渋オッさんズの腹さぐり合いバトル💥「ジェントルメン」
ガイ・リッチー監督といえば今や「アラジン」や「シャーロック・ホームズ」といった大作物も手がけるようになっているが、様々な作品の根っこにあるのはデビュー作「ロック・ストック・トゥースモーキング・バレルズ」での箱庭型の群像劇クライム・アクションだと思っている。 今作はそんなガイリチイズム(とは)を豪華で渋いオジサマ俳優でより大人っぽく昇華した良作。
私が今回惹かれたキャラは何と言ってもチャーリー・ハナム!マコノヒーが悪徳のマフィア王として美しく輝く脇で、右腕的存在として頭脳を駆使し、かっちり仕事をこなす姿がとてつもなく格好良かった!そしてヒュー・グラントは年齢を重ねるごとにチャーミングさを増していて、本当に稀有な存在。コリン・ファレルのちょっと抜けた雰囲気や、英国らしいお洒落ジャージも可愛いかったが、ラップパートの雰囲気というか見せ方だけはやや古臭さを感じたのは私だけ…?
またガイリチ映画といえば男と男の深い絆が特徴だが、今作はやや抑えめでマコノヒーが愛妻家という設定を生かした所が印象的だった。ガイリチは一貫してタフな女が好き!な点が女性として大変好感度が上がる。とはいえ、ブロマンス映画が三度の飯より好きな者としては、ミッキーとレイモンドの前日端のスピンオフを作ってくれたら飛び上がって喜ぶので是非是非ご検討お願いしますッッッ!(土下座)