生と死はきっと隣
わたしの死生観のはなし
これふいに聞いた親友がいった
『いのちを言語化する人だね』って
そう言われてなんか残しとこうと思った
生と死は割と隣り合わせ
死がよぎれば生にすがりたくなり
生きることを頑張る途端に死がよぎる
反対にあるようですごく隣にあるもの
すごく隣でせめぎあうもの
例えば死んでも全てがなくなるわけもなく
なにか強烈に記憶に残るものとなれれば
それは生と変わらないし
いてもいなくても支えとなる
たとえば虚像のように
それはたとえば
会えない芸能人みたいな
中身の入っていない御守りみたいな
そんな感覚で結局は死んでいても
生きたまま続いていくってこと
逆に言えば
生きているのに
思い出されもしないことだってあるのにな
生きながら死んでるように
そんなふうに生きていたことがあった
過去にはあった
いまある生を特別に感じないかもしれないけど
死もまたそんなに特別なものでもないんだ
これ書き終わったときに
強烈に脳裏に焼きついた
クズ友人を思い出した
そうか、彼はもう死んでるのに生きている
新しい思い出はもう増えないだけ
それをちょっと思い出しただけ
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