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オリーブケア吉祥寺の閉店を前に今思うこと

オリーブケアを創業したのが2018年5月。

創業と同時にシェアサロン・オリーブケア吉祥寺をオープンしました。
そして、この度入居しているビルの老朽化により取り壊しが決定したため、12月末でこちらのお店はクローズすることにしました。

移転するか、姉妹店のオリーブケアヒナと統合するかなどいろいろな選択肢の中で迷いながらもこの決断に至った経緯や今の思いを綴っておこうと思います。

薬局じゃなくてもコミュニティスペースは作れる

薬局を作りたい!と思って、会社員を手放したのが5年前。グロービスで経営学を勉強したり、現場修行だと思って薬局薬剤師の経験を積みながら自分の感覚に従って進んできました。

当初薬局を作りたいと思ったのは、薬だけでは人は元気になれないと思ったから。こころとからだ、あたま、たましいは全部繋がっていて、全部が調和されていてこその健康。医療者として、薬に関わることは大事だけどそれだけでは片手落ちな気がしていて。

薬局修行を経て、薬局は物理的にも能力的にも、とっても大変だとわかったので、今の薬局で働かせてもらうことにし、オリーブケアとしては職場でも、家でもない、もう一つの場所を作れたらいいな。
マンションの1室なら管理も維持もそこまで大変じゃない。なんかできそう!思えたのです。

そんなこんなでオリーブケア吉祥寺をオープンしたのが4年前。たましいやヒーリングにフォーカスするため、2020年にオリーブケアヒナもオープンしました。

オリーブケアは私自身も含めて、個人で働く人が自分の好きなことを表現する場所。場所をシェアすることでよりハードル低く起業・複業ができる。困ったときは助け合える。そんな場所として育っていきました。

シェアサロンと共に私の働き方もアップデートされた

会社員という1つの仕事にコミットする働き方から卒業して5年。私の働き方もガラリと変わりました。今ではミッションに共感した会社さんと一緒にお仕事をさせてもらっています。

自分らしく生きる=”自分らしく働く”と言っても過言ではないと思っています。

自分の得意なことで社会に貢献できたらそれこそが天職。我慢して働くより、得意なことが仕事にできたらそんな楽しいことはない。

楽しくってもお金はいただけるのか?そんな実験をしながら、いただいたお仕事をやりつつ、この実験を繰り返し段々と得意なことで貢献できることが明確になってきました。

ここ数年で明確になってきた
私の働き方の”心地よさ”

大人数よりマンツーマンが好き
講師業もいくつか経験させてもらい、法人向けやグループレッスンもやらせていただいたけど、やっていて楽しいのは、お一人お一人に向き合いながらカスタマイズして伴奏するやり方。マンツーマンのレッスンやコンサルティングが好き。

時間に縛られずに働く方が好き
理想の暮らしは朝起きて、コーヒーを飲んで一息ついてから仕事を始めること。早起きは何度やっても失敗する。。
今は、夜の方が集中できるので仕事は夜にやることが多い。全くパワーが出ない日もあるのでそこは自分のタイミングで。

リアルじゃなくても大丈夫
実際に仲間と会うことも大切だけど、もともと会社員の時もテレワーが基本の会社だったので、オンラインで働くことに抵抗がない。
要件や仕事のゴールが握れていれば、常に一緒に場所を共にしていなくても大丈夫。全国の人と働けて楽しい。

自分の理想の働き方が明確になってきたので、こちらからも要件が提示できよりスムーズにお仕事と繋がれるようになりました。今後もライフステージによって働き方は変化していくだろうけど、大事にしたい本質がやっと見えてきました。

時代と共にサービスのあり方は変化する

自分自身の働き方をアップデートしつつ、オリーブケアのあり方も変化していく時期なんだなと感じています。

本社の取り壊しの連絡をきっかけに移転や別の方法がないのか悩みました。
オリーブケアを場所として残す必要があるのかどうか。

コミュニテイの場所としてのハブの役割を担ったり、創業・起業の初期の困りごとのサポートをしながらご利用いただくメンバーと関わってきました。でも数年経ち皆さん本当に自分の道を切り開いていて、オリーブケアがなくなっても大丈夫。私自身もメンバーの皆さんもと思えたのです。

コロナになって集まるということがタブーになり、休業した時期もありました。そんな苦難な時期も含めて継続できたのは皆さんのおかげだし、必要としてもらえたことが何より嬉しいです。

オリーブケアがあることで挑戦できた、新しい道が切り開けたと思ってくれる人が一人でもいれば、事業としては大成功!
ここを手放しても、オリーブケアは続きます。いろいろな形を変えて。

また新たに関わってくれる人がいたら嬉しいです。今度はバーチャル上かもしれない。

なんて思ったりして。


▼オリーブケア ホームページ


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