冬越しも水やりも怖くない!実は初心者でも育てやすいおすすめ観葉植物5選
皆さんこんにちは、mariです。
今回は、植物が好きで今までいろいろな室内グリーン栽培に挑戦してきた私が、実際に育てて学んだおすすめの観葉植物をまとめました!
今回紹介する植物は、以下の5種です。
コウモリラン(ビフルカツム・ネザーランド)
リュウビンタイ
フェニックス・ロベレニー
オリヅルラン
モンステラ・デリシオーサ
家でグリーンを育ててみたいけど何がいいかな?
寒さや暑さに負けない育てやすい植物が知りたい!
など、これから春に向けて新しく観葉植物を探してみたい方はもちろん、特に冬の植物管理に悩みを持つ方におすすめしたい、mariイチオシの植物たちです。
実際に育ててこそ分かることがある
冬の寒さがそれなりに厳しい現在の居住環境では、気になる植物を見つけたら、まず1番に調べるのが耐寒性!
…ですが、どうしても諦めきれず、耐寒性の情報に納得がいかなくてもダメもとで購入してみることがあります。
そして実際に栽培にチャレンジしてみると、一般的には耐寒性が弱いと言われているのに、たくましく冬を乗り切ってくれる植物は思いのほか多いと分かってきました。(もちろんたくさん失敗もします)
→我が家の冬越し環境について
・置き場所(必ず室内)は玄関周辺(平均気温3-5℃程度)
・日当たりは控えめ
・水やりは基本忘れがち
▼コウモリラン(ビフルカツム・ネザーランド)
コウモリランはシダ植物の一種で、岩や樹木などに貼り付いて育つ着生植物として個性的な姿が人気です。
品種によって栽培難易度はさまざまですが、「ビフルカツム・ネザーランド」は耐寒性に優れ非常に育てやすく、気軽にコウモリラン栽培を楽しめる点が魅力。
成長した葉が鹿の角のようにも見えることからビカク(麋角)シダと呼ばれることもあります。
→コウモリランの基本情報
我が家のコウモリランは、お迎えしてもう丸6年以上が経っており、幾たびの厳しい冬を安定して越えてきた猛者ともいえる存在。
性質的には湿度を保ちたい植物ですが、寒い時期は乾燥気味に管理する方が安心です。
葉の付け根に成長点があり、グッと前に向かって伸びる胞子葉と背面に張り付くように平たく広がる貯水葉の2種類がそのときどきの環境に応じて生えてきます。
株を保護し、保水性を高めるための貯水葉と、生長そのものや世代を繋ぐ役割に長けた胞子葉によって分かりやすく役割分担が行われているのが面白いですね。
本来は高温多湿を好む植物なので、もっと好条件の環境で栽培すればよりよい生長を見せてくれるのだと思います。
特に成熟した株の胞子葉は、子孫を増やすため葉の裏に胞子を付けると言われていますが、さすがに我が家の環境では難しそう…
とはいえ、植物の育つ姿を楽しむ分にはまったく問題ありません。
【mari流】コウモリランの育て方まとめ
▼リュウビンタイ
リュウビンタイは武骨な見た目の根茎から、ニョキニョキと放射状に葉を伸ばすシダの仲間。
自生地では非常に大型に育ち、樹高2~3mになることも珍しくないそうで、秘めたるロマンも魅力の1つ。
一方で、育てやすく鉢植えで扱うことも容易なため、観葉植物としてもおすすめです。
→リュウビンタイの基本情報
我が家のリュウビンタイは購入してからすでに4年以上が経ちますが、1度も弱ることなくとても元気!
