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海に浮かぶ豆腐の絵



「こちらの作品は何に見えますか?」
とインスタストーリで質問したところ

30%以上の方が海を連想する回答をいただきました。
海というジャンルの中でも様々あり、珊瑚礁と回答した方もいれば
「沖縄の海」「対馬海峡」「瀬戸内海」「フィリピンあたりの地図」
と具体的な地名を挙げた回答した方もいました。

「島に見える」が12%

「川に見える」と答えた方が6%

「天の川」が6%
自分の引き出しの中で天の川という引き出しが
薄かったのでハッとした印象でした。

動物のイメージを持った方もいて、
「鳥」「イルカ」の回答をいただいて
想像力の豊かさに驚いたと同時に鳥やイルカのように
具体的なモチーフをそのまま描くのではなく
抽象的に表現するのも一つの手なのだなと
感心しました。

また結構深読みをしてくれた方もいて「海とごみ問題」を描いていると連想してくれた方もればマクロな視点で「地球」と回答してくれた方もいました。

回答の中で一番の変化球だったのが「海に浮かんだ豆腐」でした。

もともとこの作品は元ネタはあったのですが興味本位で
第三者からはどう見えるかと聞いてみたく、
今回ストーリーで回答を募りました。

当たり前だと思うのですが
おなじ言葉や態度を皆んな平等に感じ取れるわけはなく
その人の生きてきたストーリーによって
それは左右されるのだなと改めて感じました。


ちなみにモチーフにしたスポットは「草津温泉」でした。
草津温泉の湯畑がエメラルドグリーンになっていた景色が
記憶に残っており描きたいと思いました。

草津温泉は酸性が強い温泉で有名です。
なぜ酸性かというと
火山活動により生まれた
硫黄成分が水に溶け出して流れているからだそうです。

湯畑を見に行った時に
黄色味がかった物体が木や岩にこびりついていたのを見たのですが
これはきっと硫黄の成分が析出したものだったのでしょう。

また至る所に青緑色の苔の様なものが生えており
これも温泉の成分?と思ったのですが
五十度前後の気温で強酸性下でも生育する藻でした。

そんな黄色い硫黄の成分や青緑色の藻のおかげで
草津温泉の湯畑がエメラルドグリーンに見えるのでしょうね。

🔸サルファンサイト
🔸455×380×40mm
🔸キャンバス、アクリル、盛り上げ材、真鍮
🔸展示販売予定→4/18-4/21 福岡アジア美術館にて

作品は4/18から始まる福岡アジア美術館にて展示および販売いたします。





その他の作品気になる方いればリットリンクまで。

オーダーメイド受け付けております。


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