一代の大ピンチから
どうやって脱出したか?!
については、長くなり過ぎてしまうので今回はやめておきます。「この続きを知りたい」という方がもしいたら書いていきたいと思います^ ^
それで、結局何が言いたかったのか?
というと、
今は、あの時。心からそうなりたい。。。神様ごめんなさい。僕にもう一度チャンスを!
と願ったことがやれています。
あの時から、ずっと変わらずに今もお店に通い続けくれているお客さん。
本当に感謝しています。
ありがとうございます。
今、新型コロナウイルスの影響で
「全品テイクアウト」ですが、
今やれることを全力でやっています。
そのことが嬉しいです。
これからも、自分の「原点の気持ち」
を忘れることなく、
持てる力を全て注ぎ込んでいきます。
最後までお読みいただき
ありがとうございました
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高級パスタと創作フルーツサンド
Pasta クオーレ
(現在は全品テイクアウト営業)
TEL0561-41ー8782
愛知県日進市岩崎町大塚31-1
♢ 人と人との接触が最小限
♢ LINEで予約注文できる
♢ 安全なオペレーション
♢ お家で感動するパスタを
♢ 太麺のスパゲッティー(のびにくい)
定休日:月曜日
営業時間:(お渡し可能時間)
ランチ
11時30分 〜 15時
ディナー
17時 〜 20時
※
土日限定で、15時〜17時の間は、
フルーツサンドのみなら、お渡しが可能です
平日はこの時間はクローズします。
テイクアウトのメニューはこちらから
https://tabelog.com/aichi/A2303/A230302/23020717/dtlmenu/
この記事が参加している募集
日進市の昆布出汁で茹でるスパゲティー Pastaクオーレchef 岡田 健吾です。日本人にしかできない、日本ならではのスパゲッティーを日々追求しています。食材、生産者さんのストーリーを一皿で表現します