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へとへとのくったくただよ!
新しい職場で働き始めて1ヶ月。毎日へとへとのくったくただった。
週に5日、フルタイムのフル出勤は数年ぶりで、しかも毎日お化粧をして、それなりの身なりをして、コミュニケーションもそこそこ活発にしているのは、10年ぶりではきかないくらい久しぶり。
当然ながら毎日お風呂に入り、お化粧を落として、スキンケアどころかリンクルケアまでして、歯を磨いて寝ている。お弁当も作っているし、毎日カフェオレをタンブラーに入れて持って行ってる。
それからもちろん猫のご飯の用意とか、トイレ掃除とか、朝晩のぶんぶんタイムとかは欠かせない。
これだけでもう、だいぶ頑張っている。そこに追い打ちをかけたのが、職場のオフィスチェアがてきめんに体に合わなかったことで、初日から嫌な予感はしていたのだけれど、ひと月持たずにここのとこ息をひそめていた左半身の痺れが再発して、もう辞めたくなった。
でも、辞めるのは違うから、上司に許可を得て、中古のバロンチェアを持ち込んで使用することにした。座った瞬間に体が「ほっ」としたのを感じた。
私は子どもの頃からじっと座っていると不機嫌になる子で、大人になってもそこのところは変わらなかったんだけど、ある職場でバロンチェアに座るようになってから、ちょっと集中できるようになった。
その後も運良くバロンチェアと同系統のコンテッサを使う職場だったし、自宅にもバロンチェアを導入したら、本当に体の痺れが出ることがなくなって、「座っていていらいらする」ということが格段に減っていた。
ということに、合わない椅子に再び座ることで思い至った。
私のいらいらは、私の精神が未熟だからだと思っていたのだけれど、その原因の半分以上は、椅子によるところが大きかったのではないかと思い、「それじゃあ仕方ないね」と、思いっきりこれまでの人生を開き直ることができた。
バロンチェアを作っているオカムラという会社に興味が湧いて、コーポレートサイトなどをいろいろ見て回った。どうしたら人がよりよく生きられるか、ということに真摯に向き合おうとしている会社のように思えた。バロンチェアを作ってくれてありがとうという気持ちがよりいっそう増した。
とにかくこれまでちびちびちょろちょろと小出しにして、そのことが飽き足らないとくだを巻いて暮らしていたというのに、急にエネルギーのバルブを全開にして、生活の面ではそんなかんじでいろんなこときちんと社会に適合させて、仕事の面では世界のあらゆることを受信しようとしてしまったもんだから、ちょっと一気に干上がってしまった。
3連休の2日間は、家事をやっている時間以外は猫と一緒にベッドでごろごろした。猫は私が姿勢を変えるとそれにあわせてスライムみたいにとろりんと体を添わせてくる。明日は友達と会う予定。川べりを散歩する。