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むすびつくばライズ学園発!「単語力アップのポイント」後編

「単語力アップのポイント」の中でも、特に大切な 2つ について、8月の英単語カレンダーから例をあげてお話しています。「英語が~!」といっている、小中高校生やお知り合いに紹介ください。

ポイント② 音の足し算に慣れる

drive は dive に r を加えただけだとお話しましたが、この2つの語がとても良く似ていることに気づいていなかった方も多いのではないでしょうか? 特に意識していなかったとしても、すぐに納得した方がいる一方で、「何? どういうこと?」と疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。

無意識のうちにも、

dive = drive - r
drive = dive + r

のような操作ができているか、それとも一文字ずつ d(ディー)、i(アィ)、v(ヴィー)…のように丸暗記していくのかによって、学習効率は大きく違ってきます。

改めて、入門編から初級編に目を転じていただくと…

カレンダーで8月6日の derivedrivee を加えただけ、7日の deprive はさらにそこに p を加えただけですよね。

dive = d + ive
drive = dive + r
derive = drive + e
deprive = derive + p       

divefive とも似ています。書きの練習するときには、鉛筆など使わなくてもいいので、指先で机の上にでも

f (フ)  i (アィ) v (ヴ) e (読まない e )
d (ドゥ) i (アィ) v (ヴ) e (読まないe)
d (ドゥ) r (ゥル) i (アィ) v (ヴ) e (読まないe)

のように、文字の読みを確認しながら練習してみましょう。

人によって、歌ったり走ったりすることが得意だったり苦手だったりするように、「音の足し算」にもすぐ慣れる人もいれば少し時間がかかる人もいます。それでも「英単語は基本的に音の足し算によってできている」と気づくだけで、以前よりずっと簡単に、何度も練習したりしなくても、読んだり書いたりができるようになります。

ポイント① 知っている単語を生かす

とは言っても、「意味はどうやって覚えたらいいの?」という方がいると思います。そこでふたたび「ポイント①」に戻りましょう。これについてきちんとお話すると、長くなるので今日はポイントだけに簡単にふれます。

8月5日 arrive 着く ← 岸( rive )に着く / river
8月6日 derive 引き出す、由来する ← 流れ( rive )出る
8月7日 deprive 奪う ← de + 'prive:奪う

まず5日の arrive ですが、これは漢字の「へんとつくり」のように、arrive の2つの部分から成り立つ単語です。-rive は読み方こそ変わっていますが river:川 と同じルーツから生まれた語です。6日の derive は「どんぶらこ…と、川上から桃が流れてくる」ようなイメージでしょうか?

丸暗記では覚えにくい語も、暮らしの中で見聞きすることが多い river:川 という単語と関連づけて、さらに「目的地に流れ着く」「上流から流れてくる」など具体的なイメージをもつと記憶に残りやすくなります。

「でも、deprive は? -prive なんて聞いたことがない!」という人も多いと思います。deprive:奪う は、一般に英検2級、大学以上のレベルかもしれません。しかしこれも -priveprivate(priv + ate):個人的な、私有の と関連づけたらどうでしょう。

過去に行われた調査結果から推測すると、今どきの小学生は、高学年になれば1,000語から2,000語以上のカタカナ語、それも昔とはちがいますから英語としてもそのまま活かせるような単語を知っていると推測されます。中学高校生ともなれば、3,000語を軽く超えているかと思われます。せっかくの知識を生かさないという手はありませんね。

ここでもキーワードは「気づき」です。
リヴォルヴの英単語カレンダーの最大の特徴は、気づきをうながす単語配列にあります。カレンダーの英単語を練習するときは、縦に横に、関係ありそうな単語を探してみてくださいね。

おまけ

このレベルになれば to deprive someone of freedom などは、「人の自由をdepriveする」とするだけでも十分です。意味より、むしろその概念を理解することの方が大切で、下手に日本語訳を暗記などするとかえってマイナスになることさえあります。「自由をディプライヴする…要するに、奪うといえばいいかな」と思い出せれば、無理に暗記する必要はなくなりますね。

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