映像クリエイターが音楽探しの沼から抜け出すために【映像クリエイターの方へ】
初めまして、木ノ脇理沙と申します。
私は2019年に映像制作会社を創業しましたが、現在は株式会社bgmnowという社名に変更し
映像クリエイター向けの映像にマッチしたBGMを自動で作曲・提案するbgmnowというサービスを開発中で、11月末頃にβ版をリリース予定です。
本日より事前募集を開始いたしました。
サービスを作ろうと思った理由はずばり映像クリエイターの方が
「音楽を探す時間を減らして映像編集に集中してほしい」からです。
そして映像と音楽の価値を最大化し、映像クリエイターの方が作った作品で心を動かされる方達がもっと増えたらいいなと思うからです。
今回はサービスを作ろうと思った経緯、そしてβ版リリースに先立ち普段から企業の映像を作っているクリエイターの方にもう少し検証のご協力をお願いしたくこの文章を書いています。
bgmnowのコンセプト
簡単に書くとサービスのコンセプトはこんなイメージです。
1.作った動画をAIが解析
2.解析した動画の特徴や長さに応じた曲を作曲し、楽曲が他の動画とかぶってしまう問題にも対応
3.商用利用可能なライセンスで著作権の心配なし
サービスを作ろうと思った経緯
きっかけは友人の映像クリエイターと話していた時にふとした会話の中で
『音楽を探すのが本当につらい』と言っていたことでした。
話を聞いていたら音楽を探すのに数時間、下手したら一日かかることもあるそうです。
楽曲の一覧を聞いてこれかな?と思うものをダウンロードし、動画に当てはめ「なんか違う」の繰り返し。
(しかも選べたとして後で他の動画の楽曲とかぶってたらちょっと嫌ですよね・・・あーぁって感じ。)
その話を聞いた時は「確かに〜!」という感じだったのですが、
私自身は中学生から26歳くらいまで音楽活動をしていて音楽の専門学校に行っていた経歴や音楽理論や音楽史を真面目に勉強した時期もあったので、世の中の企業案件の映像に使われている音楽(つまり他の映像クリエイターがArtlist等のストックサービスから選曲した音楽)や私自身が映像を作る時に選曲した音楽の音楽的な構造・傾向をなんとなく把握していました。
また、クライアントから「こんな感じの音楽」という風にイメージを言葉で伝えられるorリファレンスを提示された時に
そこから適切な音楽ジャンルや雰囲気、楽器の名前に落とし込むことが困難ということにも気がつきました。
他にもいくつか理由はありますが、これは解決できるのではないか?と思ったことがきっかけです。
映像における音楽の在り方
現在は企業案件の映像制作をする際に作曲家に依頼しない場合は
Artlist、Audiostock、MusicBed、PremiumBeatなど、、、
音楽のストックサービスを使用される方がほとんどだと思います。
実際に私自身も使用していますし、その中にある楽曲のクオリティーは高く
年間数万円、月額数千円程度で使えるのが信じられないほどです。そこを否定するつもりはありません。
しかし、何万曲もある中からマッチした楽曲を探すのは大変すぎます・・・笑
そしてそんな中で、
ぴったりと合った音楽が映像についた時に映像が色付くあの感覚は何とも言葉にし難いほど素晴らしい。
映像と音楽がうまく融合した時の可能性を私は信じています。
映像クリエイターの方へ検証にご協力のお願い
音楽は言語化することが非常に難しくこれまで解決法を探るためにも紆余曲折ありました。
その中で何名かの方に事前にヒアリングのお時間をいただき新たな発見も多く、本当に有難い機会もいただきました。(ご協力いただいた方、ありがとうございます!)
そんな経緯もあり、ようやくβ版リリースへの目処が立ち始めていますが、それに先立ち事前にもう少しだけ検証したいことがあるので、ご協力いただける映像クリエイターの方を限定10名で募集したいと思います。
こんな方を募集しています:
①普段から音楽選びに困っている方
②現役の映像クリエイターで企業VP、サービス紹介動画、採用動画などの企業案件を制作している方
③フィードバックを頂ける方
④過去の選曲の傾向も知りたいのでできれば過去の実績をお見せいただいた方がより良い提案をできると思います
オリジナル楽曲を提案いたしますので楽曲使用ライセンスを付与し、実際の案件でご利用いただけます。(YouTubeやSNSなどの使用先の制限はありません)
この期間に提供した楽曲の使用料などは一切かかりません。
ご協力いただける方は下記の事前登録ページから『リリース前の検証に協力する』の項目で【協力する】をご選択いただければと思います。
非公開のグループに招待させていただきます。
よろしくお願いいたします。
事前登録はこちらから
P.S.音楽クリエイターの方へ
私が起業した最初のきっかけは音楽アーティストの活動をサポートしたいという理由でした。
そんな中このような音楽を自動で作曲するというサービスを作るなんて俗にいう「AIに仕事が奪われる!」みたいな話になってしまうかと思います。
でも、アーティストのサポートをしたいという気持ちは変わっていないし、このサービスにおいて音楽クリエイター・アーティストの方にも別の形で還元できる方法を考えているのでまた別の機会にお伝えできたらと思います。