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ジーンブライド2巻を読んだよ

高野ひと深先生が描く男の子がすごく魅力的。
『私の少年』の大ファンの私としては、真修の美しさをずっと引っ張っていて、『ジーンブライド』の蒔人の幼少期なんかがそれに当たるというか、とにかく絵の美しさが大好きな漫画だと思っていたのですが。

『ジーンブライド』2巻を読んで、作品の中に眠るテーマに至極共感している自分がいたことに気付かされまして。

私はとにかく、可愛いものが大好き。今目の前にあるケータイもプルームテックもそのケースもカバンもカバンの中のハンカチもイヤホンもマスクも、全部ピンク色。髪の毛はくるくるするのが大好きだし、リボンかレースがあしらわれた服を着て、自分が1番魅力的に見える化粧をして街を歩くのが好き。たしかに、推しに会いに行く時(今日もだけど!)は気合いが入るけど、でも、学校でだって、TPOを守りながら、それでも精一杯の大好きな自分でいたい。

それは、誰のためでもなく、自分のため。
誤解を恐れずに言うと、可愛い自分が誰よりも好きなだけ!(ナルシストなんです笑)

そんな私だからか、学校……職場では、とにかく男の人たちから色んなことを言われる。
やれ、今日のスカートは可愛いだの、今日の化粧は気合いが入ってるだの、夜デート?だの、その髪型可愛いねだの。
いやたしかに、みんな良かれと思って、しかも褒めてくれてる。けど、え?なんでいちいち見てるの?ってずーーーっと思ってた。ただ、うちの先生たちは悔しいけどみんないい人で、とても風通しがいいから、世間話の1つとして言ってるんだよね、うんうん、と飲み込むしかなかった。

そもそも、そんな人達が集まる場所で、フラットな校則が残ってる訳もなく。違和感しかない校則を生徒たちに強いて、私たちは見た目をいじられて。

でも、私も、すごく時代錯誤な考え方をしようと努めてた。
セクハラをされるのは、自分が女性として魅力的ってことなんだから、っていうのを信じて疑わず、強い女性であらねばと、そんなことにいちいち屈してるような弱い人間じゃないんだと、とにかく強がってたということに、いっちゃんと恵波がセクハラを笑い話にしていたというエピソードで気付かされた。
女の子が、強くならなくていいんだって。
社会が変わらなきゃいけないんだって。

これからも私は、自分が可愛いと思うものだけを身につけて生きていきたい。それは、誰のためでもなく、強いて言うなら私が可愛いと思われたい人(それはもちろん自分も含む)に可愛いと思われるためだけにやるのだ。
職場の誰かに、品定めされるためじゃない。

可愛くいようとすることに、もっと胸をはりたいな、そう思わされる1冊でした。
女の子でよかったと、思える社会でいさせてよ!

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