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さよなら絵梨を読んで情緒ごちゃごちゃになった

4/11にジャンプ+にて「さよなら絵梨」(作:藤本タツキ)が公開され、話題になりました。

日付が変わって速攻で読みましたが、寝る前に読むんじゃなかったと後悔しました。

明日も仕事なのに考えること多くて寝られんわい!

一日経って、感情が落ち着いてきたわ。
まとまった感想を綴っていくぜ。

以下、微ネタバレを含みます。

漫画がうまい


まず、漫画がうまい!うまい!うまい!
うまい漫画しか書けないんかい。

まずコマ割りが四コマ方式と一枚絵しかないっておかしいよ〜

横長の四コマは、カメラで撮影されていることと、映画フィルムを想像させますよね。

大きく視点や場面が変わる時だけページ全体でズドン!

こんなん!いやでも!キャラの感情が境地されちゃうよ〜〜うえ〜ん!

単調に見えて、一枚絵や、野良猫、コンビニ、緻密な背景の描写が箸休め的漬け物になってたんやね。そやね。

ねえ、暗転の四コマが続くのって、エンドロール表してる?優太教えてーや


虚実の境目が曖昧

映画の撮影が一貫して物語が進んでいきます。

どこが、どこからどこまでが真実なんでしょうか。

実際わからないです。

曖昧である、読み取れる行間がある点が、映画をテーマとした話で輝くんじゃないでしょうか?

動画ということで編集がめちゃくちゃされている。

話の中でも100時間を20分に圧縮してることが読み取れます。

優太母と絵梨は完璧素敵キャラではないようです。

それぞれ2人の美醜は読むにつれて判明します。

ですが、美点のみをピックアップして、カチューシャ友人の記憶の印象を決めた優太の行動は素敵だと思います。私はそう言いたい。
それって素敵な事じゃない?

などと言いましたが、最後のページは煽りも含めて、
最高でした。

いや、ぐちゃぐちゃにするんかい!

ここまでお前の脚本通りかい!

煽りがわざとらしすぎて、笑えました。

ファンタジーが投下されたことで、「さよなら絵梨、という200ページの映画はこれで終わり!」と聞こえたようです。

優太、お前は素敵だ


優太は人生に絶望しやすい性格かもしれない。

実際ちょっと最高の人生ではなかったかもね。

死に考えがよるのは私も強く同感した。

それでも!

お前の映画っ!
超っ〜!面白かった!

父の中には母の綺麗な姿が、カチューシャ友人の中には、一所懸命に生きる絵梨が映ってるんだ!

周りの人が死んでいくのは、絶望じゃないか聞いたよな?答えはお前の映画が出してて、絵梨が教えてくれたね。

藤本先生は創作を愛している


作中で何点か創作について言及されてますね。

父の台詞が主なものです。

それでも創作を続けることの素晴らしさを描いていく藤本先生に脱帽です。最高です。

創作で「ざまあみろ」と言わせてやろう的な精神が感じられてゾクゾクしますわ。


以上、片っ端から思い付いたことを書きました。

最高の漫画をありがとう。
(小さくピース)

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