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カリフォルニア国道、ディズニー帰り

人生初めての交通事故は、年末の雰囲気で賑わうディズニー帰りのカリフォルニア国道だった。'19.12.30. 午後11時。真っ暗闇の世界で全身真っ黒な私。

信号無視で右折してきた車に引きずり込まれ、母の目の前で交通事故に遭う。もしそのまま死んでいたら、あやうく史上最大の親不孝になるところやった。

しかしなんと私。車に轢かれても無傷だったんです!!

どんだけ自分の体最強なんって笑えるのはもう10カ月も前の話となった今だから。今もこうして命あって、毎日ジェットコースターライフを生きられているから。外傷も後遺症も本当に奇跡的になかったんです。



事故当時は何がなんだかわからなくて、覚えてるのは轢かれた瞬間の母の叫び声。今も微かに脳裏に焼き付いてる。多分母がその場にいなかったら私そのまま轢かれてあの世行きだったと思う。「りさーーー!!!」って叫び声をきいて、「生きなきゃ」って理性が急に蘇ってきて、体を左側の歩道に振り切ることができた。

生きている。自分の命がこの世に今もあるという、
その小さい奇跡が全てなんだってこと。
死を経験して輝かしい命を生きるということ。

もう生きてりゃなんだってよくな~いって、留学中にくじける度に何度も思った。けど流石にこの事故は別格笑


普段私たちは疑いようもなく「生きてる」んだから、そりゃよっぽどのことがないと命のありがたさなんて実感しない。まさに命の危機を実感するような場面に立ち会わなければ。
人はほんとに自分の経験からしか語れないんだなあとつくづく。だから他の人の言葉って面白いんだよなあ。





この更新しない3か月間は本当にいろいろあった。
外側にはきれいな部分しか見せられないプライドの高い私だから、この心の内をどこに見せていいのかずっと悶々としていました。
書いては消して、開いては閉じて。悩んでは決めて、決めてはまた悩み出して。そんな3か月間。
仲のいい人とかにはいつも「結局事後報告だよね」って言われる。途中経過で人を頼ることが極端に苦手なのである。

就職活動、恋愛、卒論、バイト、そして家族。単語に表せばそんな3か月間なんだけれども、まあ一つ一つの言葉に100エピソードくらいまつわるほどには目まぐるしい日常やった。忙しくはなかったんだけどね笑 心が忙しかったし不安定でした。



今ここで、少しお話しします。

就職活動をしていたのですか、私の選考中の企業を調べている探偵が、面接後の私をその会社の社員と勘違いして、面接会場の大阪から東京、東京から私の実家までつけてきました。
同じ奇跡ならそれ宝くじ引く確率に当てたかったんですけど?ってくらいびっくりな事件。今も信じられない。地元でさえ1人で歩くのが怖い後遺症を背負うことになる。3秒に一回後ろ振り向きながら歩く笑



私の進路に関してもこんなにも家族と意見が衝突するとは全私が想像してなかったべ。
昨日、教育実習を終えた友達から話聞いて、家族の問題ってどこもセンシティブで様々なんだなあと思った。たまたま彼女と私の家族関係は似てたけど、やっぱりこの年齢にもなると難しいものだわ。
自分のアイデンティティや生き方が確立してきてるけど、まだまだ親にとっては私の頼りなくてしっかりしてない部分も沢山あって。親は、まだ半人前の私を導いたり守ったりしたくなるよね。でも自分の進路は自分で決めさせておくれよ。安定を求めてるわけじゃないんよ私は。今までだって何度も航海に出てきたじゃないか。その度に旅先の海で精神が揺さぶられてきたし、迷いながら進む日々だったけど、その経験から学びを得てまた新しい航海に出るのが私の生き方じゃないか。そうやって常に自分をアップデートして、成長する姿を灯火に生きるのが私じゃないか。安定的に生きるなんて一番私らしくないこと、今後の長い人生でしたくないよ。

親は自分の物差しで意見を言ってくるわけだけど、せめてこちらの気持ちを汲み取るはしなくても、理解しようとする気持ちを1ミリでも持っていてくれたらいいなぁ。でも難しいね。

就職活動していると、人はいつか死ぬんだなぁと思う。自分のために人生を生きるっていうのがどうも他人軸で生きてしまう無責任な私には難しくて。あと行き当たりばったりだからな笑 限りある人生を楽しく、自分が好きなように生きる、って言葉よりもずっと簡単じゃないね。いや、ほんとは簡単なはず。必要なのは勇気と覚悟と責任感、いやもっとシンプルなのかもしれない。でも社会とか家族とか様々な葛藤があるわけや。弱い自分だ~

その探偵が実家に来たことで家族も大混乱して、母親も警察を呼んで家族会議しだすし、もう家の中しっちゃかめっちゃか笑

「留学前に4年で卒業して就活しなきゃだめだなんて押し付けてごめんね、5年卒業でもいいし公務員受けてもいいんだからね~」って大号泣しながら話してくる母親。そんなあなたの希望交じりの提案にこちら側は何度人生を振り回されたか....。いい仕事ってなんだろうね。いい人生ってなんだろうね。ここから先は、日本社会でようやく自分の信念で生きれる年齢であり立場。自分の正解は自分で作っていくもんなのになぁ。社会の物差しで自分を評価してるようじゃ、生きてる意味なくな~い



なんで自分の人生って一時も休まらずこんなに波乱万丈なんや。もう私自身もついていけんよ笑 どこかに諦めの気持ちで自分を俯瞰しないと人生やっていけまへん。まあ、どうせこうなるよねと。そんな諦念は、いつか「あの時こうしといてほんっとうによかった!!」ってどうせ成り代わるから。単純でスーパー楽観的な私には必需アイテム。

なんかいろいろ語った~。とりあえず、今大学4年生の後期なんですが、急遽半年休学して卒業を遅らせることにしました。4年半卒業かもしれないし、もしかしたら5年にするかも。ああ...みんなと卒業したかったなぁ。ゆっくり時間があるのは嬉しいけどね。まだ社会人になる覚悟も足りてなかったと思うし。ま、結果オーライということで。



親の言うとおりに生きたから家族関係も良好になったよ。皮肉だね。でもその方が私も楽だからいいや。家族と衝突するのが一番精神も体力も消耗する。だったら大人しく"いい子に"言うこと聞いて、親元を離れたタイミングで思いきり自分らしく生きよう。今だけ親孝行ということで✌️ぴーす

ハッピーエンドに終わらない、後味の悪いnote。綺麗なとこだけ見せる自分らしくな~いけどありのままでいんじゃな~い?