特に、南方系の植物とは思えないほど頼もしい耐寒性を感じる点が、気に入っているポイントです。
暖かいシーズンにはたくさんの葉を出して生長を見せてくれますし、こんなに寒いのに?と思うような真冬でも水が足りない!とアピールします。
この、水が足りないアピールは、植物初心者の方も含めて育てやすさの面でかなり重宝します。
一目ですぐ気づけるほど分かりやすく葉がくたっとハリを失い、触ると明らかにふにゃふにゃに。
そこからの水やりでも十分間に合うので、よほど目もくれず完全放置でもしない限り基本的に失敗することはないでしょう。
うっそうとした森林がホームグラウンドなので、耐陰性にも優れており、置き場所の自由度が高いこともうれしいです。
【mari流】リュウビンタイの育て方まとめ
▼フェニックス・ロベレニー
フェニックス・ロベレニーは、多くの人が一般的に想像するであろう王道のヤシの木のビジュアルを持つヤシ科の植物で、別名:シンノウヤシとも呼ばれています。
(販売時の名称はフェニックス・ロベレニーが多い)
比較的小型な部類のヤシであるため、室内管理できる観葉植物としても重宝されており、特に南国感やリゾートムードを好む方におすすめです。
→フェニックス・ロベレニーの基本情報
我が家のフェニックス・ロベレニーは2020年の夏に購入したもの。
それらしくスラっと育ったフェニックス・ロベレニーは、手に入れやすいものの安くても1万円前後とそれなりの価格。
うまく育てられる確証もないままその金額を出す勇気はなかったため、王道のビジュアルは諦め、安く手に入れられる若い株をネットで購入したという経緯があります。(送料含めて5,000円ほど)
非常にゆっくりと成長する植物なので、4年経っても見た目はほぼ変わりません(笑)
保水力のある太い根をしているので、水やりも特に難しいことはなく、厳寒期などはほぼなしでも大丈夫ではないかと思います。
あえて困りごとを言うなら、夏場は外に出しているのでどうしても虫が付いてしまうのがつらいところ。
おそらくカイガラムシと思われ、白い斑点のように葉にくっ付いています。
動くことはなくこすればすぐ取れるものの、いかんせん表裏に大量発生するので手間がかかりすぎる。
見映えが悪い以外は植物自体に大きなダメージがあるわけではないのと、薬を使いたくないというのもあって、今のところはごまかしごまかしやっています。
【mari流】フェニックス・ロベレニーの育て方まとめ
▼オリヅルラン
オリヅルランは、栽培環境に左右されにくい育てやすさで昔から観葉植物として人気の高い植物です。
太くみずみずしい多肉質の根を持ち、乾燥に対する耐性がかなり優れていることも大きな魅力。
涼し気な見た目や子株をたくさん伸ばすユニークな姿などが特徴的で、手軽に充実したグリーンライフを楽しみたい方におすすめです。
→オリヅルランの基本情報
オリヅルラン栽培の楽しみはぴょこぴょこと伸びてくる子株:ランナーです。
そのままにしておいて賑やかな姿を楽しむのはもちろん、切り取って水に挿しておけば簡単に発根するため、株分けがとても手軽。
代替わりさせやすい点も、誰もが長く楽しめる育てやすさに繋がります。
オリヅルランも含め保水力があるタイプの根を持つ植物は、冬季の水やり頻度に神経質になる必要がなく、忘れかけるくらいがちょうどよいのがありがたいポイント。
ちなみに我が家で育っているのはソトフ(外斑)のオリヅルランで、流通量が多く特に強健と言われるタイプです。
(葉の両サイドに白いラインが入る)
→【mari流】オリヅルランの育て方まとめ
▼モンステラ・デリシオーサ
モンステラ・デリシオーサは、切れ込みの入る個性的な葉が1番の特徴といえる大型の熱帯植物です。
生命力が旺盛で、寒さに耐える力を十分に持つだけでなく、環境を整えれば整えるほどたくましく育つパワフルな姿は非常にエネルギッシュな魅力を秘めています。
サトイモ科の植物であるため、犬や猫などペットにとって有害な成分を含んでいる点には注意が必要です。
→モンステラ・デリシオーサの基本情報
我が家のモンステラはダイソー出身で、手のひらサイズの幼苗から育ててきたもの。
南国系観葉植物の代表格ですが、寒さも含め環境への対応力がとても優秀で、姿かたちを変えながらも長いお付き合いが続いています。
夏場はたっぷりと水を与えることでぐんぐん育ちますし、冬季の水やりもかなりざっくりとした管理で幾度となく乗り越えてきました。
鉢を大きくすればするだけ巨大になってしまうので、意を決して株分けしたときの様子は動画にもしています。
↑このシーンで中央にある鉢の現在がこちら。
しっかりと根付き、命をつないでくれています。
霜が下りる危険のある時期は内玄関に移動させ、極力温度変化のない状態を保ちつつ水やりは控えめにして管理します。
保水力のある太くしっかりとした根が張るため、少々の水切れにはへこたれません。
→【mari流】モンステラの育て方まとめ
育てやすい植物と気楽なグリーンライフを
自宅で楽しむ室内グリーンについて、初心者の方や冬の管理に悩む方におすすめの観葉植物を5種、紹介しました。
コウモリラン(ビフルカツム・ネザーランド)
リュウビンタイ
フェニックス・ロベレニー
オリヅルラン
モンステラ・デリシオーサ
自分自身で実際に栽培にチャレンジし、確かめてきた経験から、胸を張っておすすめできるお気に入りの植物たちです。
→植物を上手に冬越しさせるためのヒント
個性あるさまざまな姿で暮らしを彩ってくれるだけでなく、生き物ならではの奥深さも大きな魅力である植物。
物言わぬながらも、優しくもたくましいパワーを感じるところが大好きです。
これからも積極的にいろいろな植物と出会って、知識や経験を蓄えていきたいと思います!