小学館ジュニア文庫、賞に入らず。
「最終選考に残りました」と連絡を頂いてから、約1か月。
本当に長かった。ドキドキだった。
毎日いつ電話が鳴るのかと、仕事も手に付かないほどに緊張していた。
その結果がついに!! 出ました。
その後、なんの連絡もなく今日に至ったので、賞はないなとは分かっていながらも、私はまだ期待をして結果発表を目にしたのです。
第10回小学館ジュニア文庫小説賞 大賞は該当者なし
そうなのか。
最終選考に残った6名。タイトルを見る限り、ジャンルが様々だなぁと感じました。私の「キラキラな君とは恋なんてできない!」はタイトル通り恋愛です。過去の結果発表を見ても、大賞が該当なしは珍しくありません。前回の大賞2名がすごかったんだなぁと改めて感じました。
総評を頂けていて、「全体に読みやすい作品が多く、一次選考、二次選考の段階から、選考がとても難航しました。それは逆に言うと、上手にまとまったすばらしい作品が多かったけれども、その人ならではの個性が感じられる突出した作品が少なかった」とあり、もっと個性を出して目にとめていただく必要があるんだなと感じました。
「読ませる力がある秀作」との言葉に、文章力にまだ確かな自信がなかった私は、とても自信を持つことが出来ました。書き方は間違ってないんだと。ここまで残していただき、ちゃんと読んでの総評だと思うと、得るものはやはり大きいです。編集部の皆様には感謝しかありません。
最終選考の連絡を頂いた時、私は知らない番号からの電話に怪しんで出ませんでした。これまで頂いた賞の結果は、すべてメールで受け取っていたからです。
まさか直接電話でくる? 留守電に「小学館です」と入っていても、新手の詐欺か? とまだ疑っています。この用心深い性格のせいで、編集者さんと直接お話しする機会を私は逃しました。ここが本当に悔やまれます。
話してみたかったな……「最終選考おめでとうございます」って直接言ってもらえたのかもしれないのに。作品のことも少しはどうだったか聞けたかもしれないのに。と。ものすごい後悔なんです!!
そして、度々折り返しの電話をして取次対応していただいた電話口の小学館関係者の方、その節は慣れないこちらの電話での会話に対応していただき本当にありがとうございました。(会社勤めをしたことないので、馴れ馴れしい話し方になっていなかったか、不安が残ります……)
なので、今回は残念な結果になってしまいましたが、次こそ電話でお話出来る日が来ることを願って、私はまたチャレンジします!
これまで、今日かな、明日かな、大賞なんて大きなことは言わないから、せめて金賞とか……。毎日結果のことばかり気になって、まったく書けない、読めない、仕事の効率下がる、口内炎が出来る、寝不足になる、悪夢を見る。と、思い返すと極限状態まで追い詰められていた1か月でした。
なんて言ったって、初めてのことだからです。
予測がまったくできませんでした。ただただ一人一喜一憂の繰り返し。
だから、私決めました。次からはもう気にせず(絶対気にはなるけど)連絡は来るときは来るし、来ないときは来ないんだから、次の話を書こうと。
残念だったけど、結果は喜んでいいものだったんだからと誇って。
あ、1週間前に流れ星を見たんです。見上げた空にスッと。
流れ星を見るのはたぶん19歳の時以来なので、かなり? だいぶ? 久しぶりで。これはもしかするともしかするんじゃ、なんて期待してしまったのもあって、よけいに電話を意識してしまいました。
この先流れ星がなにかいいことを運んできてくれるかもしれないと、楽しみにしていようと思います。
書き続けるしかないんだ。
また次に向かって歩いていこうと思います。
今夜はぐっすり眠れるといいな。