見出し画像

[TFT] アイテムの比較 ラバドン vs ジュエガン/IE vs デスブレ/グインソー vs RFC

はじめに

皆さんこんにちはRise(らいず)です。今回はアイテムの比較というテーマで話していこうと思います。

皆さんは各チャンピオンのベストアイテムが何か考えたことはありますか?
この記事を読んでいるTFTオタクの皆さんは、統計サイトや、配信者などの意見、実際に試した体感などからベストアイテムを考えているのではないかと思います。

今回は計算で数値的にアイテムの比較をしていくことで、ケースごとにどちらのアイテムが強いのか議論していこうと思います。

ラバドン vs ジュエガン

ラバドンとジュエガンの使い分けは知っている人も多いかと思いますが、一番簡単なので最初に触れます。

ラバドンとジュエガンどちらの方が火力が出るのか、増加APを変化させて計算してみましょう。

ダメージ100(100%AP)のスキルを例にスキルダメージの期待値を計算します。(固定値やADレシオが含まれない前提)

※ベースのクリティカル率は25%、クリティカルダメージは140%です。

・計算式(ラバドンデスキャップ)

スキルのAPレシオ(1.0)×(100+増加AP+70)
=170+増加AP

・計算式(ジュエルガントレット)

スキルのAPレシオ(1.0)×(100+増加AP+30)×(クリティカル率(0.6)×クリティカルダメージ(1.4)+非クリティカル率(0.4))
=161.2+1.24×増加AP

このように増加APが増えるとジュエガンの方がラバドンよりも火力が出るようになります。

具体的には増加AP35以下ならラバドン有利増加AP40以上ならジュエガン有利となります。(増加AP36.666…が境界)

ダメージはいくつかのステータスの掛け算で決定されるので1つのステータスを足し続けるより、他のステータスを掛け合わせた方が効率的なのです。

デスブレ vs IE

ここからが本題です。デスブレとIEはADを上げるため、通常攻撃(AA)とスキルダメージ(ADレシオ)の双方に影響があります。

さらに、通常攻撃はもともとクリティカルの判定があるのに対して、スキルにはありません。

AD90のチャンピオンのAAとスキルダメージ(ADレシオ195%)を増加ADレシオを変化させて計算してみましょう。(ゼリ星2です。)

・AA

計算式(デスブレード)

AD(90)×(1+増加ADレシオ+0.66)×(クリティカル率(0.25)×クリティカルダメージ(1.4)+非クリティカル率(0.75))
=164.34+99×増加ADレシオ

計算式(インフニティエッジ)

AD(90)×(1+増加ADレシオ+0.3)×(クリティカル率(0.6)×クリティカルダメージ(1.4)+非クリティカル率(0.4))
=145.08+111.6×増加ADレシオ

このように増加ADレシオが増えるほどIEの方がデスブレよりも火力が出るようになるのですが、153%以上増加ADレシオがないとIEが上回りません(ガンナー6で+160%)。
これは通常攻撃にもともとクリティカル判定があるためにIEのバリューが下がっていることを示しています。

・スキルダメージ

計算式(デスブレード)

AD(90)×(1+増加ADレシオ+0.66)×スキルADレシオ(1.95)
=291.33+175.5×増加ADレシオ

計算式(インフニティエッジ)

AD(90)×(1+増加ADレシオ+0.3)×スキルADレシオ(1.95)×(クリティカル率(0.6)×クリティカルダメージ(1.4)+非クリティカル率(0.4))
=282.906+217.62×増加ADレシオ

このように増加ADレシオが増えるとIEの方がデスブレよりも火力が出るようになります。具体的には増加ADレシオが0.2以上でIEの方が有利になります。

以上の結果をまとめると、基本的にAAのダメージはデスブレの方が高くなり、スキルのダメージはIEの方が高くなります。

では実際のチャンピオン(1コア)でダメージの比較をしてみましょう。

ゼリ

※パッチ13.12の値です。

ゼリのスキルはシンプルでAA1回につき追加でスキルダメージが乗るというものです(計算しやすいですね)。

ゼリ星2(AD:90・スキルダメージ:195%AD)、ガンナー4(AD+96%)、1コアでAA1発のダメージ合計を計算すると

計算式(デスブレード)

164.34+99×増加ADレシオ(0.96)+ 291.33+175.5×増加ADレシオ(0.96)
=719.19

計算式(インフィニティエッジ)

145.08+111.6×増加ADレシオ(0.96) + 282.906+217.62×増加ADレシオ(0.96)
=742.0372

ということでIEが上回りました。ゼリはガンナーでADが上がっており、さらにスキルダメージの方が高いのでIEの方が相性が良いということですね。

アフェリオス

ではシナジーでADが上がらないアフェリオスはどうでしょうか?先ほど見た通り、増加ADが20%以上ない場合はスキルダメージですらデスブレの方が強いです。そのため1コア・2コア(グインソー+IEorデスブレ)の段階だとデスブレの方が強いです。

グインソー vs RFC

最後にASアイテムであるグインソーとRFCの比較をしてみましょう。RFCは最初からAS+55%、グインソーは最初はAS+10%ですがAAするごとに5%ずつ上がっていきます。

要はいっぱいAAすればグインソーの方が強いのですが、具体的に何回以上AAすればグインソーが RFCを上回るのでしょうか?

※ゼリやアフェリオスなどグインソーのAP+10がダメージに影響を及ぼさない前提。アジールやカイサはまた違ってくる。

AS0.8のキャラについて、棒立ち・スキルなし想定で、AAの回数とかかった時間を計算してみました。

AA20回以上でグインソーが上回るという結果になりました。

実際は移動やスキルの時間があるのでこのグラフよりも時間がかかります。RFCは射程が伸びて歩く時間が減るのでもっと効率は良いです。

最後に

こんなわけわからん記事を最後まで読んでくれてありがとうございます。最後に有益なことだけ書いておくと、ゼリはIEが強くて、アフェはデスブレが強くて、グインソーはAA21回くらいでRFCを上回ります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?