5、6月のむすびつくば
あっという間に夏休み。
むすびつくばライズ学園に通う子どもたちはそれぞれのペースで学習や創作、カードゲーム、外遊びなどの活動に取り組んでいます。
つくばセンター広場での外遊び
アクセスもよく水もある石の広場は子どもたちに人気でよくかくれんぼやおにごっこをして遊びます。岩によじ登ったり、広場を全力疾走したり元気いっぱいです。すぐに外に出られ、室内で発散できないエネルギーを開放できる環境がよい循環が生んでいるように感じます。
室内では学習、創作活動、カードゲームも!
ライズ学園の午前中の活動は、フリースペースでゆっくり過ごすか学習をするか子どもが自分で選んで活動できるようになっています。
教科は、国語、数学(算数)、英語、社会、理科。子どもが持ってきたワークの問題を一緒に解いたり、子どもの素朴な疑問から会話をベースに学んだり、タブレットを使って顕微鏡で観察したものをまとめたりとその子にあった学びを尊重しています。
小学生には、体験的な学びを意識した「学びのお部屋」の活動も展開しています。子どもたちの学びたい気持ちが育つよう学習の入口となる活動です。
学習に入らない子もスタッフとの会話の中で「なぜ人間だけがこんなふうに発展したのか?」、「なぜ人間のわがままでシロクマが苦しまなければいけないのか?」と疑問を発する場面が見られ、その後は子ども同士でそれぞれの意見や考えを話していました。
スポーツや絵画造形も!
午後の活動は、フリータイム(月曜、木曜)、スポーツ(火曜)、絵画造形(金曜)などの全体活動があります。
スポーツでは、5月にバトミントンを6月に王様ドッチボールに取り組みました。バトミントンはシングル、ダブルスと比較的同じくらいの実力の人と対戦したりチームを組むことができます。しかし、ドッチボールは小学生から中高生までいる中でのチーム戦。それぞれの力を存分に発揮するために通常のドッチボールに役職(役割)を追加することでバランス調整をしました。みんなが楽しめる活動にするためにスポーツを担当してくださっているネクスト・ワンさんと都度ミーティングを行っています。
絵画造形では、さまざまなテーマで活動しています。広場にある水場に浮かべる船づくり、いろいろな画材を使ってアジサイの花を描いたり、紙粘土を使ってまちを作る活動など、子どもたちは毎回とても楽しそうに参加しています。
子どもの安全を守る特別活動・日々の声がけ
上記で紹介した活動の他にも防災や交通安全など、子どもの安全を守るための特別活動も行いました。新しい教室で地震が起こったらどうするかを考える防災ワークでは、避難場所の確認、教室や避難経路に潜む危険をフィールドワークをしながら確認しました。
交通安全教室では、つくば警察署の生活安全課の方をお招きしました。
今回は自転車シミュレーターを持ってきてもらい子ども一人ひとりが自転車を漕いで身近に潜む危険を体験しました。
ほかにも自転車の間違った乗り方をクイズ形式で学んだり、ヘルメットの重要性を実験で体感したり、反射板がどれだけ光を反射するのかを体験しました。
<自転車シュミレーター>
むすびつくばでは校則のようなものはありませんが命を守るためのヘルメットは自転車に乗るときにかぶってねと定期的に話しています。
自分のペースで過ごし、前向きになっていく子どもたち
フリースペースでのびのびと過ごしていた子が学習をするようになったり、スタッフと遊ぶことが多かった子が他の子を誘って一緒に遊ぶ様子が見られるようになりました。
オープンスクールへのご案内
むすびつくばライズ学園では、定期的にオープンスクールを開催しています。子どもの支援に携わっている方、これから関わる方、教育委員会担当者の方を対象に日々の実践や大切にしていることをお伝えしています。
直近では8月に開催を予定しています。記事を読んでここが気になる!という方はぜひオープンスクールでお越しください。
お申し込み・詳細は下記からご覧ください。
NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所では、個性豊かな子どもたちの心に寄り添い、育ち・学びを支えるために、目的に賛同しご協力いただける方を広く募集しています!