見出し画像

11年ぶりに推しがCDをリリースした話


※こちら私が出来事を忘れないための備忘録となります。要点も主題もない乱文長文謎文体ですが私が初心を忘れず思い出せればいい仕様となっているのでご承知おきを。


୨୧˖。ʚ♡ɞ。˖୨୧˖。ʚ♡ɞ。˖ ୨୧


日常にあって当たり前だと思っていたCDもMVも当たり前のものじゃないんだってことを声を大にして言いたい。 


2024年3月2日私の推し稲森寿世のミニアルバムの制作を賭けたクラウドファンディングが開始された。
11年間CDをリリースしておらずオリジナル曲はあるもののライブで聞くことしかできないので生で聞いたことの方が多いという珍しい状況。ライブの回数は重ねてきたので歌詞すらまともに見たことないのに覚えてはいるのだが。

正直ただ“音”が欲しいファンとしては手売りCDでもいいじゃんと思ったこともあった。
でも待てど暮らせど制作されることはなかったので「そういうこと」ではないというのが伝わってきて、本人が作りたくないはずない中CDが欲しいって言い続けるのもプレッシャーになってしまうかもしれないと思いいつからかあまり口にすることもなくなった。

そんな沸々とした思いを持ち続け早11年発表されたクラウドファンディング。all or nothingだから成功しなければCDは作られない。こんなにも待ち望んだものなのに何をするにも金がいる。もどかしき資本主義社会。
最高金額は20万円。正直自分の生活も余裕がある方ではないのでコースが発表されるまでの予算は10でしたが頑張れば出せなくないMAXBET。今出さずにいつ出すのだ。それに11年で割ったら月額たった1500円。なんだサブスクじゃないか。と半分ガチでそうひらめき、半分は高額に日和る自分に言い聞かせながら支援させていただきました。

ちなみに私が支援した「稲森村産地直送!UR(ウルトラレア)コンプリートコース」の内容は以下のとおり

支援したクラウドファンディング内容


・オンラインビデオ通話会参加権利(撮影収録可能)
・オンライン先行試聴会参加権利
・オリジナルフォトブック
・ブックレットにお名前記載
・Tシャツ限定カラー
・CDにサインを入れてお渡し
・オンラインorオフライン CDお渡し会参加権利
・サイン入りポストカード
・記念グッズ(オリジナルアクリル時計)
・生誕祭当日開催のオフ会後、打ち上げ参加権利
・オリジナル楽曲「承認欲求シンデレラ」コーラス参加権利
・レコーディング後、打ち上げ参加権利

めちゃくちゃ豪華すぎる…
コーラス参加もやばくないです?私CDデビューしちゃうじゃん…(違)でもこんなん一生思い出に残るやつ。
あとこういうバナー類もひぃちゃんが自分で作成したらしい。多才すぎる…

これから終了までドキドキの期間が始まる…!と思いきや開始されて2時間で100万円を達成し4日足らずで100%達成という脅威のスピード…
でもこれは容易に達成したわけではなくひぃちゃんのこれまでの積み重ねがあったからだと思っている。なぜならCAMPFIREの応援コメントを読んでみると

「リトブル時代に元気づけられました」
「hieちゃんがクラファンすると聞いて!」

など現役のファン以外にもたくさんの方々が支援されていて、さながら主人公に助けられた人々が終盤で強敵との戦いに駆けつけてきてくれる胸アツ展開のようでリトルブルーボックス時代があって、hie時代があって、稲森寿世時代があってそれは全てひぃちゃんの軌跡なのだと。

結果は120%MV作成、150%広告宣伝を見事達成し165%の2,986,634円でストレッチゴールを果たした。本当にすごい。CDと同じくらいMVもずっと待っていたから本当に嬉しすぎた。自分1人ではどうにもできないことだけれどこうやってファンのみんなが力を出し合って迎えられたゴール。そしてここからがスタートである。CD制作期間中も変わらずライブも行ってくれたがとても忙しそうなのは端々で伺えた。でも音楽のお仕事できるのが嬉しいって言ってくれるひぃちゃんが本当に楽しそうでこっちも嬉しくなった。

あとレコーディング後の打ち上げの話もしたい…が、さすがに脱線しすぎるので割愛。とりあえず宅飲みする時みたいにみんなでスーパーまでひぃちゃんがトマトを道路へぶちまけた話を聞きながら買い出しに行って、夜中4時近くまで食べて飲んで騒いでひぃちゃんがタクシーへ乗り込むまで見送って(友達か)夢のような時間だったと記しておこう。推しとオールできる世界線…チョットイミワカラナイヨ

閑話休題、そんないろんな人の思いがつまったCDのお渡し会が2024年7月20日六本木某所で行われた。

その日のスケジュール↓

12:00 生誕祭ライブ
15:30 お渡し会
17:00 オフ会
19:30 クラファンリターンの打ち上げ

わぁなんてハードなタイテ🩷
てんやわんやになること間違いなしでしょう。あ、それはいつもか。
スタートは押したものの(安定)無事に開催された生誕祭。
今年も昨年に引き続きリトブル時代の相方の維くんがギターで参加してくれて昨年の東京タワーワンマンでは参加できなかった野田さんと豪華にもツインギター。節目の時にしか聞くことができないけれどみんな楽しそうに楽器を演奏されるのでhieバンドの音色がとっても好き。ゆいくんのギターは歌っているみたいだなといつ聞いても思う。リトブルの解散ライブが10年前だなんて信じられない。当時はリトブルのCDがまともに聴けなくなくなるくらいショックで悲しかった。けれどまるで正反対の2人だけど音楽にかける熱量は一緒でだからこそ作り出せた物語なんだと思う。ここまでそれぞれ音楽を続けてくれて稲森寿世・渡嘉敷維としてまた出会うって奇跡。

