瞬間的シフト
2019.7.6
AM 6:57
第1ポイントに到着し、
ラダーを担いで樹液木を探す。
兎に角目に付くのは
大量の毛虫であり、
洞も占拠する有様であった。
まだ樹液の出が悪いようで、
匂いが辺りに立ち込める事も無くかった。
ふと見上げた樹には、
真夏の暴君の姿があった。
手にしてみると、
中々の男前であり、
もう少し後に活動しておくれよと
手放した。
車に戻り、
ふとズボンに目をやると、
マダニが足早に動いていた。
車から降りてそれを弾き、
この地域にもマダニがいる事を知った。
今後は車に乗る前に注意深く
チェックする事にして
次なるポイントを目指そうとするが、
ここで昨年の採集が蘇った。
盆地アンテさんとの
ヒメオオクワガタ採集が頭を過ぎり、
地図を見直し、その次は早かった。
車を北上させ、この時期のヒメオオクワガタを
急遽探しに行く事にした。
Googleナビ通りに向かうと、
大きな溜息が出た。
近付くにつれ不安は増し、
目の前にすると虚脱感に襲われた。
ここから先は
512字
/
6画像
¥ 100
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?