ビジネス成功の鍵!?色彩心理学を網羅せよ!カラーマーケティング戦略!
私は最近、色の心理を勉強しているのですが、ビジネスにも関わるちょっと面白い話だったのでシェアします。
「カラーマーケティング」
カラーを活用したビジネス戦略のことです。
実は多くの企業がお金と時間をかけています。
思い返してみると私の以前の職場でも、店舗に置くパネルデザインのテーマカラーに何度も会議を重ね、半年以上費やしていました。
たくさんの色を組み合わせれば目立つけれど、大事な詳細は記憶に残らず売れ残る。たくさん色を使えば良いという話では無いようです。
色彩心理学を学べば人の反応や行動を予測しやすくなるので、ビジネス戦略を大きく有利に導きます。
例えば下記のようなものです。
【人間が1番注目を集めるのは暖色系】
・赤色
・黄色
・オレンジ色
中でも赤色は人間が生まれた時から1番早く認識できる色と言われています。危険な看板や注意書きは赤色や黄色が使われるのはこの為です。
【人間が1番集中力を高めるのは寒色系】
・青色
・緑色
・ベージュ色
青色は世界で一番人気のある色で、教材や資料等は青色が多く使われています。ちなみにベージュ色は寒色系とはちょっと言えませんが、集中力を高める他、疲労回復の効果が得られるとか。
だからストッキング等はベージュ色が多いのかしら?
上記のように似たような意味合いでも焦点を「他人に向ける」か「自分に向ける」かで、選ぶ色が変わってきます。
先程、青色が世界で一番人気のある色と書きましたが、逆に一番不人気な色は何か気になりませんか?
これを知って私は意外だなと思ったのですが、
茶色らしいです。
【茶色が一番不人気な理由】
・泥っぽい
・古臭そう
・なんだか汚い
・ねばねばしてそう
そういうイメージが心理に植え付けられている人が多く、オーストラリアの調査で、「最も汚い色」に選ばれてしまった不名誉な色だとか。
私は茶色を木の温もりや、レトロなカフェ等をイメージして落ち着く色に感じるので、結構好きなんですけど、色の組み合わせ方でかなりイメージが変化するようです。
単体で見ると他の色よりは鮮やかさに欠けるということでしょうか。
調べてみると、野菜等が腐ると茶色くなる、汚い物を洗うと水が茶色く濁る、排泄物を思い出すなどがありました。理由を知ると少し納得ですね。
わざわざ色を選ぶのはめんどくさい。
白と黒だけで良い。
色の一つや二つで、何が変わるんだ。
ただの個人の好き嫌いだろ?
と思うかもしれませんが、無意識に色が身体に与える影響はかなり大きいのです。
例えば、同じ部屋を2つ用意します。
どちらも室温を同じにしています。
2つの部屋の違いはカーテンの色だけ。赤いカーテンの部屋か、青いカーテンの部屋かです。
その部屋で数時間過ごすと、赤い部屋では体温が上がり、青い部屋で体温が下がりました。
無意識に持つ色のイメージが、人の肉体も変化させるという実験です。面白いですよね。
つまり、明るい色を毎日見ているだけで気持ちが少しずつ少しずつ影響を受けて明るくなってくる。
逆に黒い色を毎日見ているだけで、刺激を遮断して気持ちを抑えていく。
色の与えるイメージを使って、人が求める物事を手助けしやすくする。注目を集める。自分が出来ることをパズルのように繋げていく。
これがカラーマーケティングの面白さですね。
では、今後の参考に、
色の与えるイメージを幾つかご紹介します。
🟥赤色
・元気 ・挑戦 力強い
・エネルギッシュ 熱意
バーゲンセール20%オフ等に有効
元気な若手採用広告等にも使われる
🟧オレンジ色
・陽気 ・喜び ・あたたかい
・冒険心 ・開放的 ・にぎやか
コミュニケーションを円滑にする
食欲を増進させる効果アリ
福祉や子ども向けサービスに使われる
🟨黄色
・光 ・明るい ・楽観的 ・臆病
・月 ・日当たり ・エネルギー
最も明るく目立つ、注目を集める
喜びや希望を感じさせる
「今がチャンス!」などの言葉に合わせる
🟩緑色
・自然 ・調和 ・平和 ・忠誠
・安全 ・安心 ・フレッシュ
ストレスを和らげリラックスさせる
温泉、旅館、キャンプ等と相性良し
🟦青色
・知性 ・清潔 ・冷静 ・誠実
・爽やか ・落ち着き ・内省
集中力を高め落ち着かせ信頼を得る
健康や教育系のサービスでよく使う
🟪紫色
・気品 ・高貴 ・神秘 ・ロマンス
・魅力 ・神聖 ・エキゾチック
瞑想を誘い、自分自身を取り戻す
和風なものや高級感を出す時に用いる
⬛️黒色
・威厳 ・重厚感 ・都会的
・威圧 ・犯罪 ・ダイナミック
実際よりも重く感じさせる
威厳と高級感を引き立たせる
重苦しさを出す
🔲白色
・神聖 ・清潔 ・無口 ・純粋
・クリーン ・シンプル ・浄化
どんな色にもマッチする
ピュアでクリーンな始まりの色
清潔感を重視する商品やサービスに使われる
私たちの周りには、たくさんの色が溢れています。
日常の中の至る所に色があり、自分の好きな色が集まっています。そして、無意識に購買意欲を掻き立てられる商品を選んでいます。
皆様の目に止まったものは、どんな色が使われていますか?その色はどんなイメージを与えそうですか?その色が全く違う別の色ならどう感じますか?
身近な商品パッケージの色を分析してみると、販売者の思いや戦略が垣間見えるかもしれませんね。