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変化を選んでくれたあなたへ

守りたいものがある時、大切なものがある時、どうすればそれを持ち続けられるんでしょうか。

足踏みしてるわたしに、匠海くんは大切なことを教えてくれました。まわりくどいけれど、あなたへのささやかなエールとしてこの文章を残します。

自分語り

自分自身、良い意味でチャレンジングに、悪い意味で飽き性な人生を過ごしてきました。
わたしはやりたい事が無くて。逆にいえばなんでもやりたくて。どれでも楽しんでやれると思ってて。ひとつダメになっても別のことにチャレンジ出来ると思っています。

でも、20代も半ばになり分かりました。
私にも持ち続けていたい譲れないものがありました。

それは「今のしあわせを継続すること」でした。

本当に幸運なことに仕事も楽しくて、友達も優しくて、少なからずやりたい事にチャレンジ出来るお金と時間があって。

だから、今のまま居たいって強く思ったんです。


「現状維持は衰退である」

この言葉、聞いた事がある方も多いのではないでしょうか。

「進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む。進まず退かずして潴滞(ちょたい)する者はあるべからざるの理なり。」

福沢諭吉が『学問のすヽめ』の中に残した言葉です。

「世の中では停滞しているものはなく、前に進むか後ろに退くかのどちらかである。」というような意味です。

「現状維持」が「衰退」である。と言うのはまるで言葉遊びのようですが、移り変わる世の中で現状を維持しても、それは相対的に見れば維持できていないのです。


11人でグループ活動し続ける事が自分にとって1つのゴールかも知れない。

これは、匠海くんがとある雑誌のインタビューで残した言葉です。
彼の維持したい「現状」は、守りたい大切なものはこれなのか、と思いました。

売れたい、大きいステージに立ちたい、歌番組に出たい、さまざまなアイドルがその言葉を残します。

彼の思いはこれと同じようで、少し違いました。
彼はいつも一貫して伝えてくれます。

「ステージに立ち続けたい」「自分にはこれしかできないから、この仕事をずっと続けたい」

彼は昔からその気持ちでステージに立ち、努力し続けました。匠海くんならなんでも出来るよとつい思ってしまうけれど、彼のやりたい事はステージに立つ事で、キラキラアイドルである事で、歌を届ける事でした。
INIになる前も、後も変わらない夢です。

「11人でグループ活動し続ける事が自分にとって1つのゴールかも知れない。」
「できるだけ長くグループを続けていきたい」

INIになり、彼の夢は少し変わったのではないでしょうか。ただステージに立ち続けることではなく「11人で」「INIで」叶えたい夢になりました。

これは彼にとってとても重い言葉です。これまでの人生の中でグループを継続してこれなかった彼にとって、グループを維持することはなにより大変で大切なことです。

そして、彼はこう言いました。

「俺は10年続けたいんだよINIを。
その先もやりたいけど、まずは10年て目標があるんだよ俺は。
だからこれは絶対叶えたい。だからその為には
本当に売れ続けないといけないんだよ」

「現状維持」のために、売れ続けなければいけないことを知っていました。売れ続けるためには進化を続け、色々な姿を見せるために力をつけていかなければいけないことを知っていました。彼はこれまでの人生の中で身をもって学んできたのです。


2024年11月22日
FLIP THE CIRCLE After Party 沖縄公演で彼はあるコメントを残しました。

「INIとして形が変わるのを恐れずにいろんなことに挑戦していって、今のINIも好きでいてくれると思うんですけど、変化しても好きでいて欲しいっていうのが俺の気持ちです。進化して行く僕たちについてきてくれたらうれしいです。」

変わらないものなんてなくて、そのままではいられない。それを認めるのはとても怖い事だけど、受け入れる強さを彼は持っていました。
大切なものを守るためには進化を続けなければいけない。求められ続けなければいけない。
11人で居られなくなることのほうが怖いから。

心配することはありません。だって彼の大切にしたいものは、もうずっと伝えてくれているんだから。

そのために全力で走り続けるあなたを、心から尊敬しています。
2025年も進化を続ける匠海くんを、INIをそばで見ていたいです。

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