解散と拡散

SMAの漫才コンビ、マカロンが解散した。

マカロンとの出会いは運命的だった。
妹の要望で東京までわざわざライブを見に行った2018年8月。ウエストランド見たさに無理やりねじ込んだK-PROライブ『咄人』に、マカロンが出演していた。

正直、マカロンのことをその時は知らなくて、ロン毛とメガネの普通のお兄さんって感じで、こういう人がいるんだ〜っていう印象だった。
はずだったのに。
その時に披露されてた漫才がめっちゃ面白くて、ウエストランド目当てで見に行ったのに、マカロンの漫才に目を奪われてしまった。

個人名を覚え(前嶋さんと舟久保さん)、M-1グランプリの結果を気にし、YouTubeのトーク配信とか漫才を見る日々。
でも、東京の芸人さんということもあり、生で見ることができたのは運命の日が最初で最後。マカロンに面白い、って思わせてもらって、その後も面白いって感情をたくさんもらえたのに、私は何もできなかった。

こんなにも、残念だって思った解散は、久しぶりで、こんなにも、もっと発信したり会いに行ったりすればよかったと後悔したことはなかった。

この気持ちとは逆に、ちっぽけな1ファンが、少しだけ力を得たような気持ちにさせられる瞬間も経験した。

推しがゲストとしてお芝居に参加したのは約1週間前。
芝居なんて全く興味がなかったのに、ただ推しが出るというそれだけでチケットを買い、最前列で見た。
芝居の内容以上に、いつもの推しとは違う、役者ぶったところがまた好きで楽しくて、エンディングの写真と共に推しの良さをTwitterでつらつら書いて発信した。同じく推しを応援する人達に届けと思って。
そしたら、お芝居の監督にリツイートされ、役者さんとか芝居のファンの方とかにもリツイートされて、知らない人からいいねをもらって。
初めての経験で焦ったけど、アカウントを解放することの魅力も、推しの良さが轟いでいくかもしれないワクワクも知ることができた。

↑↑↑これは元のツイートです。


こんなしがないファンにも、何か少しだけでも、大好きな人のために貢献できるんじゃないか。
そんな錯覚に陥った。

じゃあより一層、私は大好きな人を見続けられる行動活動をすれば良かったな。

今もずっと、私はマカロンの漫才が好き。
おふたりが今後どのような活動をするかはわからないけれど、私はこれからも好きな漫才師のひと組にマカロンを挙げよう。

このあと私ができることはきっとそれだと思うから。

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