東京が嫌すぎて京都に移住した話

東京に住んで2年足らずで嫌気がさして、上の子が就学する前に京都に戻りました。

完全に環境移住、教育移住です。

「東京ってなんでもあるじゃない」

と言われますが、何もありません。
確かに物質はあります。お腹いっぱいなぐらいで胸焼けするぐらいモノは溢れています。
でも、ものはネットで買えるし、東京で売っているものは他でも買えます。

結局東京にいいものが集まるでしょ

集まりません。
東京に集まるのはいいものではなくて、お金儲けが上手なところが集まります。
しかも集まるってことは他で有名になって東京にきているので、東京じゃなくても消費できる。


じゃあ東京じゃないとできないことってなんだろう??

エンタメは確かに充実していると思う。
でも、エンタメは移動できる。アイドルは全国ツアーできるし、ディズニーランドが世界中にあるようにエンタメを消費するのは東京じゃなくてもいい。

国立美術館や博物館も、首都が東京だから東京にあるだけで、首都が秋田だったら秋田にある。だから東京の文化でもない。

文化っていうのはその土地から動かせないものだと思う。

そんなもの東京にあるのかな??

私は東京に住んでいて、沈みゆく船の舳先感がすごかった。憧れて東京に行く人なんてこの時代いるのか??
もちろん他府県で豊かに安定して生活されている方もたくさんいます。でもそれができなかった人がなんとか逃げてきたのが東京って感じがする。東京に行けばとりあえず食べていける…!みたいな感じ。

そして東京はそもそも子どもを育てようって気がない。
都知事がひとりでその気になってもしょうがない。
子どもは社会で育てるものだから。
そんなことは頭ではわかっていても、
「でも私には迷惑かけないでね」って語尾に付いてるのが東京。

そう、東京は社会性がない。
他人に興味がない。
良くも悪くも。

その悪い部分が子育てに直撃している。

別に子ども嫌いならそれはそれでいい!好きになる必要なんてない!!子どもを好きになって欲しいわけじゃい。
ただ
あなたはこどもに興味がなくても、子どもはあなたに興味がある』
ということを理解していない大人が多いということ。

子どもはなんにでも興味がある。
他人になんか興味津々!その子どもたちが、どんどん他人に興味がなくなっていくのが東京。 ………怖くない??


「電車がたくさん来るからいいでしょ」
「子育て手当いっぱいあげるからいいでしょ」

という問題じゃない。

そもそもベビーカーで電車を利用する事に勇気がいる。

そんなんだったら一時間に2本しか電車来ないけど
すごい空いているとか、多少混んでいても譲ってくれる人がたくさんいるとか、泣いたっていいよって子どもに理解ある社会のほうが100倍子育てしやすい。
ということに気づいていない。

子育てにモノやお金は必要だけれど、モノやお金さえ与えておけば育つわけでない。
子どもは保護者に守られ、社会に見守られ、国で育てていく。と思う。

そして、子どもが育たないところでは文化は育たない!
東京に文化がないのは、子どもが地域や土地に愛着を持って守りゆくものがないからだと思う。

東京に住んでいる人の借りぐらし感がすごい。
「いずれは故郷に帰りたい」
「定年になったら違うところに住みたい」
「とりあえず今は東京にいるけど、異動があればまたわからない」

というような、仕事のため生きるために東京にいる人の多さよ。

東京って大人が働くためにできた都市であって、子どもを育てるためには全くできていない。そもそもの設定がないので、とってつけたような政策と環境になるんだろうなぁと思う。

1人の大人が働いた後にライブ行って、友達とご飯食べて、明日の朝ごはんと切らしてたシャンプーを適当に買って帰るには最高の街だろう。

でも、子どもを育てる環境では全くない。

なので私は環境移住、教育移住を決めました。

日本の首都である東京。

私は違和感しか覚えなかった。

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