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映画「82年生まれ、キム・ジヨン」
ずっと観たかった映画、
「82年生まれ、キム・ジヨン」をようやく観ることができた。
韓国でベストセラーになった、チョ・ナムジュ著の「82年生まれ、キム・ジヨン」を映画化した作品である。
ジヨン自身に、ものすごくシンパシーを感じた。
これって私のことじゃないかな、と思ってしまうくらい、
すごくリアルな主人公だった。
ジヨンが感じる虚無感や孤独感、焦燥感、全て手を取るようにわかる気がするのだ。
私は、子どもを産み、「お母さん」になってから自分自身を失ってしまったように感じている。
昔好きだったこと、楽しかったことって何だっただろう。
自分の存在意義っていったい何?
私にできることって何だろう。
周りがみんなうらやましく思える。
色々考えると、むなしくなってくる…。
子どもが大きくなれば、この悩みは消えるのかな。
(※ここからは一部ネタバレになります)
映画は、原作とは異なる終わりかたになっている。
産後うつや育児ノイローゼは、そんな簡単に治るものではないと思う。
私自身、長女を産んでから8年の歳月がたっているけれど、
ジヨンの苦しみは痛いほどよくわかるし、この思いは未だに続いているから。
だからこそ、映画のなかだけでも、希望がみえる終わりかたで良かったな、
と思った。