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抜海駅ジオラマを作る #5: 駅本屋の塗装

最も緊張する塗装の作業を行いました。窓枠の塗り分けが全体の印象を決めてしまうので、どうするか悩みましたが、結局は手元にある何枚かの写真の雰囲気を踏襲して、線路側は壁と同じ色、正面と南側は白にしてみました。

実物の写真を久々に眺めていたら、線路側の窓の桟は「田」形でなく「日」の形だったことを思い出しました。手書きでいろいろと検討していた最初の段階では、その形状を認識していたものの、市販の窓パーツを当てはめて設計図を書いているうちに忘れてしまったようです。

試行錯誤中のメモが残っていました

実物とはちょっと違ってしまいましたが、この古めかしい感じも悪くないかと思い、このまま先に進みます。拡大した写真では、いろいろと粗も気になりはしますが…

ホーム側の窓枠は茶色、事務室側の入り口の屋根は赤にしました

今回、最も悩んだのが青いトタン屋根の色でした。模型は上から見る機会も多く、北海道の駅らしさを演出する重要ポイントだと思うのですが、実物の色合いは塗装の経年変化や光の加減、天候などでさまざまな色に見えますし、かなり褪色している場合が多いようです。今回はクレオスのミディアムブルーに、少しだけ青を加えてみましたが、追って褪色表現を加えて、もっとくすんだ感じにできればと考えています。

正面側の窓枠は白にしたので、せっかく浮き出させた出窓があまり目立ちませんでした

基本的な塗装の後、木の部分は同系色を、また基礎部分はコンクリートっぽく筆塗りした程度で、取りあえず完成としました。あとはジオラマに設置した段階で細かい調整をしたり、汚しを入れたりしようと思います。まだまだ先は長いですが、ようやく色のついた実体になったのが嬉しくて、つい線路と並べて遊んじゃってますが。

続いて、駅本屋の横に並ぶ幾つかの建物を作る予定です。

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