見出し画像

フォード劇場でリンカーンの演劇を観てきた

2024年9月22日、ワシントンDCにあるフォード劇場でリンカーンの生涯を描いた演劇「Mister Lincoln」を見てきました。とってもよかったので、記事に記録を残しておこうと思います。

この作品が上演されたフォード劇場は、1865年4月14日に当時大統領だったエイブラハムリンカーンが暗殺された場所になります。

右横の国旗がかかっているところが暗殺された場所

■この作品について

(以下ネタバレ含みます) 構成としては、俳優スコット・バクラの一人芝居でした。暗殺されるシーンから始まり、彼の生涯をリンカーン自身の目線から一つずつ振り返るような内容になっています。

郵便局長時代から、弁護士、下院議員を経て、大統領になった過程や南北戦争奴隷解放宣言の様子を描いていました。

■感想

◎作品について

ただ歴史をなぞるのではなく、リンカーンが彼自身の心情を混ぜながら語る形式が印象的でした。どのように彼が生涯を歩んだのかがよくわかりました。特に南北戦争の際に妻のメアリーの弟が南北戦争で北軍との戦闘で亡くなったシーンは非常に心が痛かったです。

あとは… 奴隷解放宣言後、感謝の意を込めてリンカーンにひざまずいた市民に対する名言もかなり感動しました。

Don’t kneel to me, that is not right. You must kneel to God only, and thank Him for the liberty you will hereafter enjoy.

リンカーン

演劇が終わった後には、主演のスコットバクラが観客とリンカーンが当時座っていた座席に向かってお辞儀をし 全席スタンディングオベーションで終わりました。

◎日本とアメリカの演劇の違い

アメリカで演劇を見るのは今回が初めてでした。クスッと笑えるシーンでは、みんな声を出して大笑いしていたり😂😂 残念!みたいなシーンでも「Awwww⤵︎」みたいなリアクションでしたw w 

コメディではないのでそこまで笑えるシーンは多くないですが、確実にリアクションの違いはあるなと思いました〜面白い。

◎一人芝居について

今回一人芝居を見るの自体が初めてでした。最初から最後まで舞台セットは一切変わらないのですが、音響だったり服を少し変えたり(コートを着る・タイをつけるetc)でまるで全く違うシーンにいるような印象を覚えました。俳優さんの演技力ですねこれは!すごい。

■終演後

今回2階で観劇したのですが、1階に降りてみたり劇場内を見学しました。

1階からの視野
リンカーンの銅像

■終わりに

初めてアメリカでの演劇鑑賞、とっても良い経験でした✌️ 売店で名言集も買っちゃいました。

リンカーンの名言集

実は今回のDC滞在中にもう1, 2個見たい演劇(ミュージカル)があったのですが予定が合わず🥲 

また次回のアメリカ滞在時に色々見てみたいなと思います。ここまで読んでくれてありがとうございました🙏