私の思う“CULTURE”
今回のテーマは《CULTURE-カルチャー-》です。
◾︎文化的な活動・特定の文化を大切に◾︎
特定の文化を大切にするということは
一部の人だけが関係あるように
思う方も多くないですか?
でも、子育てをする上で
PTA活動とは
親から子へと引き継がれていく
身近な文化だと考えます。
私が子供の時は母は専業主婦で
周りのほとんどもお母さんが家にいました。
学童の利用もほぼない時代でしたから
PTA活動、地域の繋がりは
今より盛んでした。
そもそもPTAの歴史は長く
昭和21年(1946年)に誕生しました。
第二次世界大戦後に、アメリカをモデルに作られました。
Parent(ペアレント-保護者-)
Teacher(ティーチャー-教職員-)
Association(アソシエーション-組織-)
設立当時のPTAは、学校関連諸制度整備充実に尽力しました。
今は当たり前に思っていますが、
・学校給食の制度化
・校舎の増築
・教科書無償配布
・学校保険の実施
などです。
保護者の立場から、要望をまとめ、行政に要請し、行政はその要望を受け、財政面を要請するという形で、日本の教育環境は整備されてきたのです。
つまり、PTAの組織化はとても有力な力だったのです。
今の教育環境を整備してきたのは、PTAが大きく影響しているということを、ほとんどの人は知りません。それはとても残念なことではないですか?
親である私たちが育ってきた教育環境も、自分たちの子供が今現在過ごしている教育環境も、尽力してくれたPTAの方々の歴史あってのものです。
コロナ禍で活動ができなかったことで、必要ないんじゃない?という声が上がるのも分かります。ただ、コロナ禍で会計、会長を2年務めたので言わせてほしい。
何もしてないなんてことありません。
役員の仕事は確かに少なかった。
役によっては0だったかもしれない。
でも、多かれ少なかれ、誰かが見えないところで、子供達のために動いていました。
今は共働き家庭が主流になり、保護者の負担がという声があるのも分かります。
じゃあ、出来ることをやればいい。
解散、脱退と言わず、負担を減らす、協力し合える、そんな環境を作る方が、子供達のために良いと思うのです。
なくすのは簡単です。
でも、なくそうとするものにも、歴史はあります。
先人たちの想いがあります。
私はこの令和という時代に子育てをするものとして、PTA活動の歴史と文化を、今同じく令和に子育てをする人たちに伝えたいです。今も昔も、子供達を想う気持ちに変わりはないと思うから、その気持ちを新しい形で育んでいける、PTA活動を伝えていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。