理系で計算好きな子に育てるために幼稚園時代にするべきこと

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突然ですがうちの長男

幼稚園年中で時計が読め(一分刻みで読める)
小学1年生で九九を全て覚え、
2桁×2桁のかけ算をすらすら


します。

まだまだ勉強が遊びという境地までは行けていませんが、
素直に勉強しています。

帰宅すると、200冊の蔵書に囲まれて、
テレビは配信サービスで国民的なアニメを24分見るだけ。
ゲームもスマホもやりません。

与えたらやるのでしょうが、
ゲームやSNSとしっかりつきあえる知性や教養を身につけるまでは
与えない
方針なのです。

私が子どもに勉強させる目的は、
この世の中を強く生き抜いていける知性や教養を身につけさせること。

私は英語と教育学を上智大学で学び、英検1級を持っています。
子育てに関して参考にしているのは、斎藤孝先生、はなまる勉強会の高濱先生の著作。
その他、実に100冊近くの教育関係の本を読んできました。
子どもが生まれた翌日、新生児室で横たわる我が子の顔を見ながら、彼の大学入試の事が頭によぎったくらい。
ちょっと病的なくらい、子育てマニアになりつつある最近です。

このnoteでお伝えしたいことは、

☆理系つまり論理的な考え方が出来る
☆計算好き

な子どもにするために私が実際に行っていること。


そもそも数学ってできる必要ある?

今時スマホに計算機付いてるし。暗算なんてしないし。
文系で偏差値高い大学行けば良いのでは?
ていうか普段生活するのに微分積分いらないし。

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結論。必要です。

「因数分解」そのものは必要ありませんが、「因数分解で身につける解き方」は必要です。

例えば文系で、営業職についた場合、色々なことが求められてきます。
相手に分かるような利益の説明や、
コストパフォーマンスの説明や、
相手に分かるように説明。
論理的に、筋道立てて、自分の頭のなかにあることを相手に伝えていかなくては、
最悪の場合、取引の信憑性や自分の所属する会社の基盤が疑われてしまいます。
成立する商談も成立しません。

つまり数学の考え方ですよね。

事務職について、経理や会計をする場面でも当然ながら必要になってきますし、
教育職について、生徒に分かるように説明する場合でも、筋道立てて理論的に話すことは必要です。
コンビニバイトレベルであっても、「まずこうして、次にああして、これをやりながらアレを同時に進める」というような「段取り力」が求められます。

段取り力=数学の文章題を解く力、です。

つまり「数学が出来ること」は、「生きる力をそのままつけている」ことに他なりません。

有料コンテンツでは、以下のような事が書かれています。

1 家には工作グッズをたくさん
2 ゲーム機買うなら折り紙
3 車のナンバープレートは無料の計算教材
4 東大卒の知人に聞いた! 計算はここまで鍛える必要あり!
5 公文式の活用



1 家には工作グッズをたくさん

キーワード
○図形の感覚
○達成感
○器用な手先

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おおきなコンテナにたこ糸、紙コップ、紙皿、針金、のり、はさみ、マーカ-、両面テープ、ガムテープ、実にさまざまな工作グッズを入れています。
100円ショップを上手に利用しながら集めたもので、1000円ちょっと。
A4サイズのコピー紙もふんだんに用意。
それから、スーパーなどで「ご自由に」とおいてある段ボール箱は、積極的にもらってくるようにしています。

それらを使って、たくさんのモノを作っています。

恐竜。
宝箱。
黒いゴミ袋で変装マント。
新聞紙をビニール袋に詰めて顔を描いてポケモン。
「折り紙の本」の作り方は全制覇したと思います。
クオリティは正直高くないです。
でも、「自分で作ったんだ!」という達成感を感じることが目的のひとつではあるので、特に気にはしていません。

折り紙なども、切って、ぺたぺた貼って、戦隊もののベルトやグッズを、子どもと一緒に手作りします。

確かに、お金を出せば、ギミック付きの音声の出るものが手に入るのかもしれません。
でも、それってわざわざお金を出して、子どもの想像力を奪っている事になると思うんですよね。

子どもたち、わざわざ音を鳴らさなくても、頭の中でいくらでも補完しますから、私断然手作り派です。

自分で作った方が愛着も湧くし。だから捨てさせてくれないんですよね……(遠い目)。


2 ゲーム機買うなら折り紙

キーワード
○展開図のイメージを描きやすくなるアタマの経験値
○器用な手先
○色彩感覚
○図の中から、実物と同じ図形を探す経験
○好きなものをひとつだけ買って貰える満足感
○たくさんある中からひとつだけ選ぶ取捨選択の経験

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突然ですがクイズです。
うちには何枚折り紙があると思いますか?

