私が事切れたらさ
こないだ買ったヘッドホン、やっぱり買ってよかった。
ここのところストレスとか疲れがピークを超えて、とにかくもうなんも感じられません状態なんだけど、そういうときに私が受けつけられる音楽は、ミッシェルガンエレファントのバードメンしかないんだ。これは、この曲を知った日から、なんでかわからんけど大人になってからもずっとそう。
そんで、今日もまたバードメン状態になって、ヘッドホンで聴いてて思った。もしかしてこれって、私の魂で鳴ってる音なのかも。そうかも。魂との調律がされて、視界も思考も霧が晴れたみたいになる。
ミッシェルガンエレファントは、音楽のこととか、この頃のカルチャーとか、そういうあらゆることに疎くって、ダサくって、上手く生きれてない高校生の私にはあまりにも敷居が高くって、私みたいなもんが好きなんて言ってはいけない存在だった。だからこっそりと聴いていた。今だって、本当はカタカナで表記しちゃいけないのかも。とかびびってるし、やっぱりヘッドホン越しにこっそり聴いてる。
私が事切れたらさ、その瞬間、バードメンのイントロをばしっとカットインしてくれよ。真っ白な一筋のバックサスが差し込まれる空間に、ゆっくり音もなく緞帳を降ろしてくれ。
そういう演出が似合う人生を生きる。今日決めた。