
冬はつとめて
韓国に済州島という、日本で言う沖縄のような場所がある。朝日とミカンと海鮮が有名らしい。
短期留学中、せっかくの韓国を満喫しようと思い、アジア最大級と豪語する「アクアプラネット済州」を求めて飛行機に乗った。
済州島でのプランは
・朝日を見る
・ミカンを食べる
・海鮮を食べる
・水族館に行く
の4つに絞り、1泊2日の済州旅が始まった。
しかしいつもの地図アプリはバスの表示が乏しく、ホテルに到着したのは夜の22時くらい。朝日に備えて寝床に着いた。
朝起きると大雨。韓国の天気予報はあてにならない。仕方ないのでタクシーで水族館の近くの海鮮料理屋に向かった。食べずらかったけど、スシローくらい美味かった。
そして念願のアクアプラネット済州。
到着後、ショーがあるというので最前列に座ってウキウキにウキウキしつつ、ウキウキしていた。
が、ショーの内容は変な格好をした欧米人のダンスや飛び込み、サーカスのようなものだった。それはそれでおもしろかったが、がにさす拍子抜け。

水族館の中身も大して大きくなく、これならロッテワールドの水族館の方が満足度高かったなあと思いながら、カフェに寄って空港に向かった。
家に帰ったあと、朝日を見れなかったことが悔しくて少し落ちこんだ。旅行の疲れからかいつもより早く寝付いた。
次の日の早朝目が覚めて、外でタバコを吸っている時、冷たい空気と白い息、少しずつ明るくなっていく空が気持ちよくて、冬の朝はどこにいたって綺麗だと思えた。済州の朝日が見れなかったことは、悲しくなくなった。
ミカンを食べてないことを思い出した。プランは半分しか達成できなかったけど、韓国内で旅行をしたことで、なんだか韓国人に馴染めた気がして少し嬉しい。でもアクアプラネット済州は許さない。
ちなみに、済州島限定のマスクパックを買ったので、先着一名にいつかプレゼントします。