相変わらずゆいくんは塩対応でしたが(ギターでデレてくれる)新曲にリトブルの曲にもう幸せいっぱいのライブで極めつけは本邦初公開のMV!サプライズがすぎる!びっくりしすぎてあれだけ楽しみにしていたMVなのにえ、みゅーじっくびでお?あのYouTubeとかでよく見るやつ?これ夢じゃないよね?ひぃちゃん可愛すぎると脳が混乱を極めた状態。なんかいつも生誕ライブは白昼夢みたいだったなって名残があるけど。この日は目を開けたまま真昼に見るメリーゴーランドの夢ってかんじだった(?)。感情はジェットコースターだったけど。

ライブ後は場所を移動しお渡し会へ。あらかじめスタッフさんからCDを受け取りひぃちゃんにサインを書いてもらうため列へ並ぶ。念願のCD…。お友達の「JANコードがある…」って言葉に激しく頷いた。だってそれはCD屋さんに置いてあるCDそのもので“一般に流通されている商品”だったから。

名前を書いてもらい(余談だがHNで頼んだのに〇〇じゃなくていいの?となぜかここで本名バレする)ひぃちゃんからCDを受け取った瞬間「CDが手元にある」衝撃にいままでのいろんな思いが込み上げてきて涙が溢れ出てきた。いままで夢の続きのようで実感が湧いて無かったんだけどやっと脳が現実だと認識したらしい。
ずっと待ち望んでいたCD。ライブだけでしか聴けなかったひぃちゃんの歌声。何より私が応援してきた稲森寿世のCDがこの世にあるという事実。それが物体になって触れることができて実体になった。そんな私を見てひぃちゃんも一緒に泣いてた。「ライブでもあんま泣かなかったのにー!」って。時間も押していたしさっさとはけようと思っていたので私もまさかここで泣くとは思っていなかった。でもそうだよね感情が抑えきれなくなるくらい大きな出来事なんだこれは。
たくさんがんばったね。CD作ってくれてありがとう。
やっとここまで来たよって言われてまた泣いた。

それからのオフ会も打ち上げもにぎやかで楽しくてこんなに幸せでいいのかと思うくらい夢のような1日でした。

このサブスクの時代にこんなにもCDに一喜一憂する日がくるなんて思ってもみなかった。
ずっとライブハウスで聞いてた曲が家の中で流れている嬉しい違和感
自分の携帯から妄想ワンタッチラブが流れてつい腕が動いてしまうこと
曲がグレードアップしていることにゾクゾクってきたり、歌詞カード見て考察したり、通勤中にひぃちゃんの声聞いて今日も一日頑張ろうって思うのずっとやりたかった。
長かった。10年待った。

打ち上げ最中にアップロードしたMVだって本当に可愛くて可愛くて可愛くて
みんな知って!私の推しこんなに歌が上手くて可愛んだよ!っていろんな人に伝えられる喜び。街頭のモニタにMVが映るのを待つのも店内放送チャレンジするのもずっとずっとやってみたかった。
それが叶った。

そしてリリイベ。もうこの響きだけで泣ける。
CDショップにCDが置いてある。文だけ見ると当たり前のことだけどオフィシャルじゃなきゃありえなかったこと。手売りでもいいじゃんと思っていたあの日の浅慮な自分よ、待つのだ。10年くらい。そっちの方が良い。
よく店頭に飾ってあるポスター。情報の視認としてだけで別段気に留めたことなかったのにそれがこんなに特別に見えるなんて。
私はいまCDを積むことの喜びを噛み締めている。
(余談だがリリイベのお名前入れは本名にしてもらおうと名前を言いかけたらフルネームで先に言われて記憶力の良さにちょっと引いた(普通逆では?))
タワレコの店内でアルバムの曲を披露するひぃちゃん。もういまはその曲の予習もできてしまうのだ。

もう何もかも私にとって感動的できっといつかこれが当たり前に思う日が来るかもしれないけれど、それもまた素敵なこと。

大金を出すことにためらいがなかったわけではない。「こんなに出したのよ!」って思う自分になってしまったらどうしようとか。そう思わないであろう金額が10万円だったからその倍。清水の舞台。
後悔するかもしれない。でもそれでもいいや、10万円はいままでもらった元気の分、あとの10万円はこれからの期待への投資。
まぁ結果そんな心配いらなかった。

CDの出来栄えも最高でリターンの特典ももちろんだけれど、何よりお金じゃ買えない感覚や感情や感動を味わった。払わない方が後悔してた。

不思議だね。見えない音色を物体にすることを望んで、そこの物体から生まれる見えないものが大切になるなんて。

でも見えないからこそ感じると嬉しいし大切にしたいと思うんだ。

そしてここからが新しいステージの幕開け。
GIRLSMIC PLANETがこれからひぃちゃんの武器になると思ってる。それを作ることができたこと、そしてそれに少しでも力添えできたこと誇りに思うよ。

たくさんの夢を叶えてくれてありがとう。また新しい景色を見られるよう応援しているね。ひぃちゃん大好き。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?