…………。

答えは常に1,000枚

ほぼ100円ショップの折り紙です。
100円ショップでは可愛くて綺麗な折り紙がたくさん。本当にたーーくさん。
柄物は高いですが、普通なら120枚で100円です。1,000円だせば、1,200枚揃います。
そこに柄物やホログラム柄、オーロラ柄、日本らしい微妙な色合いの和紙系など、ワンセット20枚しかはいっていない高級(笑)なものが少し。
実は1,000枚あるとはいっても、かけたお金はまあ大体高く見積もっても2,000円程度なのです。


高価なゲーム機を買い与えたり、ゲームアプリでどんどん課金されていけば、
あれとあれよというまに、数万円の出費です。
気をつけて頂きたいのは、ゲームは人間がのめり込むように作られている、ということです。

「ゲームでもぉ、良いんですぅ。何かに一生懸命になった経験が大事でえ。集中力を養っていけばあ」

というようなご意見も確かにあるんでしょうが、それでは遊びの質としては二流、三流です。

「ああ、まあ、そりゃあ夢中になるでしょうね、エリートたちがそうなるように作ってるんですから」
という気持ち。

そんな誰かの術中にはまるよりも、お金をかけずに賢く創造性が鍛えられる、折り紙遊びを断然おすすめします。

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折り紙遊びにより息子が身につけたものは、計り知れません。

赤と言っても暗い赤から黄みがかった朱色、濃いピンク、紫、赤茶色……本当に様々ですから、一口に「赤」といっても色んなニュアンスがあるんだということが分かったようです。

そういった色彩感覚だけでなく、手先も器用になりますので脳トレです。
折り紙の本とにらめっこして、基本は親が作るのですが、
「さあ、今何番目の工程?」
と聞くと、じっと見つめて
「6番?」
などと答えたり。
同じ図形はどれでしょう?というお受験でよくあるあの問題を、リアルにやっているのと同じ状況なんですね。

こうして遊びながらモノの観察力を身につけていきます。
折り紙を折ることで、空間認知能力も身についていくのは言うまでもないことです。

3 車のナンバープレートは無料の計算教材

キーワード
○計算力を上げる
○瞬時に数字を読めるようになる

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これは、早稲田大学理工学部を卒業した知人が実際に小さい頃に実践していた方法です。

道を歩いているとき、車が通ったらチャンス。
通り過ぎるまでに、瞬間的に、車のナンバープレートで計算していく訓練です。

とはいえ、
幼稚園児に急に四則計算をしろ、と言っても無理な話です。
こういうものは、スモールステップが大切。まずは、数字に反射的に反応できるようになる訓練からです。

☆Step1
普通に読むのと同じように、左から数字を読んでいきます。
反射的に読めるようになるだけでも結構時間が掛かると思います。
ゲーム感覚でいきましょう。

徐々に、ナンバープレートのハイフンをはさんだ右左で計算に取り組んでいきます。

☆Step2
右と左、
1.どちらが大きい?
2.どちらが小さい?
3.たし算しよう
4.たし算しよう
5.かけ算しよう
6.わり算しよう
と、やっていきます。

内側の一桁ずつでやったり、右の方が数字が大きく引けないことがあると思います。
そのあたりは臨機応変に、左←右というふうに逆からいったりしてみてください。
車好きな子ならなおさらのめり込むこと間違いなしです。

4 東大卒の知人に聞いた! 計算はここまで鍛える必要あり!

計算がパッと出来るのは大事なことです。数学教師をしている知人(東大卒)が、言っていました。

「自分は3桁×3桁くらいまではパッと暗算できるよ」

この話と、他の数学教師の方々への取材、そして多くのお受験指南書に書いてある事を総合して、
私はある結論にたどり着きました。

お受験、ひいては大学入試でハイレベルなところを目指していく場合、

必要となるのはやはり「応用力」

つまり

基礎なんて出来て当たり前のレベルまでしっかり引き上げなければ無理

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高校数学でも単純な計算問題が解答できるだけではせいぜい偏差値50どまりです。
その上を目指して行くには何が必要か。

じっくり考えて応用問題を解く力です。

試験時間が限られているのですから、計算に無駄な時間を使っていると、じっくりと考えて解答の筋道を見つける事が出来なくなり、
結果として偏差値が下がるという仕組みです。
言うまでも無いことですが、計算ミスは命取りです。それは数学に限った話ではありません……物理でも。化学でも。生物でも理系ならば計算必須です。
計算でつまずいている間は、永久に数学で一歩先んずることはできない!!と私は考えて、息子には低学年のうちに、計算力を徹底的に身につけさせています。
ゆくゆくは、高学年になったら進学塾で応用問題をじっくり考える経験を積ませるつもりです。


5 公文式の活用

うちは、公文式肯定派です。
公文式はプリント学習です。
うちは年中さんから、公文式に入れました。
小学校受験をするなら、もっと早くても良いかもしれません。
小学生になった今、勉強をするのが日常になっており、机に向かうことが当たり前になっています。
文句はあまり言いません。(人間ですからテレビ見たい!折り紙したい!と主張してくることはゼロでは無いです)

クイズ番組でブレイクした東大生の水上君は、勉強を一時間しかしないと言っていましたが、
それはつまり、知的活動がもはや彼の日常になっているということに他ならないのです。
その素地を作るのは幼稚園時代
だと私は思っています。

ちなみに子どもが「勉強今はヤダ」と言ったらどう対応するか?
A「じゃあ6時まで遊んで良いから。6からは勉強だからね」
B「じゃあ今日やることは? それ、どのくらい時間かかる? じゃあ何時に始めれば良いかな?」

どっちの対応がいいと思いますか?

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答えは「」です。
必ず「子どもに決めさせる」。これが鉄則です。
勉強が「やらされている」ものではなくなりますし、自分で自分の行動を決めていくということが、「生きる力」「自己肯定感」に繋がります。

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私もまだまだ勉強途中の母親に過ぎません。
常に自学進取、研鑽して参ります。
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