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猫の肉球はトランポリンだろうか

2月である。
月日が経つのは早いのね。
でも今年の1月は心なしかゆっくりだったように思う。
私だけ? そうか。

それはそれとして。
今月は気を付けた方がいい。
猫好きなら全員知っていよう。
2月22日が迫り来ている。
そう、「猫の日」である。
この猫の日があることから、猫好き・猫飼いとしては2月は大忙しである。
まず2月に入った時点で「猫の日キャンペーン」的なものを目にしてしまう。要は猫関連グッズが特設コーナーに並べられるのだ。
そして心が揺らぐ。
猫好きホイホイ、大成功である。

実は先日、私も猫好きホイホイにかかったばかり。
ふらりと立ち寄った本屋入口の目の前に、猫モチーフの文房具などが陳列されていたのだ。
私は吸い寄せられるようにそのコーナーで立ち止まってしまった。
かわいい……かわいい……と舐めるように見た後、正気になってとりあえず目的のものを探しに離れた。
だが欲しい本を吟味する脳内の80%は先に見た猫モチーフの文房具である。
全然正気ではない。

「いつまであるか、わからない」
「今買わないと後悔する」

そんな言葉がぐるぐるした。

そして、買った。

後悔はしていない。
むしろ出会えてよかったとさえ思う。

こういう時に基準にするのが、「使うか、使わないか?」

最近、周りで見てて魅力的なのはマスキングテープだろうか。
だが、使う機会がない。

付箋か。近頃はおもしろ付箋がいっぱいある。
使いどころがない。

ノート。あぁ、使いそうで結局使いこなせないが、なんと愛しいキジトラの柄の表紙。
買った。

そんな風に厳選する。
誤解しないでほしいのは、「使わない=いらない」ではない、ということ。
許されるなら使わなくてもだいたい全部買う。
ツイッター(X)でたまに、ノートにマステやシールなどを彩り良く貼っている様子を見ることがある。
なるほど実に楽しそうだと密かに憧れているので、機会があったら真似をさせていただきたい。ノート買ったし。

猫の何がそうさせるのだろうか。

私が思うに、犬と違って猫は「猫」というジャンルで、あまり見た目に左右されないところが世界中で愛される理由ではないだろうか。
いや、犬もかわいいし好きだし世界中で愛されているが、犬種でめちゃくちゃ見た目違うよね。でもかわいいよね。私は大きい犬が好き。次、もし飼えるとしたらシベリアン・ハスキーがいい。

2月22日、にゃんにゃんにゃん。
フツーに過ごしていても通らずにはいられない日付。
今年もやるのね、ははん、振り回されないぞと決意を固めた翌日には猫関連で転がされてしまう私。
もう、猫好きとしての宿命として受け入れよう。
思う存分、猫の肉球の上で踊ろうではないか。